子どもが学校に行っている間だけ働いているママパパは、子どもが夏休みの間、留守番をさせるか、どこかに預けるかで悩むケースも多いようです。
そのようなとき、学童に預けられれば安心して働けますよね。
学童は、夏休みだけの期間限定の利用が可能なケースもあります。
そこでこの記事では、学童保育を夏休みだけ利用するケース、学童保育に子どもを預けるメリットや注意点を解説します。
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夏休みだけ学童に預けることはできる?
学童保育は、空きがあれば夏休みだけの利用は可能な場合があります。
ただし、すべての施設で受け入れ可能とは限りません。
学童などの保育施設は、利用スペースや学童保育職員数の現状に応じて、児童の受け入れ可能定員の上限が決められています。
家庭の事情で利用を希望しても、定員に空きがなければ受け入れられません。
また、空きがある場合でも利用希望者が多ければ、緊急性のあるケースを加味したり、両親ともにフルタイム勤務のケースを優先したりします。
もちろん募集自体行っていないところもあります。
特に、公営の学童は空きが少なく、学童保育職員の人手不足も深刻です。
どうしても預け先が必要な場合は、民営の学童も検討すると良いでしょう。
学童の種類や費用の目安はこちらの記事を参考にしてください。
▼学童って何?費用はかかる?小学校の学童保育を詳しく解説
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夏休みに学童を利用するメリット
子どもが一人で長時間留守番するとなると、親はもちろん、事情を知る近所の住民も何かと気がかりでしょう。
学童なら、親や周囲の大人、子どもも安心です。
それ以外にも以下のようなメリットがあります。
生活リズムが乱れない
夏休みは学校に行かないため、ついつい夜更かしをしがちです。
親も「夏休みだから」と大目に見てしまうケースもあるのではないでしょうか。
しかし、そのような生活を続けていると、朝寝坊をしたため夜になっても眠くならず、だんだんと起きる時間が遅くなってしまいます。
最悪の場合、昼夜逆転した生活リズムになりかねません。
成長期の子どもにとって生活リズムが乱れることは百害あって一利なしです。
学童を利用できれば、学校に行くときと同じ生活リズムを維持できます。
夏休みが明けてもそのままスムーズに学校生活を迎えられるため、睡眠不足や体調不良などがなく、まだまだ暑い夏を乗り切れるでしょう。
異年齢の友達や大人と接する機会が増える
学童では、同じ学年やクラスの友達だけでなく、さまざまな学年の子が集まって過ごします。
お兄さんやお姉さんに頼ったり、年下の子の面倒を見たりなど、いつもとは違って年齢の異なる子と長時間接することになります。
また、学童保育職員やスタッフ、地域の支援員など、学校の先生以外の大人と接する機会も増えるでしょう。
それらの経験により、コミュニケーション能力や社会性が育まれるきっかけになります。
さまざまなイベントに参加できる
学童では、夏休みならではの各種のイベントをおこなうところも多くあります。
例えば、キャンプ、バーベキュー、夏祭り、映画鑑賞会など、子どもの夏休みの思い出づくりとなるような体験ができます。
親が忙しくてなかなか家族揃って出かける機会がない、絵日記に描けるような出来事がない子どもでも、このように楽しめる企画を実行してくれるのも学童のメリットです。
家族でのお出かけとはまた違った楽しみがあり、貴重な体験となります。
民間の学童では、プログラミングや英会話などのワークショップを行っているところもあり、夏休みの習い事も兼ねられそうですね。
宿題をサポートしてもらえる
夏休み中は多くの宿題がまとめて出されます。
毎日時間を決めて子どもがコツコツと真面目に取り組んでくれればいいですが、なかなかそうもいかないこともあるでしょう。
しかし、学童なら1日のなかで学習の時間が設けられています。
みんなで宿題に取り組む環境があることで、計画的に着実に宿題や学習を進められるでしょう。
家で一人でやるよりも、みんなで一緒に学べるためやる気も出そうですね。
授業のように指導してもらえるわけではありませんが、学童のスタッフや年上の子、大学生のボランティアスタッフなどがサポートしてくれるところもあります。
親は安心して仕事に向き合える
親が仕事の間、子ども一人や兄弟姉妹だけで留守番をさせておくのは何かと心配でしょう。
祖父母(ママパパの親)に預けるにも、夏休み中毎日だと気が引けますよね。
また、子どもの相手は体力も必要なので、暑い時期の祖父母の体調面も心配です。
その点、学童には子どもたちを見守る職員がいるため、親は安心して仕事に専念できます。
もちろんトラブルがあったときのお迎えなどは必要ですが、民間の学童では送迎サービスを実施しているところや、地域のファミリー・サポート・センターなどの利用も可能です。
夏休みに学童を利用するデメリットと注意点
さきほどお伝えしたように、学童保育にはさまざまなメリットがあります。
ただし、注意点もあることを理解したうえで利用の検討をおすすめします。
特に、夏休みに学童を利用するデメリットや注意点を解説します。
お弁当作りが大変
学校なら給食が出ますが、学童は基本的に毎日お弁当を持たせることになります。
暑い時期なので食中毒などの心配がないメニューで、完全に冷めてからお弁当箱に詰めなければなりません。
親にとっては、朝の準備の負担が増える点に注意が必要です。
買ったものや作り置き、冷凍食品などをうまく活用して、できるだけ手間がかからないお弁当を作ることが長続きのコツです。
施設によっては、宅配弁当を利用できるところなど、お弁当の持参が不要な学童もあります。
習い事に通いにくい
学校に通っている平日の夕方や夜に習い事をしている子どももいるでしょう。
習い事によっては、子どもが夏休みの間は、いつもの時間を日中の時間帯に移すケースもあります。
普段は親が送迎をしていても、学童は基本的に習い事への送迎はしてもらえないところが多いようです。
自己責任で自分で行って帰ってくるなら、途中の外出が認められている学童もなかにはあります。
ただし、学童で楽しんでいる間に、習い事の時間を気にして自分だけ抜けるのを嫌う子どももいます。
学童の決まりや子どもの性格を考えて、夏休み中の習い事をどうするか考えておいたほうが良いでしょう。
子どもが学童を嫌がる可能性がある
普段から学童に通っていない子どもにとっては、異年齢の集団で行動する学童は異質に感じるでしょう。
仲の良い友達がいればまた別ですが、新年度ではなく夏休みの途中から入る子どもにとっては慣れない環境であり、転校生のような疎外感を覚えるかもしれません。
いつも遊んでいる友達と遊べない、遊びの質が違うなど、孤独を感じることもあるでしょう。
そのような状態になると、一日中学童で過ごすことを嫌がる子もいます。
時々祖父母に預ける、できそうなら留守番をさせるなど、学童に行かない日を設けることも検討してみましょう。
公営の学童は遅くまで預けられない
公営の学童の閉所時間はだいたい18時ぐらいまで、延長しても19時までというケースが多いようです。
学童にもよりますが、親への引き渡しが利用の条件になっているところもあるため、時間内に迎えに行く必要があります。
民間の学童は、多くの場合公営の学童よりも遅い時間まで預かってくれるため、仕事の関係で遅くまで利用する可能性があるなら、民間の学童を選択するのがおすすめです。
夏休みの学童での過ごし方
夏休み中の学童の1日のスケジュールの一例を紹介します。
施設や地域によっても異なりますが、おおまかな目安にはなるかと思います。
8:00~ 登所
9:00~10:30 学習
10:30~12:00 自由時間
12:00~13:00 昼食
13:00~14:00 午睡
14:00~15:00 自由時間
15:00~15:30 おやつ
15:30~17:00 自由時間
17:00~ 帰りの会、退所
19:00 閉所
まとめ
暑い夏休み中はダラダラと過ごしてしまいがち。
親も大目に見てしまうこともありますよね。
ただ、夏休みは子どもにとってさまざまな経験ができる貴重な期間です。
ぜひ思い出に残る有意義な日々を過ごさせてあげたいですね。
その点、学童なら今までにはない人間関係に身を置くことで、新しい友達ができ、異年齢の子どもや大人と接することで、新たな世界が広がるでしょう。
留守番ができるようになることも成長の証ですが、突発的な自然災害はいつ起こるかわかりません。
そうした心配を減らすためにも、夏休みの間だけでも学童の利用を検討してみると良いでしょう。
まずは近所の学童に空きがあるかチェックしてみてください。
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