相模原市は自然の豊かさと利便性が共存しています。
子どもを自然に触れさせて心豊かに育てられる一方、都心へのアクセスが良好であり保護者の仕事の面でも住みやすい街です。
また、2027年にはリニア中央新幹線の駅が設置される予定となっており、将来性も抜群です。
長く続く子育て期間はもちろん、家族のその先にとっても住みやすい街ではないでしょうか。
この記事では相模原市の子育て環境や治安、子育て支援制度に関してご紹介します。
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相模原市は子育て支援に力を入れている
相模原市は保護者が快適に子育てできるよう、独自アプリの提供をはじめとしてさまざまな支援をおこなっています。
また、立地的にも子育て世帯に適した場所であり、子育てに適した街です。
子育て支援サービスが充実
相模原市は2018年から独自の電子母子健康手帳アプリ「さがみはらアプリde子育て さがプリコ」(通称さがプリコ)を開発、導入しています。
これはスマートフォンやタブレット、パソコンなどで妊婦健診や子どもの健診、予防接種などの管理ができるアプリです。
さらに、健診記録を自動的にグラフ化したり、子どもが初めてものをつかんだなどの記録を「できたよ記念日」として画像や動画とともに保存したりできるなど、アプリであることを活かした便利なものとなっています。
記録はクラウド上に保存されるため、災害などで紙の母子健康手帳を紛失しても記録の復元ができる点も安心ですね。
また、初めての子育てで何かと不安が多い保護者のために、親子が気軽に交流できる場である「子育て広場」を開設しています。
保護者同士の交流をしたり、子育て経験をもつスタッフが子育てに関する相談を受け付けたり、子育てに関する講習会も開催されているため、頼りになりそうです。
参考:相模原市/電子母子健康手帳アプリ「さがプリコ」、相模原市/子育て広場
自然豊かで、都市部へのアクセスも良好
相模原市のシンボルといえば相模湖です。
相模川を相模ダムによってせき止めて作られたこの湖の周りは自然が多く、桜、花火、紅葉、ワカサギ釣りなど季節に応じた楽しみ方があります。
また、市内にはキャンプ場も多く存在しており、大自然のなかで子どもを心豊かに育てたいと考えているママにピッタリです。
一方で相模原市は新宿まで最短35分(小田急小田原線相模大野駅と新宿駅の間)、新横浜まで最短30分(JR横浜線橋本駅と新横浜駅の間)と都心に出るのに大変利便性の良い街でもあります。
さらに2027年にはリニア中央新幹線の駅が橋本駅付近に設置される予定となっており、将来性も豊かです。
参考:ぶらり相模湖、いい~さがみはら/CAMP、相模原市/相模原市へのアクセス、相模原市/リニア中央新幹線
相模原市の子育て環境
具体的な相模原市の子育て環境に関して解説します。
子どもの人口
2024年1月1日現在、相模原市の0歳から14歳までの人口は77,321人です。
これは相模原市の全人口の11.0%に相当します。
教育施設の数
2024年現在、相模原市の教育施設の数は下表のようになっています。
教育機関 | 数 |
---|---|
幼稚園 | 46園 |
小学校 | 73校 |
中学校 | 39校 |
高等学校 | 18校 |
さまざまな学校が存在する相模原市ですが、なかでもシュタイナー学園は保育園に加えて小中高一貫教育をおこなう私立学校です。
独自の人間観に基づき、1年生から8年生、そして9年生から12年生までをひとまとまりと考えた教育をおこなっています。
「生きる力」をつけ、「自由な人間」を目指すため、感覚や体験を重視する授業をおこなっているとのことです。
また、2024年現在の相模原市にある図書館や博物館の数は下表のようになっています。
施設 | 数 |
---|---|
図書館 | 4館 |
博物館 | 1館 |
相模原市立博物館には県内最大級のドームスクリーンを持つプラネタリウムがあったり、小惑星探査機「はやぶさ」の再突入カプセルを世界初公開したりするなど、天文学の展示に力を入れています。
また、相模原市がある相模原台地の成り立ちに関する展示もあり、身近なところから科学に興味を持つことができそうです。
参考:e-Stat 政府統計の総合窓口、じゃらん/相模原市の博物館、学校法人シュタイナー学園、相模原市の図書館、相模原市立博物館/博物館概要、相模原市博物館/1 台地の成り立ち
周辺環境
相模原市の子育てに関する周辺環境をご紹介します。
犯罪情報の確認
2024年9月の相模原市の刑法犯認知件数(暫定値)は3,008件です。
また、相模原市が属する神奈川県全体の刑法犯認知数は減少傾向にあり、2011年の85,659件に対して2023年は43,846件と半分ほどに減少しています。
治安は改善傾向にあるでしょう。
神奈川県で起きた犯罪は、神奈川県警察が「子どもや女性の安全に関わる情報」として地図上に過去に起きた犯罪をマッピングして公開しています。
子どもや家族の安全を守るため、チェックしておくことをおすすめします。
参考:神奈川県警察 子どもや女性を守るために
参考:刑法犯 罪名別 市区町村別 認知件数
交通事故多発エリアの確認
相模原市は当年と過去2年間に発生した交通事故に関して、Googleマップ上に場所を掲載する取り組みをおこなっています。
交通事故は同じ場所で起こりやすいといわれており、子どもが事故に巻き込まれないよう注意を促すのに役立ちそうです。
防災情報の確認
相模原市では防災情報として「さがみはら防災マップ」を公開しています。
これは、市内の各種ハザードマップ(浸水(内水)、洪水)、防災施設、消防水利、地区別防災カルテ等に掲載している情報を集約したマップであり、いざというときに自分と子ども、家族の命を守るのに役立つでしょう。
また、避難所などの開設状況や混雑状況の確認も可能であるため、スマートフォンからすぐにアクセスできる状態にしておくことをおすすめします。
スーパーや医療機関の数
相模原市には約120店舗のスーパーマーケットや約310店舗のコンビニがあり、買い物には困らないでしょう。
そのなかには公共の施設やそろばんなどの子ども向けの教室を備えた、大型ショッピングセンターのイオン橋本店もあり、便利に利用できそうです。
医療機関も充実しており、全部で約760ヵ所の病院やクリニックがあり、そのうち約100ヵ所が小児科系の診療科目を標榜しています。
総合病院の相模原赤十字病院では、アレルギー疾患や感染症から予防接種まで幅広く対応可能です。
インターネットでの予約サービスもあるため、スムーズに診察を受けられるでしょう。
参考:Navitime (1), (2)、Doctors File、イオン橋本店、相模原赤十字病院
ママ賃貸ではファミリー世帯が押さえておくべき賃貸の周辺環境に関して詳しく解説しています。
詳細は以下の記事を参照ください。
>>ファミリー世帯が押さえておくべき賃貸の周辺環境とは
相模原市のファミリー向け賃貸物件を見る
相模原市の主な子育て支援制度
相模原市にはさまざまな子育て世帯を支援する制度があります。
その代表的なものを3つご紹介しましょう。
参考:相模原市/令和5年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について
養育医療給付
相模原市には未熟児として生まれた子どもの入院医療にかかる費用を公費で負担する、「養育医療給付」制度があります。
これは、出生体重が2,000グラム以下、もしくは在胎週数37週未満で生まれ、医師が入院養育を必要と認めた乳児に対して適用されるものであり、いったん公費で立て替え払いし、その後世帯収入に応じて自己負担金を払うものです。
また相模原市では、小児医療費助成制度などと併用することでさらに自己負担を減らすことができます。
さがみはら子育てきずなLINE
相模原市では先述のアプリに加え、LINEを使った子育て支援をおこなっています。
これは「さがみはら子育てきずなLINE」と呼ばれるもので、赤ちゃんがおなかにいるときから成長に応じたタイムリーな情報をLINEで届けるものです。
2020年の利用者アンケートでは、91.8%が登録して良かったと回答しており、子育てに実際に役立つ情報が配信されていることがうかがえます。
参考:相模原市/さがみはら子育てきずなLINE、さがみはら子育てきずなメール事業/令和 2 年度 読者アンケート結果報告書
就学奨励金
経済的な理由で小・中学校に通うための費用に困っている方のため、相模原市では就学奨励金を支給しています。
国公立の小・中学校に通う子どもが対象で、学用品や通学品の購入、給食費、卒業アルバム、修学旅行費、通学費、医療費、めがね購入費など、さまざまな費用が対象です。
支給を受けるには基準以内の所得であるなどの条件を満たす必要があります。
また、失業、離婚などによる別居、家族の死去などの場合も相談に応じてくれるそうです。
詳細は相模原市の学務課(就学支援班)にお問い合わせください。
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相模原市の子育て支援制度一覧
相模原市には3つの区があり、それぞれに独自の子育て支援制度があります。
その一部をご紹介しましょう。
緑区
相模原市緑区には「緑子育て支援センター」があります。
ここは母子健康手帳の交付から乳幼児健康診査、さらには子どもに関する相談を受け付けており、子育てに関する総合窓口として使えます。
>>相模原市緑区は自然豊かで交通の便も抜群!環境や子育て支援制度などをご紹介
中央区
相模原市中央区には自治体や商店街など、地域と一緒に子育て支援と地域住民交流を目指す施設「かみみぞひだまり」があります。
育児講座などさまざまなイベントが開催されており、最近ではZoomを使ったピラティス講座もおこなわれているようです。
>>相模原市中央区は遊びを通した学びの場が豊富!環境や子育て支援制度などをご紹介
参考:相模原市地域子育て支援拠点事業かみみぞひだまり、さがみはらコミュニティビジネス/子育てサロン&交流広場 「かみみぞ ひだまり」
南区
相模原市南区にある大野中公民館では、毎月第1金曜日に「のびのびクラブ」と呼ばれる子育てサロンが開催されています。
赤ちゃんから就学前までの子どもとその保護者が対象で、一緒に遊んだり、クリスマス会や餅つきなどの季節のイベントを楽しんだりと、一年を通して利用できるでしょう。
>>相模原市南区は子育て支援が充実している!環境や施設などをご紹介
まとめ
この記事でご紹介したように、相模原市は豊かな自然と利便性が共存した街であり、子育て世帯の家族が住むのにピッタリの街です。
リニア中央新幹線の駅の開業も予定されており、将来性も期待されます。
また、アプリやLINEを利用した先進的な子育て支援にも積極的に取り組んでおり、初めての子どもでも安心して子育てできそうです。
神奈川県内や首都圏で子育てをしながら住む街を探しているなら相模原市を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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