中学生の移動ツールとして多く使われる自転車。
子どもにぴったりの自転車を選びたいところですが、身長や体型が大きく変化することを考えると、なかなか難しいですよね。
今回は、中学生に合う自転車サイズの目安や用途に合わせた自転車の選び方を紹介します。
また、筆者の子どもが自転車を選んだときの体験や、自転車を使っている子どもの様子を見て、気づいたことも合わせて紹介します。
さらに、安全機能や自転車保険、簡単なメンテナンスについても解説しますので、自転車の購入を検討中の方は、参考にしてくださいね。
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目次
ママライタープロフィール
大学生の息子、娘、中学生の息子を持つママライター。(※原稿執筆時)
知的好奇心を満たしてくれるものが大好物。 今ハマっているのはCOTEN RADIOとKevin’s English Room。苦手なのは計算と掃除。
中学生にぴったりな自転車のサイズ
中学生の自転車を選ぶとき、まず気になるのが車輪のサイズ。
実際に購入するときには、店舗で試乗するのが一番ですが、ここでは目安となるサイズを紹介します。
26~27インチがおすすめ
平均的な中学生の身長の場合、26〜27インチが目安です。
我が家の息子も自転車店で試乗しましたが、サドルを一番下に下げた状態で腰掛けて、両足のつま先がしっかり地面につくかどうかを選ぶ基準にしました。
中学入学直前の息子の身長は148㎝で、選んだサイズは26インチ。
中学3年生の現在(原稿執筆時)、息子の身長は168㎝で乗っている自転車は27インチですが、ちょうどいいサイズだと思います。
ただし、個人差がありますので、実際に購入する前には試乗することをおすすめします。
使用目的やライフスタイルに合わせて選ぶ
自転車を使う目的やライフスタイルによって、選ぶ自転車が変わります。
それぞれの目的ごとに適した自転車と、その特徴を紹介します。
通学に使う
通学で使用する場合、いわゆるママチャリタイプの自転車がおすすめです。
息子は通学用に使っていますが、荷物は前かごに入れて毎日登校しています。
ハンドルが手前に曲がっているので、姿勢を崩さず楽な姿勢で乗れるようです。
値段も、ほかのタイプの自転車と比べると比較的求めやすい金額です。
なお、各学校で自転車通学のルールが定められているので、事前に確認しておきましょう。
長距離移動に使う
5㎞以上の長距離を自転車で移動するなら、クロスバイクがおすすめです。
車体の軽さと変速ギアでスピードが出せるところが魅力です。
また、見た目もおしゃれなので、ママチャリは恥ずかしいという中学生にはぴったりだと思います。
ただし、荷物があまり乗せられないことと、値段が高めなところがデメリットです。
荷物が多い子ども向け
部活動などで荷物が多い中学生には、ママチャリか、電動自転車がおすすめです。
ママチャリは前かごが標準装備で付いていますし、荷台に乗せて運ぶこともできます。
また、前かごは大きなかごに付け替えできる場合があります。
以前、息子が大きな荷物を乗せすぎて前かごが壊れたときに、標準よりも大きなかごに付け替えてもらいました。
また、電動自転車も前かごが付いていますし、電気の力でアシストしてくれるので、重い荷物を乗せても、楽に走ることができます。
ただし、電動自転車は10万円程度と高額なうえ、充電の手間もかかるため、十分に検討してから購入したほうがいいでしょう。
坂道が多い地域を移動する
坂道を上ることが多い場合は、変速ギアがついた自転車がおすすめです。
クロスバイクやロードバイクは標準的に変速ギアがついていますが、ママチャリでも変速ギアがついたものがあります。
また、電動自転車ならのぼり坂も快適に走ることができます。
我が家の前にも長いのぼり坂がありますが、変速ギアがついたママチャリでは、最後まで登り切るのは難しいようです。
一方、電動自転車は家の前まで軽々と登ってくるので、一番楽なのは電動自転車だと思います。
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安全機能やヘルメットもチェック!
安全に走るためにつけられている機能も購入前にチェックしたいですね。
まず、ライトは周囲が暗くなると自動で点灯するタイプがおすすめです。
車のライトに反射する反射板もついていると安心ですね。
また、防犯のためにも自転車についているカギと別に、もうひとつロックを用意することをおすすめします。
さらに、頭部のケガから身を守るヘルメットは、令和5年4月から着用が努力義務となりました。
【参考:自転車のヘルメットがすべての世代に努力義務へ 自動車交通トピックス JAFMATE】
SGマークなど認証団体が定める基準を満たした安全基準認証マークがついている商品で、頭の形に合ったヘルメットを選びましょう。
また、一度衝撃を受けたヘルメットは、衝撃を吸収する力が弱まっていることがあるので、交換することをおすすめします。
自転車保険への加入
自転車による万一の事故に備えて、保険の加入も考えておきましょう。
ケガをしてしまった場合の補償はもちろん、中学生でも加害者となる可能性があるため、場合によっては1億円ほどの高額の賠償金を請求されることも考えておかなくてはなりません。
【参考:一般財団法人 東京都交通安全協会 自転車保険4 自転車事故の傾向】
令和5年4月現在、32都道府県で自転車損害賠償責任保険等の加入が義務化されています。
【参考:道路:自転車損害賠償責任保険等への加入促進についてー国土交通省】
自転車購入と同時に新たに保険に加入すると安心ですが、すでに加入している保険の中で補償されていることもあります。
学校の団体保険や、家族が加入している自動車保険の特約の内容を確認してみましょう。
我が家の場合は、自動車保険の生活賠償特約が子どもの自転車の事故でも対象になることを確認できたので、新たに加入はしませんでした。
保険の内容をよく調べて、万が一に備えましょう。
普段のメンテナンスのポイント
自転車に長く快適に乗るためには、メンテナンスが欠かせません。
中学生でもできるメンテナンスを紹介しますので、ぜひ一緒にチェックしてくださいね。
チェーンの手入れ
チェーンの汚れが気になったら、汚れ落としと注油を行いましょう。
汚れを落とすにはパーツ洗浄スプレー、注油のためにチェーンオイルを用意しましょう。
スプレーをチェーンに吹きかけ、ぞうきんで汚れを拭き取ります。
チェーン全体がきれいになったら、チェーンオイルを吹きかけて注油します。
ほかのパーツにオイルが付かないように、気を付けて手入れしてください。
タイヤの空気を適切に保つ
タイヤに空気が入っていないと、スピードが遅くなったりパンクしやすくなります。
月に1度〜2度くらいは空気を入れたほうがいいでしょう。
空気入れにも種類があるので、タイヤのバルブに合った空気入れを用意してください。
適切な空気圧は、指でタイヤをはさんだときに少しへこむくらいの硬さ。
なお、空気を入れても数時間で空気が抜けている場合は、早めに自転車店で点検してもらうことをおすすめします。
ブレーキやギアを点検する
自転車に乗る前にブレーキを握ってみて、異常がないか点検することも大事なメンテナンスです。
ブレーキは命に関わる大切な部分ですので、少しでもいつもと違うなと感じたら、自転車店で点検・修理をしてもらいましょう。
また、ギアチェンジがスムーズにできるように、定期的に注油をするなどメンテナンスが必要です。
ギアの歯に油が回るようにペダルを回しながらすべての段に変速して注油しましょう。
安全第一、交通ルールにも気を付けて
自転車は、中学生でもさまざまな場所に移動できる乗り物ですが、一歩間違えば危害を与えてしまう道具にもなります。
慣れてくると乱暴な運転になりやすいので、道路交通法もおさらいして、正しく安全に乗れるよう、声かけすることも大切です。
我が家でも、運転中にこけてケガをしたり故障して迎えに行ったり、さまざまなことがありました。
自転車をしっかり選んで購入することも大切ですが、そのあとも、子ども自身が安全に楽しく乗れるように、心を配り見守っていきたいものですね。
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ぜひお気軽にご活用くださいね。
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