あたりを黄色一色に染める菜の花畑は春の訪れを感じさせます。
その少し前……食卓に春を運んでくれるのが、花が咲く前の菜の花です。
「まだ食べたことがない」「食べ方が良くわからない」という方は、この春こそチャレンジしてみませんか?
この記事では、菜の花の選び方、保存方法、おすすめの調理方法などを紹介します。
ママライタープロフィール

15歳と19歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。
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菜の花はどんな花?
「菜の花」は、実は特定の植物の名前ではなく、アブラナ科アブラナ属の花全般を指す言葉です。
花が咲く前のつぼみと花茎、若葉を食べます。
一般的にスーパーで売られている菜の花は、そのなかでも食用のもの。
食用品種の菜の花は「なばな」と総称されることもあります。
菜の花の特徴や歴史
菜の花には食用、観賞用、菜種油の品種があります。
食用品種以外は食べられないというわけではありません。
しかし、それぞれの用途に応じて品種改良されているので、食用を選んだ方がおいしく味わえます。
地中海沿岸原産の菜の花は、奈良時代に日本に持ち込まれて以来、食用だけでなく燃料としても使われてきました。
菜の花の種から抽出される油は馴染みの深い「菜種油」ですが、最近では、バイオディーゼル燃料としても利用され、CO2排出の削減に寄与するとして注目を集めています。
このバイオディーゼル燃料は、喘息や酸性雨の原因となる硫黄酸化物の排出を、軽油と比べて半分程度に減らすことが可能です。
菜の花の栄養価
菜の花は栄養価が高く、ビタミンやミネラル類が豊富な野菜です。
例えば、カルシウムはほうれん草の約3倍(和種菜花、生の状態、100gあたりの比較)。
カロテン、ビタミンC、B1、B2、葉酸、カルシウム、鉄分なども多く含まれます。
菜の花の選び方と保存方法

食用の菜の花は花が咲く前に食べます。
選び方や購入後の保存方法次第では、調理する前に花が咲いてしまったり鮮度が落ちてしまったりするので、注意が必要です。
おいしい菜の花の見分け方
新鮮な菜の花の見分け方は以下のとおりです。
- 葉や茎が柔らかく、瑞々しいもの
- 切り口がスカスカで中心に穴が開いているものはNG
- 花がまだ咲いていないつぼみ状のもの
- 葉の色が濃いもの
菜の花を保存するコツ
湿らせた新聞紙かキッチンペーパーに包み、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
葉を傷めないように丁寧に扱い、早めに食べきりましょう。
すぐに食べないときは冷凍保存もおすすめです。
生のまま冷凍するときは、茎の固い部分を切って食べやすいサイズにカットしてからラップに包んで冷凍します。
使うときは解凍せず、凍ったまま調理するのがポイントです。
茹でたあとに冷凍するときは、水気を取って食べやすいサイズにカットし、ラップで包んで冷凍します。
菜の花の茹で方や基本の調理方法

菜の花の茹で方と基本の調理方法を紹介します。
菜の花の茹で方
熱湯に塩をひとつまみ入れて、茎の方から入れてゆでます。
茹ですぎを防ぐために少し硬さが残る程度で取り出し、冷水にさっとくぐらせて色止めします。
菜の花に多く含まれるビタミンCは水溶性なので、水につける時間は短くするのがポイントです。
茹でて下ごしらえした菜の花は、辛子和えやおひたし、ごま和えなど、味付け次第でさまざまな料理に使えます。
炒める・焼く・蒸す
菜の花は炒めたり焼いたりしてもおいしいです。
油と一緒に調理するとカロチンの吸収率が高まるので、栄養面から見てもおすすめの調理法といえます。
菜の花から水溶性の栄養素が抜け出るのを防ぎたいなら、蒸して下ごしらえすると良いでしょう。
蒸し器を使わなくても、よく熱したフライパンに熱湯と菜の花を入れる方法で簡単に蒸すことができます。
蒸気が高温になるのでご注意を。
旬の時期が同じあさりやはまぐりを加え、水の代わりにお酒を回しかけて蒸すと簡単に一品が完成します。
菜の花のレシピアイデア

菜の花の独特のほろ苦さや食感はさまざまなメニューで楽しめます。
ここでは定番の辛し和えやおひたし、パスタを紹介します。
菜の花のおひたし
茹でた菜の花を一口大に切り、出汁、みりん、醤油をあわせた調味料に浸して作ります。
出汁の代わりに、麺つゆや白だしを使ってもOK。
菜の花をギュッと絞って水気を切ると、水っぽくなるのを防げます。
浸すときはバットなど平らな器に入れてまんべんなく浸すのがおいしくできるコツです。
菜の花の辛子和え
辛子和えといえば、菜の花を一番に連想する方も多いのではないでしょうか。
菜の花の定番料理「菜の花の辛子和え」は、辛子和えの定番料理でもあります。
茹でた菜の花を、練り辛子、醤油、出汁、水をあわせた調味料で和えて作ります。
お浸し同様、水気をしっかり切るのが水っぽくならないコツ。
醤油の代わりに麺つゆや白だしを使ってもおいしく作れます。
菜の花のパスタ
菜の花はトマトソース、クリームソース、和風ソース、オイルソースのいずれにも合いますが、ほろ苦さを楽しみたいなら、和風ソースやオイルソースといったシンプルなソースがおすすめです。
旬の時期が同じあさりや、ベーコンとの相性がとても良いので、どのような菜の花パスタを作るか迷ったら組み合わせてみてください。
私は、菜の花とあさりのペペロンチーノをよく作りますが、簡単でおいしくできあがります。
菜の花を食べて春を感じよう
古くから食用、観賞用、菜種油用として日本人の身近にあった菜の花。
花が咲く前の菜の花は栄養価が高く、独特のほろ苦さや食感が魅力的な野菜です。
どのように調理すれば良いか迷う方もいるかもしれませんが、茹でる・焼く・炒める・蒸すといったさまざまな方法でバリエーション豊かに調理できます。
今年の春は、新鮮な菜の花を購入して、おひたしや辛子和え、パスタで味わってみませんか。
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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。
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