小学生の夏休みの過ごし方は?共働きの場合はどうする?

小学生の夏休み

昨今は外出に関する制約も多く、夏休みの過ごし方に悩むご家庭も多いのではないでしょうか。

小学生の夏休みは思い出になるようなことをさせてあげたいと思うのも親心。

この記事では、小学生にとって夏休みを充実した期間にするための過ごし方をについてご提案します。

親の夏休み対応が難しい共働き家庭ならではの悩みと、解決するアイデアもご紹介しているので、参考にしてください。

夏休みを充実させるにはプラン作りが大事

夏休みの計画

夏休みは1ヵ月以上あるといっても、だらだらしているとあっという間に終わってしまうことも……。

学童で普段と変わらないスケジュールな方も多いことでしょう。

そんななか、有意義に充実した思い出を作るなら、きちんと計画を立てることが大事です。

次に、夏休みを充実させるためのプラン作りのポイントを3つ紹介します。

やりたいことを書き出す

夏休みに入ったらすぐ、ホワイトボードや付箋、カレンダーなどを利用し、やりたいことリストを書き出します。

まずは、比較的すぐに実現可能でハードルの低いものから、普段はなかなかできないようなハードルが高いものまで、まずはできるだけたくさん希望を出します。

天候や社会情勢、健康などの理由でできないこともあるかもしれませんが、とにかくやりたいことを優先順位をつけて整理しましょう。

一緒に何ができるのか考える材料にするとワクワクできますし、何ができたら充実感を得られるのかが具体的になります。

夏休みの最後は、やりたいことリストがどれくらい消化できたのか一緒にチェックしましょう。

大きな達成感が得られるはずです。

目標や計画を決める

夏休みの宿題やお手伝い、勉強の目標なども書き出し、やりたいこととやるべきことをバランスよく組み合わせて計画や目標を決めましょう。

小学生の低学年くらいなら、達成できたときのシールやスタンプなどを用意してもいいですね。

目標や計画がどんどん達成されていることに気付いたら「これ達成できたんだ!」「今日はこんなことをしていたんだね」「達成までもう少し……!」とたくさん褒めてあげてくださいね。

日記や記録をつける

夏休みは1行日記など、毎日なにをしていたのか記録する宿題が出されることも。

面倒ですが、夏休みが終わったときに満足感を得るためにも活躍します。

親としても、「日記があるから何かしないと」気持ちになりますよね。

子どもも同じです。

やりたいことや、やるべきことができているかを記録して振り返る材料にもちょうどいいでしょう。

結果的に充実感が増します。


ママ賃貸

夏休みを楽しむアイデア9つ

キャンプやプール、花火やウォータースポーツ、テーマパーク、帰省が夏休みの定番です。

しかし、なかなか外出できない事情や、まとまった休みが取れないこともあるでしょう。

ここでは感染症の流行や健康状況、天気などに関わらず、ご家庭で楽しめる9つのアイデアを提案します。

ジクソーパズルや大物工作にチャレンジ

夏休みの工作

たっぷりと時間のある夏休みは、普段なかなか時間と場所を確保できないパズルや工作にチャレンジしてみましょう。

パズルは集中力をつけるのにとてもく、空間認識能力も向上させてくれるといわれています。

工作も普段ならできないような、段ボールや木工を使ったような大物工作に挑戦するチャンスです。

鳥の巣箱や椅子、オリジナルのツールボックスなども小学校中学年くらいになればチャレンジできるでしょう。

夏休みの自由研究や、自由課題として提出できるので一石二鳥です。

オンライン講座や体験講座を利用する

小学生になるとオンライン講座や体験講座など、参加できるイベントが増えます。

オンライン教室も夏休みに向けて短期講習や無料体験会などをおこなっているところも多いですよね。

夏ならではのサマーキャンプやボーイスカウト、自然体験講座なども、ひと夏の挑戦にぴったりです。

オンライン講座で料理や茶道、華道なども学べます。

事前に料理の材料や茶道、華道の道具が送られてきて、自宅で楽しめます。

オンライン英会話や、ヨガ教室なども人気です。珍しいものでは、動物園のバックヤードツアーなどもあります。

長い夏休みの間に、子どもが夢中に慣れることを見つけてあげられるといいですね。

図書館で大作や連作を読む

図書館に通って好きな本を借りて読書記録を作ってみるのはどうでしょう。

本好きなら「夏休みに1日1冊読んでひとこと感想文」を自由研究で提出するのも良いですね。

「ほんのきろく」や「100冊読書ノート」などの市販の読書記録を利用するのも手です。

心に残った文章をメモに取ったり、絵を描いたり、自分だけの100冊分の思い出が詰まったノートが作れるのでおすすめです。

ほかにも、時間のあるときにしか読めないような大作や日本の歴史シリーズなどの連作を制覇するのもいいですね。

アニメや映画にとことんハマる

AmazonプライムやNetflix(ネットフリックス)などの動画配信サービスを夏休みの期間だけ契約して、アニメや映画にとことんハマるのもいいでしょう。

自宅なら誰の目を気にすることなく映画を見ながら、ポテトチップスやピザを用意して非日常感を演出できます。

ドラえもんや名探偵コナンなど、昔流行したシリーズに親子でハマると一緒に楽しめそうです。

お互いにおすすめの映画やアニメを紹介しあっても楽しそうですね。

縄跳びや鉄棒などで自己記録を更新!

夏休みは目標を決めて、一人でもできる運動の記録更新にチャレンジしてみませんか?

きっと、夏休みが終わる頃には驚くほどできるようになっているでしょう。

近所の公園まで走っていって鉄棒を練習してみたり、家の前で縄跳びをしてみたり、努力はきっと実を結びます。

夏休み明けには「こんなにできるようになったんだ!」という達成感を得られるように頑張りましょう。

料理やお菓子作り

夏休みに挑戦

小学生は、徐々に自分でも何か作れるようになってくる頃。

1品マスターする、朝ごはんを作るなどのチャレンジをしてもいいでしょう。

低学年は朝ごはんのおにぎりから始めてもいいですね。

好きな具材をぎゅっと詰められるようになれば、お弁当の代わりにもなります。

火や包丁を使わせることがまだ少し怖いのであれば、電子レンジでできるパスタなどもおすすめです。

水とコンソメ、パスタにしめじ、ウインナーを入れてチンするだけで簡単にできます。

「電子レンジ レシピ」などで一緒に検索してみると、とてもたくさんの料理が電子レンジ調理で簡単にできることがわかります。

電子レンジ調理専用の料理本などもあるので、一緒に何を作ろうか考えるのも楽しいですね。

お菓子作りなども火や包丁を使わなくていいレシピがたくさんあるので調べてみましょう。

公園遊びやピクニック

ずっと家にいるのも息が詰まるというアクティブな子におすすめなのが、いつもと違う時間の公園遊びです。

いつもの公園や近所の自然遊びでも、朝早くや夕方に時間をずらしてみましょう。

暑い時間帯や混雑した時間帯を避けられる他にも、新鮮な発見があるかもしれません……!

ベンチのある公園なら、手作りのおにぎりやテイクアウトのお弁当を持って行ってみるのもいいですね。

かき氷作りや夏祭りごっこ

おうちでも駄菓子やかき氷などの夏祭り定番メニューを作って楽しめます。

駄菓子やジュースを用意し、焼きそばやソーセージを焼いたら紙コップや紙皿に入れて夏祭り風にするだけでも気分が盛り上がります。

値段をつけてお店屋さん役とお客さん役に分かれて本当のお金を使ってみるのもいいですね。

お買い物の勉強もできて一石二鳥です。

しかも、紙コップや紙皿を使うことで洗い物もでないので親は少し楽ちんです。

ほかにも、ホットプレートを使ってクレープやホットケーキを作って、フルーツや生クリームで自由に盛り付けしてもホットケーキ屋さんごっこはいかがでしょうか。

いつもよりちょっと贅沢なアフターヌーンティーごっこができます。

水遊びやビニールプール

テーマパークや海、川、プールで泳げれば最高ですが、家庭でも楽しめるプールやお風呂遊びをしてもちょっとした工夫で十分に楽しめます。

ビニールプールの中で水風船をふくらましたり、ぷよぷよボールやスーパーボールを浮かせてみたり、ちょっとした工夫で子どもたちは十分喜びます。

100均で売られているポイを使って自宅でスーパーボールすくいも楽しめちゃいます。

【共働きの場合】小学生の夏休みの過ごし方は?

【共働きの場合】小学生の夏休みの過ごし方は?

共働き家庭は、夏休みといっても子どもとずっと一緒に過ごすことができません。

「小学生にお留守番させてもいいのかな」「毎日学童への往復ばかりでかわいそう」などと、共働きならではの心配や悩みがあるでしょう。

ここでは、共働きのご家庭に向けて、参考になるようなアイデアを紹介します。

各ご家庭の状況によって、利用できるものとできないものがありますが、なにか一つ1つでも参考になれば幸いです。

民間(公立)学童・英語学童を利用

普段は、在宅ワーク中心だったり、子どもの帰宅に合わせて早く仕事から帰ってくるパパママも、夏休みの過ごし方は不安だと感じることもあるでしょう。

長期休みの間だけ学童保育を利用する方法もあります。

ほかにも、いつも同じ学童保育に通学するのも変化がないと悩んだら、夏期だけ他の学童保育を利用する手も。

学童によっては、夏休みに課外活動やデイキャンプなど夏らしい行事を実施するところもあります。

英語でレッスンやアクティビティを受けられる英語学童も選択肢の一つです。

英語学童は、長時間英語だけの環境で過ごすことで自然に英語を身につけることができます。

いつもと違うことにチャレンジさせたい方は、夏休み期間だけ違う学童を検討してみても良いでしょう。

ただし、料金がかかるのでいつもより出費が増えること、送迎などの条件や、定員、申込みの締切に注意しましょう。

祖父母・親戚の家に長期で遊びに

夏休みの間、祖父母や親戚の家、ママ友の家などに預かってもらうという手段もあります。

親元を離れて生活することは夏休みの貴重な経験になります。

ただし、祖父母も働いている、高齢で体力的にも難しいなどのケースもあるので、何泊預けるのかなどは、子どもの性格や相手の体力、状況によって調整すると良いでしょう。

姉妹や兄弟で、年齢の近い子どもがいる、子ども好きの専業家庭などの場合は、相手の負担も少なく、長期滞在も可能でしょう。

ママ友の家の場合、こちらが休みの日は相手の子どもを預かってあげるとお互いさまになるので、提案しやすいかもしれません。

お礼やルールなどを定めることも必要ですが、可能そうな候補先があれば前向きに検討してみてはどうでしょうか。

サマースクールや夏期講習を利用

夏ならではの体験をさせてあげたいと思ったら、サマースクールや夏期講習などを検討してみるのもいいでしょう。

インターナショナルスクールや各種機関で夏休み期間中に開催されるサマースクールは、野外活動や自然活動などのアクティビティをおこないます。

インターナショナルスクールの場合、英語漬けの1泊のキャンプ体験や、普段のインターナショナルスクール生活を体験できるクラスなど、授業内容はさまざまです。

英語を使えなくても、講師が活動のフォローをしてくれるので、安心して参加できます。

塾や習い事の夏期講習を利用するのも良いでしょう。

時間がたくさんある夏休みに集中して学ぶ機会があれば、2学期からの学習に自信を持つことができるかもしれません。

子どもだけで留守番

共働きの家庭では、意外と子どもだけで留守番する場合も多いです。

最初は心配なことも多いので、短い時間から始めるようにしましょう。

時間が長くなった後も、できるだけ安全に留守番ができるように下記のような注意事項を徹底してくださいね。

  • 火を使わずに済むようにお弁当を用意する
  • エアコンを入れておくようにする
  • 友達は入れないようする
  • 親以外からの電話やチャイムが鳴っても出ない
  • 使ってほしくないものや危険なものは片付けておく

特に夏場は、施錠してしまうと室内の温度が上がり、熱中症になってしまう危険があるので気を付けましょう。

ほかにも、親子で相談しながら楽しく過ごせるように工夫できると良いですね。

土日やお盆休みを有効活用して

夏休み中も休みは土日とお盆だけの共働き家庭も少なくありません。

どこに行っても混雑するので、思い出づくりやアクティビティは工夫して早めに予約を入れておくのがおすすめです。

早めに予定を組んでおくと、お出かけの日を楽しみにして毎日の学童保育やお留守番も頑張れそうですね。

「平日、お留守番の間に宿題を○ページしたらアイスクリームを買いに行こう」や「お留守番の間に洗濯物を畳んでくれたら次の休みはサッカーを見に行く」などの取り決めをするも良いでしょう。

平日に頑張る子どもたちに、何かご褒美をもらえるようなルールを設定するのも日々頑張る原動力になります。

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まとめ:小学生の夏休みは体調管理に気を付けて有意義に

夏休みが終わったら、一回り成長した姿を見せてくれる小学生の子どもたち。

何か特別なことをしてあげたくなるのが親心ですが、子どもたちは家族と一緒に過ごせるだけで十分喜んでくれるものでもあります。

できる範囲で、ちょっとした非日常を演出できればもっともっと盛り上がります。

共働きであまり非日常を演出できない方も、学童やサマースクール、夏期講習などで楽しい経験ができるといいですね。

ついつい生活リズムが崩れがちになりますが、体調管理にも気を付けて楽しく充実した夏休みを過ごせるようにしましょう。

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