どのくらい話すの?1歳児の言葉の発達の目安が知りたい!

帽子をかぶっている女の子

1歳児の言葉の発達の目安や、言葉に関するお悩みごと、また、おうちで気をつけてあげられることを紹介する記事です。

1歳児は、子どもが初めて意味のある言葉を話し始める頃といわれています。

とはいえ、赤ちゃんの発達には個人差が大きいので、一つの目安として参考にしてもらえれば幸いです。

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ママライタープロフィール

emi

福岡市在住、中学1年生の子どものママ(※原稿執筆時)。
テレビドラマやBTS、日本史のオタク気味な雑食ライター。
書くこと、聞くこと、しゃべることが大好きで、子育て中のママたちをはじめ、多様な人々のインタビュー記事を作る活動もしています。
みなさん、Speak Yourself しましょう!

1歳児の言葉の発達の目安

お母さんと子供

1歳になる前から2歳になるまでの言葉の発達の目安を、3つの時期に分けて紹介します。

1歳より前の言葉の発達の目安

赤ちゃんの口から出るのは、まだほとんどが意味のない言葉でしょう。

「あー」「おっ」のように、”クーイング”といわれる簡単な発声から、「まー」「ぶー」など、唇や舌を使い、母音と子音を組み合わせた”喃語(なんご)”へと発達します。

喃語は、生後7ヵ月を過ぎた頃から、だんだんとバリエーションが豊かになります。

「んまんま」「あむあむ」「だーだー」など、思わずニッコリしてしまうほどかわいい音を聞かせてくれますよ。

また、赤ちゃんは1歳になるまでには、母語の音の聞き分けができるようになっているといわれます。

よく知っている人や物の名前を理解し始め、自分の名前を呼ばれると振り返ったり、「だめよ」と制止されると動作が止まったりします。

1歳~1歳6ヵ月頃の言葉の発達の目安

赤ちゃんの口から、意味のある言葉が出てくる頃です。

興味のあるものを指さして、「わんわん」「くっく(靴)」などその名前を言ったり、水道やシャワーから水が出てくると「じゃーじゃー」と言ったりします。

この時期は、一つの単語で自分の気持ちや要求を表す”一語文”も多く見られます。

(例)「マンマ」→「ごはん、もっとちょうだい」
「〇〇ちゃん」→「それは私のものよ」

意味のある発語は数個といったところですが、理解できる言葉ははるかに増えています。

まだ発語がない子も、「ちょうだい」と言われると手に持っているものを渡したり、「ぴょんぴょん」という言葉に反応してジャンプしたりします。

1歳6ヵ月~2歳になるまでの言葉の発達の目安

意味のある言葉の発語が増えてきます。

ただし、3、4語の子もいれば、毎日のように新しい言葉を発する子もいるなど、発語の数には大きな個人差があります。

二つの単語から構成される「二語文」も出てきます。

(例)「ちゅるちゅる ちょうだい」
「ブーブー あった」

込み入った文章の理解もできるようになり、「向こうの部屋のパパに”どうぞ”して」や、「箱からおむつをもってきて」など、少し離れた範囲にまで複雑な指示にも応えます。

月齢の近い子でも発達の速度には差がありますので、むやみに比べず、我が子のペースを大事にしてじっくり見守ることも大切です。

参考:『1日30分間「語りかけ」育児』 サリー・ウォード(小学館)

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1歳児の言葉の発達に関する悩み【経験談】

筆者の子どもは、1歳6ヵ月の頃、まだ一言も意味のある言葉が出ていませんでした。

健診でそのことに気付き、「まわりはもう話し始めているの?」「そういえば、”指さし”もほとんどしていない」と急に気がかりに……。

1歳7ヵ月で、初めて「おいし(おいしい)」という言葉が出ましたが、その後も

「とても小さな声で話すのはなぜ? 泣くときはあんなに大声なのに」

「”ママ”、”パパ”はいつになったら言ってくれる?」

「馬もひよこも、動物はなんでも”ワンワン”というんだけど大丈夫?」

など、ひそかにあれこれ心配していたのを覚えています。

結果的に、2歳を迎える頃に気がかりは解消しましたが、このようなモヤモヤを経験したママパパは少なくないようです。

つらいときは悩みを相談することも考えてみてはいかがでしょうか。

相談窓口の例は後述しています。

ママパパがサポートできること

おにぎりを食べる女の子

言葉の発達のために、ママパパがおうちでサポートできることを紹介します。

”内言語”は生活のなかで蓄えられる

乳幼児期は、認知の発達と言葉の発達とが密着しているといわれています。

目や耳、脳を使って外界と関わりながら、認知機能を高めていくなかで、言葉を理解していくということです。

発語はしないけれど理解できる言葉を”内言語”といい、内言語が蓄えられていったあと、あるときコップの水があふれるように言葉が口から出るのです。

ですから、発語という形で現れなくても、赤ちゃんのなかでは、少しずつ言葉の機能が育っています。

また、内言語は日々の積み重ねで蓄えられていきますから、普段赤ちゃんと一緒に過ごすなかで、ママパパは言葉の発達のサポートもしているんですよ。

生活習慣や遊び

ママパパは、普段の生活のなかで赤ちゃんと積み重ねていけることを、少しだけ意識的におこなってみると良いでしょう。

例えば、生活の場面での”定型的な流れ”を意識することです。

食事ならば、手を洗い、椅子に座り、エプロンをつけて、あいさつをしてから食べますね。

その際、「ごはんだよ」「手を洗おうね」「いただきます」「おいしいね」などの声かけがされているはずです。

同じように、朝の着替えでは、洋服を準備し、大人と向き合って、パジャマを脱いで……と進みます。

この際も、「お着替えしようね」「はい、バンザーイ」「こっちの足から」などの声かけがあるでしょう。

食べたり着替えたりなど、定型的な生活習慣の中の言葉は、赤ちゃんにとって意味が理解しやすいもの。

わかりやすい流れと言葉がけを少し意識してみてはいかがでしょうか。

また、遊びの場面でも同様です。

「ちょうだい」「はい、どうぞ」とおもちゃを渡すやりとりや、「いない、いないばー」など、言葉をかけられながら身体を使う遊びは、赤ちゃんにとって、言葉とコミュニケーションの基礎になります。

ただし、これらを言葉の発達のための”トレーニング”にしないこと。

赤ちゃんは、リラックスした状態で、遊びなら楽しくやりとりするなかで学んでいきます。

参考:母子健康協会シンポジウム 保育におけることばの問題と対応(公益財団法人 母子健康協会)

「言葉が遅れているかも……?」判断基準や相談窓口

判断基準の目安

筆者がそうだったように、「言葉の発達が遅れているの?個人差の範囲内?」と気になるママパパは、以下の目安を参考にしてみてください。

※もちろん、あてはまるものがあるからといって、発達に問題があるとは限りません。

  • 一緒に遊んで欲しがらない
  • 音が聞こえた方向を見ようとしない
  • 身ぶりつきの遊びをやろうとしない
  • 大人に見ていてもらいたいというそぶりを見せない
  • コップやおむつなど、身近なものの名前がわかっていないようだ
  • 以前できていたことができなくなった

相談窓口の例

子どものことで悩むのはつらいもの。

悩みを打ち明ける機会は大切です。

また、専門家に相談することで、早い段階から適切な支援が受けられる機会にもつながります。

最初の相談窓口としては、かかりつけ医のほか、住んでいる自治体の保健センター、地域の子育て支援センターなどが一般的です。

また、母子健康手帳にも、公的サービスや窓口がまとめられているページがあるでしょう。

自治体のウェブサイトの「子育て」のページもチェックしてみてください。

参考:お子さんの発達が気になる方へ(福岡市)

おわりに

手を繋いで歩く家族・ファミリー

この記事では、1歳児の言葉の発達の目安を紹介しました。

実際に発語する前から、赤ちゃんは日々、言葉を蓄えていっています。

かわいい喃語から、少しずつ言葉が出始め、増えてくる時期まで、その子のペースを見守りながら、サポートしていきたいですね。

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