自分の子どもの名前はどうつけましたか?
今から産まれる子どもの名前はどのようにつけたいと思いますか?
また、子どもの名前はどのように決められているのでしょうか。
字画で決める、音の響きで決める、将来への願いで決めるなど、さまざまなことが考えられます。
名前のつけ方は、その年によっても変わるようです。
この記事では、ミキハウスによる2016年度のWeeklyゴーゴーリサーチ(第739回)および2017年度から毎年度おこなわれている「子どもの名づけ調査」を参考に、最近の傾向を探ってみました。
子どもの名前の決め方は?
2021年度の「子ども名づけ調査」では、子どもの名前を決める際に意識したことや気をつけたこと(複数回答可)で最も多かった回答は「音の響きがよい」で、63.6%のママ・パパが選んでいます。
次いで、「字画がよい」(58.9%)、「キラキラネームを避ける」(46.4%)、「お子さまの将来像への願いを込める」(42.7%)、「読みやすい漢字を使う」(41.6%)が上位に入っています。
特に最近3年間で大きく変わった点は、2019年度では上から6番目だった「音の響きがよい」が2021年度はトップとなったことです。
もっとも2017年度1位、2018年度は2位でしたから、正確には返り咲いたというべきですね。
出典:出産準備サイト「響きで印象、性格も変わる!? 名づけと音の関係」
出典:PRTIMES「令和元年!<子どもの名づけ調査>発表」
響きにこだわって決める
2021年度の「子どもの名づけ調査」では、子どもの名前を決める際に意識したことや気をつけたことで「音の響きがよい」が第1位に入りました。
音の響きでは、名前に濁音が入ると力強さを感じるため、男の子には濁音から始まるものが多いようです。
反対に、女の子は、濁音から始まる名前が少ないようです。
ナ行、マ行、ヤ行、ラ行、ワ行の子音やア、オ、ウの母音から始まる名前は、やさしさ、美しさ、やわらかさをイメージさせるので、女性的と感じる方が多いようです。
漢字や画数にこだわって決める
2021年度の「子どもの名づけ調査」では、子どもの名づけの理由で「字画がよい」は第2位となりましたが、2017年度から2020年度まではトップに入っていて、字画にこだわる人は6割近くにものぼっていました。
また、この調査では、「読みやすい漢字を使う」が41.6%で5位、「文字で書いたときの見た目がよい」も38.0%で6位となっていて、漢字や画数にかなりの方がこだわっていることがうかがえます。
姓と名の字画数は、昔から運勢や吉凶の占いなどに使われてきました。
普段、運勢などにこだわらない方でも、子どもの将来などに関わるとなると、気になるのが親心といえます。
イメージにこだわって決める
2021年度調査では「お子さまの将来像への願いを込める」が42.7%で、4位に入っています。
また、「生まれた季節や月などにちなんだものにする」が15.7%、「女性らしさ、男性らしさを意識した名前にする」が15.6%と、イメージにこだわって名前を決めている方も多いことがわかりました。
明治安田生命が毎年発表している「名前ランキング 人気の漢字ベスト25」では、男の子の名づけで2021年に1位となったのが「翔」、2位は「斗」、3位は「大」でした。
「翔」は大きく羽ばたくというイメージでつけられるようですが、野球で活躍する大谷翔平選手やタレントの櫻井翔さんなどの影響もあるようです。
女の子では、1位が「花」、2位は「菜」、3位は「愛」で、いずれも母音がアとなっています。
音の響きと、美しさ、かわいらしさがイメージされるためと考えられます。
親や祖父母から一文字もらって決める
名前をつける際に昔からよくあるのが、親や祖父母の名前の一文字をもらうことです。
家代々の慣習で特定の漢字を入れるところもあります。
これは、家族や一族の一体感を大切にするためと考えられます。
しかし、現在は、一族という考え方や「家」という考え方が少なくなり、家族のあり方も大家族から核家族へと単位が小さくなっています。
2016年度の調査では、このような傾向を反映して、親や祖父母の名前に対して、「特にこだわらなかった」が80.6%、「漢字のみを継承した」が15.3%、「音のみ継承した」が4.1%でした。
現代のパパやママは親から子どもへ名前を継承することに関しては、特にこだわりはないことが多いようです。
それでも、漢字や音のみ継承した方は合わせて19.4%あり、今でも2割の方は名前を継承しています。
有名人や名付けランキングを参考にして決める
2016年度の調査では、名前をつけるときに有名人や名づけランキングを参考にしたかどうかについても聞いていますが、「特に気にしなかった」が77.1%と多く、「かぶらないようにした」が15.5%、「参考にして名づけた」が7.4%でした。
約8割のママやパパは、有名人の名前や流行を気にしないで子どもの名前をつけていることがわかります。
このなかで「他の子どもたちとかぶらないようにする」は、2021年度には29.1%と3割近くに増えていて、個性的な名前をつけたいという傾向が強くなっていると考えられます。
子どもの名前はいつ決める?
2016年度の調査では、子どもの名前を決めた時期についても聞いていますが、「産まれる前から名前を考えていた」が67.8%となり、7割近くのパパとママは、子どもがお腹にいる間に決めていました。
その他では、「出生届を出すまでに考えていた」が25.9%、「産まれた日」が6.3%でした。
出生届は、生まれた日を含めて14日以内に役所に提出しなければなりませんが、生まれた日も含めて出生届を出すまでに決めた方が約3分の1もいるのは、以前に比べて多いようです。
産まれるまでに決まらなかった方は、しっかり悩んで名前を決めたかったのかもしれませんね。
子どもの名前は誰が決める?
子どもの名前を決めているのは誰でしょうか。
2016年度調査では、「ママ・パパ合作」が55.8%と最も多く、以下、「ママ」が21.6%、「パパ」が20.7%、「父方の祖父母」が3.0%、「母方の祖父母」が2.3%となっています。
「ママ・パパの合作」が一番多いのは、2人の愛の結晶である子どもの名前は、2人でつけるのが当たり前となっているからといえそうです。
祖父母が名前をつけるのはごく少数派でした。
昔は祖父母も一緒に名前を考えることは多かったのかもしれませんが、これも核家族化の影響といえそうです。
まとめ:子どもへの最初のプレゼント、名前をしっかり考えてあげよう!
調査では、子どもの名前をつけるときに有名人や名付けランキングを参考にしたかどうかについて、「特に気にしなかった」が8割近くを占めていましたが、最近、「翔」の字が最も使われるとか、一時は「貴」の字が多く使われたときもあり、ブームのようなものがあるようです。
しかし、それも文字の持つイメージや響きがママやパパの心を打つためで、8割近くが「特に気にしない」と答えているのは、自分達なりのこだわりがあるからではないでしょうか。
子どもがこの世に産まれてきて最初のプレゼントとなる名前、ぜひ素敵なものを考えてあげてくださいね。
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