おみくじは持ち帰る?境内に結ぶ?結果別にご紹介

おみくじ掛けに結ばれたおみくじ

神社などにお参りに行くと必ずといっていいほどあるのがおみくじです。

詣でた際にはおみくじを引く方も多くいますよね。

特に、小さな子どもがいると引きたいとせがまれることもあるでしょう。

しかし、引いたあとのおみくじを持ち帰るのか境内に結んでいくのか正解がわからない方もいますよね。

そこで今回の記事では、引いたあとのおみくじをどのようにするのかを結果別に紹介します。

処分方法もあわせて紹介するので、参考にしてください。

おみくじを持ち帰る人はどのくらいいる?

おみくじを読んでいる様子

実際におみくじを引いたあとに持ち帰る方はどのくらいいるのでしょうか。

ウェザーニュースがおこなったアンケートでは、木に結ぶが43%で最多でした。

そのほかは、運勢によるが35%、持ち帰るが22%と続きます。

アンケートから、運勢によって持ち帰るか木に結ぶかを決めている方もいることがわかりますが、境内に結んで帰ってくる方が多数はとなりました。

とはいえ、22%は持ち帰るとしているので、持ち帰る派が珍しいわけでもないようですね。

※出典:
初詣で引いたおみくじは、木に結ばず持ち帰った方が良い? – ウェザーニュース

おみくじは境内に結ぶ?持ち帰る?

おみくじを引いたあと、境内に結ぶか持ち帰るかは実はどちらでもかまいません。

しかし、そうなると余計にどうしたら良いのか悩んでしまいますよね。

ここでは、境内に結ぶ場合と持ち帰る場合それぞれどのような意味があるのかを紹介します。

境内に結ぶ

おみくじは、結果が良ければ持ち帰り、悪ければ境内に結んでいくイメージがありますよね。

しかし、これは決まり事ではありません。

おみくじを境内に結ぶ場合は、おみくじかけがあればそこに結びましょう。

ない場合は、近くの木に結びます。おみくじを結ぶのは、神様とのご縁を結ぶ、木々の生命力にあやかって願い事が叶うという意味合いがあります。

境内に結んでいく場合に、おみくじかけがある場合はほかの場所に結ばないようにしましょう。

近くに木がある場合でも、木が傷むことを避けるためにおみくじかけが用意されていることがあるので、必ず指定の場所に結ぶようにしてくださいね。

持ち帰る

神社本庁によると、おみくじは境内に結ぶ習わしがあるが持ち帰っても良いとしています。

おみくじには生活の指針となるような和歌が載っているものもあり、今後の行動指針として持ち帰ってじっくり読むこともおすすめです。

また、おみくじには神仏が宿っているため、お守りとして持っておくのも良いでしょう。

単なる吉凶判断目的で引いて終わりにするのではなく、おみくじの内容やそのものを大切に扱うようにしたいですよね。

※出典:
神社本庁 | 公式サイト

「凶」のおみくじも持ち帰っていい?

おみくじで凶を引いてしまったとき、持ち帰っても良いものかと悩む方もいますよね。

おみくじは、たとえ凶を引いてしまったとしてももちろん持ち帰ってもOKです。

凶と聞くと悪いことのように感じますが、おみくじには生活の参考になるような指針が書かれています。

持ち帰り、読み返して行動指針にするのもおすすめですよ。

しかし、凶のおみくじを持っているのがなんとなく嫌だと感じる場合もあるでしょう。

そのような場合には境内に結ぶのももちろんOKです。

凶のおみくじを境内に結ぶことで「凶返し」ができるとされています。

また、自分にとって良くないおみくじは、利き手と逆の手で結ぶことで苦しさをここで終わらせる、悪い運を終わらせるとしている神社もあります。

おみくじの種類と順番

おみくじは一般的には「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶」の順番です。

しかし、神社やお寺によって順番が違うため、正確にはおみくじを引いたところで確認してください。

神社やお寺によってはさらに細かく種類がある場合があり、「半吉」「末子吉」「平」などがあるところもあるようです。


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持ち帰ったおみくじを処分するタイミング

おみくじの看板

おみくじを持ち帰った場合、最終的には自分で処分することになります。

では、どのタイミングで処分したら良いのでしょうか。

ここでは、おみくじを処分するタイミングを紹介します。

初詣のとき

初詣で引いたおみくじは、翌年の初詣のタイミングで返納できます。

おみくじの有効期限は不明ですが、一般的に1年くらいといわれています。

そのため、初詣が返納のタイミングとして選びやすくなっています。

おみくじ以外にもお守りや破魔矢など、ほかにも返納するものがある場合は一緒に持っていきましょう。

願い事が叶ったとき

おみくじを引いたときにした目標の達成や願いがなかったときも、おみくじ返納のタイミングの一つです。

願い事が叶った際、神様に感謝を伝えるため、お礼参りに行きます。

例えば、神様への願いが合格祈願ならお礼参りは合格後に行きます。

そのタイミングでおみくじを返納しましょう。

もう一度おみくじを引くとき

悪い結果がでたからといって、何度もおみくじを引くのはおみくじの意味がなくなってしまうのであまり良くないとされています。

しかし、新たな悩みや迷いができて、運勢を知りたい、アドバイスが欲しいと感じたときは再びおみくじを引いてもかまいません。

このときが、前回のおみくじを返納するタイミングの一つとなります。

引きなおした際、結果がどうであれ書かれている内容は受け止めましょう。

気になる場合は、その日のうちに引きなおさず後日あらためて引くようにしてください。

持ち帰ったおみくじの処分方法

持ち帰ったおみくじはタイミングがきたら処分しなくてはなりません。

ここでは、どのようにおみくじを処分したら良いのか処分方法を紹介します。

おみくじを引いた神社・寺へ返納

おみくじを引く際にした願い事などが叶ったとき、神様にお礼参りに行きます。

お礼参りで古札収所や古札受付へ返納するのがおみくじの処分方法の一つです。

決まりではありませんが、近くに賽銭箱がある場合は、おみくじを引くのと同等の金額のお賽銭を入れましょう。

おみくじを引いた神社やお寺まで距離があるなどの理由で、直接行けない場合もありますよね。

なかには郵送で受け付けているところもあるので確認してみましょう。

ほかの神社・寺で返納

おみくじを引いた神社やお寺とは違うところでも返納は可能です。

おみくじを引いた場所が遠くて行けない場合や初詣で別のところにいった場合など、別のところへ返納してもかまいません。

お礼参りでの返納と同様に古札入れや返納箱へ返納しましょう。

ただし、違う場所であっても、神社で引いたおみくじは神社へ、お寺ならお寺へ返納してください。

どんど焼きで燃やしてもらう

どんど焼きは神社やお寺などでおこなわれる火祭りです。

門松やしめ縄などのお正月飾りや古いお守り、お札などを燃やすことができます。

地域によって時期が違うこともありますが、1月15日の小正月におこなわれることが多いようです。

どんど焼きがどのような行事なのか詳しく紹介した記事があるので参考にしてください。
「どんど焼き」とはどんな行事?時期や由来についてもご紹介

お清めして燃えるゴミで処分

上記の3つの方法がどうしてもできない場合もあるでしょう。

そのような場合はお清めをして燃えるゴミとして処分ができます。

お清めの方法も簡単で、広げた半紙や和紙のうえにおみくじを乗せ、粗塩をかけるだけです。

お清めができたらビニール袋や封筒に入れ、感謝とともに燃えるゴミの日に処分してください。

おみくじを処分する際、神様への感謝と敬意が大切です。

そのままゴミ箱に入れないようにしましょう。

持ち帰ったおみくじは、保管中も含め雑に扱わないようにしてくださいね。

まとめ

結ばれたたくさんのおみくじ

今回の記事では、おみくじを引いたあと、持ち帰るのか境内に結んでいくのかなどを紹介しました。

結果に関わらず、おみくじは持って帰っても境内に結んでいってもかまいません。

持ち帰って書かれていることをじっくりと読んでみるのも良いかもしれませんね。

処分の方法も、どうしたらいいのか悩む方もいたかもしれませんが、今回の記事を参考に、タイミングをみて返納したりどんど焼きに持っていったりしてください。

その際は、神様への感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。


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