子どもにスマホを持たせるとSNSの使い方が心配、ゲームのやりすぎや動画の見過ぎが心配…という親御さんは多いと思います。
そもそも子どもにスマホを与えるのはいつからが妥当なの?一日何時間ぐらい使うの?他の家庭ではどんなルールを設けているの?など気になりますよね。
今回ママソレ編集部では、子どものスマホに関するアンケートを実施し、200名から回答を得ましたので、その結果をご紹介します。
【調査概要】
調査期間:2023年9月20日〜9月25日
調査機関:ママソレ編集部
調査対象:小学生~高校生の子を持つ親
有効回答数:200人
調査方法(集計方法、算出方法):インターネットによる任意回答
目次
子どもに何歳からスマホを持たせた?
まずは、子どもに何歳からスマホを持たせたかという質問については、小学校低学年からが25.1%と最も高く、4人に1人の子どもが小学校低学年でスマホを持っていることになります。
中学生以上で持たせた家庭は21.1%という結果から、約8割のご家庭で小学校卒業までにスマホを持たせていることが分かります。
- 小学校入学前から11.6%
- 小学校低学年から25.1%
- 小学校中学年から19.1%
- 小学校高学年から23.1%
- 中学生から16.1%
- 高校生から5.0%
何歳からスマホを持たせようと思っていた?
何歳からスマホを持たせようと思っていた?の問いについては、小学校低学年からが23.6%と最も高く、続いて中学生からが22.6%となっています。
高校生からは6.5%なので、今やスマートフォンはほとんどの家庭で中学生までに必要だと考えていることが分かります。
- 小学校入学前から12.6%
- 小学校低学年から23.6%
- 小学校中学年から13.6%
- 小学校高学年から21.1%
- 中学生から22.6%
- 高校生から6.5%
また、興味深いのは、保護者が持たせたいと思っていた年齢と実際に持ち始めた年齢には違いがあることです。
「中学生から持たせようと思っていた」と回答した保護者の35.6%は、小学校高学年でスマホを持たせていました。
子どもの一日あたりのスマホの利用時間は?
小学生から高校生までの子どもの一日あたりのスマホの利用時間については、1時間~2時間が約4割と最も多くなっています。
- 30分未満19.6%
- 30分以上~1時間未満20.6%
- 1時間以上~2時間未満39.2%
- 3時間以上~4時間未満13.1%
- 4時間以上7.5%
小学生のスマホの利用時間
小学生のスマホについては、1時間未満が5割以上という結果から、利用時間は短いことが分かります。
1時間以上~2時間未満は37.4%、3時間以上は8.4%と長時間使用しているのは1割に満たない結果となりました。
- 30分未満24.3%
- 30分以上~1時間未満29.0%
- 1時間以上~2時間未満37.4%
- 3時間以上~4時間未満8.4%
- 4時間以上0.9%
中学生のスマホの利用時間
中学生になるとスマホの利用時間が1時間以上~2時間未満が48.7%と最も多く、3時間以上の長時間利用が約36%に上り、小学生に比べ非常に長くなっていることが分かります。
一方、1時間未満は約15%で、小学生の約半数が1時間未満だったことと比較するとスマホの利用時間が大幅に長くなっていることが分かります。
- 30分未満5.1%
- 30分以上~1時間未満10.3%
- 1時間以上~2時間未満48.7%
- 3時間以上~4時間未満28.2%
- 4時間以上7.7%
高校生のスマホの利用時間
高校生のスマホの利用時間としては、1時間以上~2時間未満が約6割と最も多くなっています。
3時間以上は3割を切り、中学生よりも利用時間が短く適度な利用となっていることが分かります。
- 30分未満4.8%
- 30分以上~1時間未満9.5%
- 1時間以上~2時間未満57.1%
- 3時間以上~4時間未満28.6%
- 4時間以上0.0%
子どものスマホについてどんなルールを決めた?
小学生から高校生までの子どものスマホに関するルールについては、「スマホの使用時間を制限している」が23.4%、「アプリやコンテンツの制限をしている」が22.5%と高くなっています。
- スマホの使用時間を制限している23.4%
- 利用できる時間帯を決めている17.8%
- アプリやコンテンツの制限をしている22.5%
- 課金が必要な際は相談させている16.8%
- 自室に持ち込まない6.6%
- 連絡先の交換は親に確認してから8.4%
- ルールはない2.9%
- その他(自由記述)1.6%
小学生のスマホルール
小学生のルールでは、「スマホの使用時間を制限している」が24.0%と最も高い結果となりました。
アプリやコンテンツの制限をしているも22.6%と高くなっています。
- スマホの使用時間を制限している24.0%
- 利用できる時間帯を決めている19.4%
- アプリやコンテンツの制限をしている22.6%
- 課金が必要な際は相談させている14.5%
- 自室に持ち込まない6.7%
- 連絡先の交換は親に確認してから9.5%
- ルールはない2.1%
- その他(自由記述)1.1%
【その他の回答】
- 親への連絡以外には使用しないこと。
- 親の許可無しで外に持ち出さない。
- Wi-Fi環境下でしか使ってはいけない。
- 子どもには、「自分で責任をもって管理する」ことを約束させています。
- 子どもに責任を持たせることが重要。SNSで知らない人に連絡をしない、ゲームは相談してからなど、自分でルールを決めています。ルール違反をしたらスマホは使わないと自分で決めています。
中学生のスマホルール
中学生のスマホルールでは、「スマホの使用時間を制限している」が21.4%、「アプリやコンテンツの制限をしている」が20.4%と小学生と同じく高い割合を保っています。
また、「課金が必要な際は相談させている」が20.4%と小学生に比べ増えています。
- スマホの使用時間を制限している21.4%
- 利用できる時間帯を決めている17.5%
- アプリやコンテンツの制限をしている20.4%
- 課金が必要な際は相談させている20.4%
- 自室に持ち込まない7.8%
- 連絡先の交換は親に確認してから8.7%
- ルールはない1.9%
- その他(自由記述)1.9%
【その他の回答】
- 親がいつでも勝手に携帯を見ても良いことになっている。LINEも問題なく見せてもらっている。
高校生のスマホルール
高校生になると「課金が必要な際は相談させている」が32.7%と最も高く、小中学生に比べ、スマホゲームに課金する割合が増えていることが分かります。
「利用できる時間帯を決めている」は9.1%で、小中学生の2割近い結果に比べ、大幅に減っています。
また、「ルールはない」と答えた保護者が7.3%と増えていること、「連絡先の交換は親に確認してから」が1.8%という結果から、小中学生に比べて親の干渉が少なくなっていることが分かります。
- スマホの使用時間を制限している16.4%
- 利用できる時間帯を決めている9.1%
- アプリやコンテンツの制限をしている23.6%
- 課金が必要な際は相談させている32.7%
- 自室に持ち込まない5.5%
- 連絡先の交換は親に確認してから1.8%
- ルールはない7.3%
- その他(自由記述)3.6%
【その他の回答】
- 食事中や人と話をしている時はスマホに触らない。
- 課金はしない。
子どもはどんなことにスマホを使っている?
小学生から高校生の子どもがどんなことにスマホを使っているかについては、「連絡手段」「ゲーム」「音楽や動画の視聴」がいずれも高い割合を占めました。
- ゲーム20.2%
- 学習11.4%
- SNS13.3%
- 音楽や動画の視聴22.3%
- 連絡手段20.9%
- ネットサーフィン7.1%
- 本やマンガ3.6%
- その他(自由記述)1.0%
小学生はどんなことに使っている?
小学生の内訳を見てみましょう。
小学生では「連絡手段」が24.9%と最も高く、続いて「ゲーム」が23.4%、「音楽や動画の視聴」が20.4%となっています。
SNSの使用は9.1%と少なくなっています。
- ゲーム23.4%
- 学習14.0%
- SNS9.1%
- 音楽や動画の視聴20.4%
- 連絡手段24.9%
- ネットサーフィン4.2%
- 本やマンガ2.6%
- その他(自由記述)1.5%
中学生はどんなことに使っている?
続いて中学生の内訳を見ていきます。
中学生では、「音楽や動画の視聴」が約21.9%と最も多く、続いて「SNS」が18.5%と小学生に比べて大きく増えています。
連絡手段よりもSNSの割合が上回っている点が注目です。
- ゲーム16.6%
- 学習8.6%
- SNS18.5%
- 音楽や動画の視聴21.9%
- 連絡手段17.2%
- ネットサーフィン11.3%
- 本やマンガ6.0%
- その他(自由記述)0.0%
高校生はどんなことに使っている?
高校生も中学生と同じく、「音楽や動画の視聴」が23.3%と最も高くなっています。
続いて「SNS」と「連絡手段」が20.0%と同じ割合になっています。
- ゲーム14.2%
- 学習7.5%
- SNS20.0%
- 音楽や動画の視聴23.3%
- 連絡手段20.0%
- ネットサーフィン10.8%
- 本やマンガ4.2%
- その他(自由記述)0.0%
スマホを持つことで子どもにどのような影響があった?
小学生から高校生の子どもがスマホを持つことの影響については、「子どもと連絡を取りやすくなった」や「GPSで居場所が確認できるようになった」「勉強に活用できるようになった」などのメリットが7割を超えました。
一方、「スマートフォンに依存するようになった」や「睡眠不足や視力低下がみられた」などのデメリットが約3割に上ることが分かりました。
- 子どもと連絡を取りやすくなった34.2%
- GPSで居場所が確認できるようになった22.3%
- ネットリテラシーが身についた5.1%
- 勉強に活用できるようになった10.4%
- スマートフォンに依存するようになった17.5%
- 睡眠不足や視力の低下がみれらた8.7%
- ゲームなどに課金してしまった1.5%
- SNSのトラブルに巻き込まれた0.0%
- その他(自由記述)0.2%
小学生への影響
小学生へのスマホの影響については「子どもと連絡を取りやすくなった」が37.6%、「GPSで居場所が確認できるようになった」が25.8%となっています。
また、「勉強に活用できるようになった」が11.3%と中高生よりも多いことが分かります。
- 子どもと連絡を取りやすくなった37.6%
- GPSで居場所が確認できるようになった25.8%
- ネットリテラシーが身についた3.8%
- 勉強に活用できるようになった11.3%
- スマートフォンに依存するようになった13.6%
- 睡眠不足や視力の低下がみれらた5.6%
- ゲームなどに課金してしまった2.3%
- SNSのトラブルに巻き込まれた0.0%
- その他(自由記述)0.0%
中学生への影響
中学生への影響については、小学生と同じく、「子どもとの連絡が取りやすくなった」「GPSで居場所が確認できるようになった」の割合が高くなっています。
一方、「スマートフォンに依存するようになった」が23.7%と小学生に比べて1割以上増えています。
- 子どもと連絡を取りやすくなった33.0%
- GPSで居場所が確認できるようになった20.6%
- ネットリテラシーが身についた4.1%
- 勉強に活用できるようになった8.2%
- スマートフォンに依存するようになった23.7%
- 睡眠不足や視力の低下がみれらた9.3%
- ゲームなどに課金してしまった1.0%
- SNSのトラブルに巻き込まれた0.0%
- その他(自由記述)0.0%
高校生への影響
高校生への影響としては、「GPSで居場所が確認できるようになった」が14.7%と小中学生に比べて下がった一方、「スマートフォンに依存するようになった」が19.1%と中学生に比べてさらに増加しています。
また、スマホを使用することにより、「睡眠不足や視力の低下がみられた」が17.6%とこちらも小中学生に比べて大きく増加しています。
- 子どもと連絡を取りやすくなった32.4%
- GPSで居場所が確認できるようになった14.7%
- ネットリテラシーが身についた8.8%
- 勉強に活用できるようになった7.4%
- スマートフォンに依存するようになった19.1%
- 睡眠不足や視力の低下がみれらた17.6%
- ゲームなどに課金してしまった0.0%
- SNSのトラブルに巻き込まれた0.0%
- その他(自由記述)0.0%
一か月あたりの子どものスマホの利用料金は?
小学生から高校生までの一か月あたりの子どものスマホの利用料金については、3,000円未満が約6割、3,000円以上が約4割でした。
- 3,000円未満62.6%
- 3,000円以上30.3%
- 5,000円以上7.1%
小学生のスマホの利用料金
小学生だけの利用料金を見てみると、3,000円未満が67.3%と約7割を占めています。
5,000円以上は2.8%とわずかでした。
- 3,000円未満67.3%
- 3,000円以上29.9%
- 5,000円以上2.8%
中学生のスマホの利用料金
中学生のスマホの利用料金を見てみると、3,000円未満が59.0%と約6割を占めています。
小学生に比べ、3,000円未満が約1割減り、3,000円以上5,000円未満がその分増えた結果となりました。
5,000円以上の割合は小学生と同じく2.6%とわずかでした。
- 3,000円未満59.0%
- 3,000円以上38.5%
- 5,000円以上2.6%
高校生のスマホ料金
高校生のスマホの利用料金を見てみると3,000円未満が29.0%と小中学生に比べて大きく減少し、その分5,000円以上が32.3%と大幅に増加していることが分かります。
- 3,000円未満29.0%
- 3,000円以上38.7%
- 5,000円以上32.3%
スマホの他にパソコンやタブレットは使っている?
スマホの他にパソコンやタブレットを使っているかについては、小学生から高校生まででは、以下のような結果となっています。
- パソコンを使っている24.7%
- タブレットを使っている34.8%
- パソコンもタブレットも使っている11.6%
- どちらも使っていない28.8%
小学生の利用状況
小学生の利用状況を見てみると、タブレットを使っている割合が4割を超え、最も多くなっています。
パソコン、タブレット、両方を使っているを全て合わせると約74%となり、スマホを持っているお子さんの4人に3人はパソコンかタブレットも使っているということが分かります。
- パソコンを使っている23.4%
- タブレットを使っている41.1%
- パソコンもタブレットも使っている9.3%
- どちらも使っていない26.2%
中学生の利用状況
中学生の利用状況を見てみると、タブレットを使っている割合が3割を切り、小学生に比べて1割以上減少しています。
パソコンとタブレットの両方を使っている割合が小学生に比べ増えているものの、約4割の中学生がどちらも使っていないという結果になりました。
- パソコンを使っている17.9%
- タブレットを使っている28.2%
- パソコンもタブレットも使っている15.4%
- どちらも使っていない38.5%
高校生の利用状況
高校生の利用状況を見てみると、パソコンを使っている割合が48.4%となっており、小中学生に比べて大幅に増加しています。
また、パソコン、タブレットのどちらも使っていない割合は12.9%と減少しており、通信機器がスマートフォンのみという高校生は1割ほどということが分かります。
- パソコンを使っている48.4%
- タブレットを使っている22.6%
- パソコンもタブレットも使っている16.1%
- どちらも使っていない12.9%
まとめ
子どものスマホはいつから持たせるのか、持たせた場合のルールについて、小中高生のパパママを対象としたアンケート結果をお届けしました。
アンケート結果から、小中学生に比べ、高校生でスマホ依存が高まっていることが分かりました。
また、スマホの利用時間は中学生が一番長いことも分かりました。
この結果が今後のお子さんのスマホの管理やルールを決める際の参考にしていただけると嬉しく思います。
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出典の記載方法は以下のとおりです。
(出典記載例)
出典: ママソレ|【2023年最新】子どものスマホはいつから?ルールは?小学生・中学生・高校生のパパママにアンケート!
https://mama.chintaistyle.jp/article/survey-2023-smartphone-child/(当記事URL)
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