引っ越しを考えている方のなかには、義実家の近くに住むかどうかで悩んでいる方も少なくないでしょう。
義両親との関係によっては、近くに住むことがストレスに感じてしまうことも考えられます。
今回は、義実家の近くに住むことのメリットとデメリット、またストレスなく近くに住むための工夫や注意点、コツなどをまとめて紹介します。
引っ越し先に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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引っ越しで義実家との距離に悩んだら……
これから新築を建てる方や、引っ越しを考えている方は義実家や実家との距離も悩むところではないでしょうか。
まずは、義実家との距離に関して参考になる調査を2つ紹介します。
立地が原因で揉める夫婦の大半は義実家の近くか否か
株式会社AZWAYが2023年におこなった調査によると、20〜60代までの男女393人に「家を建てる際に夫婦喧嘩をしたか」という質問をしたところ「はい」と答えた方の割合は24.5%でした。
また、夫婦喧嘩の原因が「立地」と答えた10人の男女のうちの多くが「義実家の近くに家を建てるかどうか」で揉めていることも、回答のなかでわかっています。
義実家の近くに住めば、付き合いが増えることは避けられません。
元から仲が良ければ問題ありませんが、価値観が異なる場合はストレスの原因になってしまうこともあるでしょう。
家を建てた後に引っ越すことは容易ではないため、土地選びは慎重におこなう必要がありそうです。
義実家に行きたくない人はどれくらい?ストレス?
ノマドマーケティング株式会社が2022年に実施したアンケートによると、30〜50代の男女1,000人のうち「義実家に行きたくない」と回答した人は男性が37%、女性が59%という結果となっています。
義実家に行きたくないと回答した男女481名のうち、「義実家に行くことがストレスである」と回答しているのは男性が33%と低いものの、40代は88%、50代は86%と世代によって大きな差があることがわかりました。
一方の女性は、30代と40代が94%、50代が98%と、どの世代も義実家に行くことをストレスと感じている人が多いようです。
義実家に行きたくない理由としては男女ともに「気を遣う・居心地が悪い」という回答が一番多く、全体の20%弱を占めています。
参照:e-venz|義実家に行きたくない人の割合やその理由とは?
義実家の近くに住むメリット
義実家の近くに住むことをストレスに感じるかどうかは、義両親との関係性によって大きく変わります。
ここでは、義両親との関係が良好な場合、近くに住むメリットにはどのようなものかを紹介します。
援助を受けやすい
育児中の場合は、子どもを預かってもらったり、幼稚園や小学校の送り迎えをしてもらったりできることが大きなメリットです。
子どもにとっても、第二の居場所ができることで心身ともに安心して暮らせることにもつながるでしょう。
また、ペットを飼っている場合は旅行中に預かってもらえることもうれしい要素です。
植物の世話や庭の手入れ、荷物の受け取りなども助けあえるとお互いに便利ですよね。
その他、何か困ったことがあったときや、必要なものがすぐに用意できない場合に物を貸し借りできるなどのメリットも。
家を建てる場合、近くに住むことを条件に資金の一部を援助してもらったり、義両親が所有している土地を利用できたりするケースもあるかもしれません。
土地勘や安心感がある
義両親が長く住んでいる土地であれば、土地勘があるためさまざまな情報をスムーズに得やすいこともメリットです。
例えば、土地の風習を教えてもらったり、評判の良い病院を教えてもらったりできると安心して暮らせますよね。
また、スーパーのお買い得情報やお店ごとの特徴などを教えてもらえると、慣れないうちは心強いものです。
子どもの通学や進学に関しても、情報が多いことで適切なアドバイスをしてもらえることもあるでしょう。
また、自治体によっては若い世代を呼び込もうと、二世帯住宅や近居を支援する補助金制度を実施しているところもあります。
サポートしやすい
今はまだ義両親の年齢が若くても、これから年齢を重ねると生活するうえで困難になることが増えてくるもの。
義両親をサポートする際、近くに住んでいれば移動に時間や手間を取られないため自分たちにとってもメリットがあるでしょう。
介護はもちろん、何かの書類を書いたり契約をしたりする際にさっといける距離に住んでいることは、お互いに安心感を得られます。
義実家の近くに住むデメリット
義実家の近くに住むデメリットとして考えられるものを2つにわけて紹介します。
訪問頻度や距離感に悩みやすい
近くに住んでいるとお互いの家にアクセスしやすくなるため、訪問頻度や距離感の考え方に差があるとストレスを感じる原因になりがちです。
仕事や育児で忙しい子世帯にとって、訪問回数の多さやアポなし訪問に戸惑ってしまうことも少なくないでしょう。
また、遠くに住んでいる場合よりも同居の催促をされやすいかもしれません。
お互いに良い距離感で付き合うためには、あらかじめルールを設けておく、いざというときにはパートナーにしっかり断ってもらうなどの対策を考えておくことも大切です。
過干渉に悩みやすい
子どもの教育や外出する頻度、掃除や料理の仕方など、生活スタイルは各世帯によって異なるものです。
過干渉な親の場合、監視や求めていないアドバイスをされることでストレスが溜まってしまいます。
義実家が干渉するタイプかどうか、またいざというときにパートナーが自分の味方をしてくれるかどうかを見極めたうえで、近居を選択することも大切なポイントです。
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ストレスのない近居生活のための工夫は?
近居に向いているかどうかは、ライフスタイルや義実家との関係性、兄弟の有無、物件の良し悪しなど、さまざまな要素が絡み合っているため、一概に良いか悪いかを判断するのは難しいものです。
まずは家族で義実家の近くに住む自分たちのメリットとデメリットを書き出し、ストレスなく暮らせるかを判断することが重要です。
近居する場合、「持ちつ持たれつ」を意識したうえで、必要以上に仲良くせず、適度な距離感を保つのがストレスなく暮らすコツ。
不満を溜め込まずに言いたいことを言い合える関係性を築くことも、長く関係を続けるうえで大切なポイントといえるでしょう。
まとめ:義実家が近いのがストレスに感じるなら……
義実家が近いことがストレスになるかどうかは、実際のところお互いの関係性次第です。
「良い人だけど疲れる」「たまになら良くても毎週は行きたくない」など調整しやすい関係性もあれば、「喧嘩してこじれた」など解決が難しいパターンもあるでしょう。
義実家との近居に悩んだ場合は「ダメなら引っ越せば良い」と割り切り、トライしてみるのも一つの方法です。
賃貸ならいつでも引っ越せるため、これも経験ととらえ、あまり身構えずに近くに住んでみるのも良いかもしれませんね。
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