子どもがずっと補欠で試合に出られない。親は複雑な気持ちをどう切り替える?

サッカーの足元

運動部に所属していると、試合に出る子と出ない子がはっきりと分かれがちです。

子どもが万年補欠だと、親の心中は複雑なもの。

気持ちを上手に切り替えられず、子ども以上にモヤモヤしてしまってトラブルに発展してしまうこともあります。

この記事では、複雑な思いに向き合う方法や、子どもへの接し方を紹介します。

体験談の一つとして参考にしてもらえると嬉しいです。

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ママライタープロフィール

ayu

15歳と18歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。

部活は実力重視!「うまい人がレギュラーになる」のが当たり前

部活動は基本的に実力重視です。

中学校の部活動に入ったばかりの頃は、平等に機会を与えることが多い小学校との違いに驚くかもしれません。

運動部の場合、レギュラーが固定化し、3年間1度も公式戦に出ないまま卒部する子どももいます。

スポーツ推薦で進学したメンバーがいると、最初からレギュラーになれない可能性もあります。

子どもがレギュラーになれず親が複雑な気持ちになるシーン

野球部の後ろ姿

子どもが補欠であることで、親がモヤモヤとした気持ちを抱きやすい代表的なシーンを紹介します。

子どもが雑用しかしていない

補欠メンバーは練習試合の審判や得点付け、道具の整備などレギュラーメンバーのサポートをすることが多いです。

保護者が試合の応援や手伝いに行ったときに、我が子が雑用や応援しかしていないのを見てしまうと、心の中にモヤモヤとした感情がたまってしまいます。

顧問やコーチがレギュラーしか気にかけていない(ように見える)

チームを強くするために、顧問やコーチが指導に力を入れるのはレギュラーメンバーです。

それが顕著にあらわれるのが練習試合や試合のとき。

保護者が部活動を見に行く機会といえば、練習試合や試合のことが多いため、試合に出ていないメンバーが指導を受ける場面はほとんど見られないでしょう。

決して補欠メンバーをないがしろにしているわけではないと思うのですが、レギュラーメンバーと比較すると補欠メンバーは放っておかれているように感じ、モヤモヤとしてしまいがちです。

練習試合、公式戦に出られない

強いチームになればなるほど目指す目標が高くなり、勝つことが求められるため、試合に出るメンバーは固定されがちです。

部員が多い場合も、補欠メンバーが練習試合に出られる回数は少なくなります。

ずっと練習してきた先輩が試合に出られず、競技経験のある上手な後輩が入部早々試合に出ることも珍しくありません。

負担はレギュラーと同じ

試合に出ないのに、レギュラーメンバーの応援のために遠方の試合に出向き、朝から晩まで拘束され、学校行事に出られなかったり、試験勉強ができなかったりすることもあります。

部費はレギュラー、補欠の区別なく同じですし、試合に出なくても遠征に帯同するなら交通費や宿泊費が必要です。

子どもがレギュラーになれない。親の気持ちの切り替え方

モヤモヤ

モヤモヤとした気持ちを親はどのように切り替えれば良いのでしょうか。

大切なのは自分の気持ちより子どもの気持ち

試合に出られないとわかっていても、子どもが部活を続けているのはなぜでしょうか。

試合に出ること以外の理由があるはずです。

私自身、「一日中応援だけで終わってしまうことも多いのに、早朝から頑張って部活に行けるの、すごいよね」と息子に言ったことがあります。

今思えば、ずいぶんと失礼な一言でしたが……そのとき、息子から「試合に出たい気持ちはあるけど、出てるメンバーの努力や実力はやっぱりすごい。出られないことは気にしてないし、仲間との時間が楽しいから行っている」「別に試合に出ることを諦めているわけではない」と言われ、ハッとさせられました。

部活動の目的や楽しみは試合に出ること以外にもあります。

「部活で活躍できていない。いつもサポートばかりで、子どもが不憫だ」という気持ちが親の思い込みではないか、よく考えてみることも大切だと思います。

雑用に見える子どもの働きを認める

スポーツをするためには準備やサポートが欠かせません。

例えば、バレーボールをするためにはネットを貼り、ボールに空気を入れ、コートを整備する必要があります。

練習試合では、主審、副審、ラインズマン、得点付けなどを補欠部員が担うことが多いです。

レギュラーメンバーが試合途中に水分を取りやすいように水筒を管理したり、傷めた手足を冷やすための氷を用意したり、多岐にわたる役割があります。

どれが欠けても、円滑に試合をおこなうことはできません。

私の息子は練習試合を見に行くと、いつも主審か副審をしていました。

審判をするためにはルールを完璧に理解しておかなければならず、迷いなく瞬時に判断して笛を吹かなければなりません。

自信をもってジャッジする様子を見ているうちに、息子のことを心から「すごいな」と思うようになりました。

補欠メンバーを注目してみてみると、誰よりも大きな声でチームを鼓舞している子、ミスをしたレギュラーメンバーを励ましている子、応援場所がわからない保護者を案内している子などがいて、全員が欠かせないチームメイトなのだなと実感しました。

レギュラーメンバーを支える行動を褒め、認めることで、子どもだけでなく親の気持ちもかわっていくと思います。

必要以上に部活を見に行かない

部活内でのわが子の様子を見てしまうと、口を出したり、複雑な気持ちになったりしてしまいます。

親の感情の揺れが子どもにとって負担になることも多いです。

試合の送迎や応援など親が必要なとき以外は、部活動を見に行かないのも一つの方法です。

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トラブルを招くNG行為は避けよう

指をさす女性

わが子が試合に出られないことに不満がたまり、気持ちを抑えられなくなると、トラブルに発展してしまうことがあります。

レギュラーの選抜方法に口出しをする

レギュラーの選抜方法が不公平に見えても、親が指導者を批判するのはよくありません。

私の周囲では、レギュラー選抜に不満を持った複数の保護者が顧問を批判し、大きなトラブルに発展して、顧問がやめてしまったことがありました。

気になることがある場合は、裏で批判するのではなく、個別に質問すると良いでしょう。

親の不満は子どもにも影響するため、子どもの前で不満を口にしないことも大切です。

子ども以上に落ち込む

子どもがレギュラーではないことに親が過剰に反応して落ち込んでしまうと、子どもは敏感にそれを察します。

仮に子ども自身が部活動でレギュラーをとれないことに落ち込んでいたとしても、親も一緒に落ち込むのではなく、頑張りを認め、励ましてあげたいものです。

頑張る我が子を見守り、応援しよう

補欠で頑張るわが子を見て切ない思いになる保護者は多いですが、レギュラーメンバーにも試合のプレッシャーやケガといった悩みがあります。

チームメイトとして、支えあって応援しあえる関係性を築くことも、部活動の大きな意味合いなのではないかと思います。

複雑な気持ちはなかなか消えませんが、頑張る子どもたちを見守り、応援してあげたいものです。

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