子どもが言うことを聞かないのはなぜ?年齢別の対処法が知りたい!

砂場で泣き顔の男の子

子どもが言うことを聞いてくれないと、どうして?何をしたらいいの?と誰かに答えを求めたくなりますよね。

筆者の子どもが幼い頃にも、同じような体験をたくさんしてきました。

今回は、3人の子どもを持つ筆者が、子どもが言うことを聞かないときにどのように対応したらいいのかを紹介します。

周りの子どもやママたちの行動を見て感じたことなど、注意点やNG対応も紹介するので、参考にしてくださいね。

ママライタープロフィール

tomo

大学生の息子、娘、中学生の息子を持つママライター。(※原稿執筆時)
知的好奇心を満たしてくれるものが大好物。 今ハマっているのはCOTEN RADIOとKevin’s English Room。苦手なのは計算と掃除。

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子どもが言うことを聞かないのはなぜ?

エプロンをした泣き顔の男の子

子どもが言うことを聞かない原因のひとつは、誰もが迎える反抗期だと言われています。

第一次反抗期は1歳半〜4歳(個人差あり)の子どもが成長する上で必要な過程であり、自己主張を始めるため、言うことを聞かないように見えてしまいます。

発達段階ごとの反抗期によるもの

第一次反抗期は一般的にイヤイヤ期と言われており、自分と他人の区別ができ、心が成長するうえで大切な時期です。

子ども自身が「自分はこれがしたい」「これはしたくない」と自分の気持ちを表現できるようになります。

ときにその内容が、大人から見ると理不尽なことに思えたり、合理的でなかったりするので、やめさせようとすることで反発が起こります。

しかし、この時期に上手に対応して親子の信頼関係が築ければ、年齢と共に次第に落ち着いてくると思います。

逆に、あまり信頼関係が築けないと、いつまでも反抗期が終わらず、子育てに苦労がつきまとうようです。

言うことを聞かないのはどんなとき?

2歳児はまだ思い通りに身体がうまく動かせないため、靴が履けなかったり、言葉が上手く伝わらなかったりして、イライラをぶつけてくることが多いと思います。

3歳児は言葉が少しずつ上手になって意思疎通はできますが、良いことと悪いことの判断はまだできません。

そのため、悪いことだと分からずに行動してしまい、叱られるというケースが多いのではないでしょうか。

4〜5歳は個人差はありますが、大人の言うことと実際に行動していることを見て、ある程度判断していると思います。

子どもから見て、言うことを聞かなくても大丈夫な条件が揃うと、わがままな行動をしてしまっているようです。

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言うことを聞かない場合の年齢別対処法

頭を抱える母と子

年齢によって、言うことを聞かないときの対処法は変わります。

2〜5歳までのそれぞれの対応の仕方を具体例を挙げながら紹介します。

2歳児が言うことを聞かないとき

雨でもないのに長靴を履きたがったり、傘を差してみたりなど、大人にとっては不可解な行動をしたがることがあります。

ちょっと恥ずかしいしやめさせたくなりますが、そのうち飽きるので、人の迷惑にならないことや危なくないことならさせてあげましょう。

また、上手にズボンを履きたいのに履けずに泣き出して、手が付けられないことがあるかもしれません。

その場合は「大丈夫、○○ちゃんならできるよ」と声をかけてあげつつ、この子ならできると自分にも言い聞かせましょう。

つい手を貸してあげたくなりますが、いつもしてあげていると、自分でしようという意欲がなくなってしまいます。

また、どんなものでも触って場合によっては壊してしまうこともあるので、触られたくないものは、あらかじめ手の届かないところに片づけておきましょう。

3歳児が言うことを聞かないとき

買い物の途中で「このお菓子を買って」と泣かれると、つい買ってしまうことはありませんか。

3歳くらいになると、事前に約束ができるようになるので買い物に行く前に「今日は1個だけだよ」などと、約束をするといいと思います。

ただしその場合、約束は基本的に厳守です。

大人の気分で変えたり、なかったことにすると、あとに良くない影響が残ります。

買い物だけではなく、遊びに行くときでも時間が来たら帰るなど、事前に我慢することがあると伝えておくのはおすすめです。

子ども自身も前もって心の準備ができるので、イヤだと泣いたり騒いだりすることが少なくなります。

4歳児が言うことを聞かないとき

4歳くらいの子どもは、言葉が上手に話せるようになり、大人との会話もきちんと理解できるようになってきます。

すると、「あと1回だけ」や「今日だけいいでしょ」などと、大人の態度を試してくるような提案をしてくることがあると思います。

しかし、ここで許したり悩んだりする様子を見せると、せっかく決めたルールがどんどん崩れていきます。

このやり方ならわがままが通せると学んだあとに、同じようなシチュエーションで「ダメ」と言うと、「この前はダメじゃなかったのに、どうして」と子どもは混乱してしまいます。

大人が判断基準をはっきりさせて対応すると、子どもも言うことを聞かないといけない場合がどのようなときなのか、理解できるようになります。

この時期は、判断基準をはっきりさせることが大事なので、状況によって基準を変えるのは、ルールが定着してからにしましょう。

5歳児が言うことを聞かないとき

5歳くらいになると、ひとり遊びを卒業して、お友達と楽しく遊べるようになってきます。

例えば、公園でお友達と遊んでいたら、いつまでも帰りたくないと言うことを聞いてくれないこともあるでしょう。

この場合は、「時計の針がここまで来たら帰るからね」などと事前に予定を伝えておくことをおすすめします。

まだ時計が読めない子どもでも、この言い方だと伝わります。

楽しく遊んでいる最中に、突然やめさせられるのは、子どもにとっても悲しいことです。

子どもの気持ちも尊重しつつ、先に予定を教えてあげるとすんなり合わせてくれます。

ただし、この場合も言った通りの時間に帰ることは徹底しましょう。

言うことを聞かない場合の注意点やNG対応

子どもに指をさす母

言うことを聞かないといっても、さまざまなケースがあります。

その場ですぐに対応しないといけないので、いつでも心がけておきたい注意点を紹介します。

怖がらせるなどその場しのぎの対応をしない

言うことを聞かないとき、その場を収めるためだけの対応はおすすめできません。

泣き止まないからといって子どもの要求をそのまま受け入れたり、お菓子をあげることと引き換えに言うことを聞かせるような対応は要注意です。

そのまま要求を受け入れると、泣き声はさらに大きくなりますし、お菓子で言うことを聞かせていると、欲しいものがどんどん高級になる可能性があります。

または、「お化けが出るよ」などと言って怖がらせたり、「そんなことをしたらおもちゃ捨てちゃうよ」など脅したりすることも、良くありません。

怖がらせたり脅したりする効果は一時的で、そのうち効かなくなります。

本当はお化けが来ないことが分かると、大人はウソつきで信用できない相手だと感じてしまうでしょう。

親子の信頼関係が築けないまま大きくなると、第一次反抗期を過ぎても親や大人の言うことを信じられない子どもになってしまいます。

本人の前で「言うことを聞かない子」と言わない

子どもの前で周りの人に「この子は本当に言うことを聞かないの」と話すのは、良くありません。

ついつい愚痴を言いたくなる気持ちは分かりますが、どうしても言いたくなったら、子どもがいないところで言うようにしましょう。

親の言動を子どもはよく見聞きしています。

何気なく聞こえてきた言葉で、子どもが「自分は言うことを聞かない子だ」と自己暗示をかけてしまうことがあります。

いつの間にかそのような行動を取ることが当たり前になってしまうので、子どもの前ではできるだけ前向きな言葉を出すように心がけましょう。

親子の信頼関係ができると後がラクになる

注意点やNG対応をご紹介しましたが、その場しのぎではない対応って何?と思われたかもしれません。

筆者が意識したのは、子どもが泣いても根気よく丁寧に言い聞かせることです。

我が子が小さい頃、お菓子を買って欲しくてスーパーで泣きわめいたとき、ジタバタする子どもを抱きかかえて一度家に帰りました。

親も子も気持ちを落ち着かせて、もう一度約束をしてから再び買い物に行きました。

そのようなことを何度か繰り返すうちに、子どもは約束を守ることを覚えてくれました。

面倒なようですが、幼いうちに根気強く教えたものは、その後もずっと残っていきます。

親子の信頼関係ができると、大きくなってからも携帯電話の使い方など、決めた通りにしているので、叱ることはありません。

子どもが小さい頃は、大変なことが本当にたくさんありますよね。

しかし、この時期に丁寧に子どもと向き合うことで、子どもが思春期を迎える頃には、それなりの結果が表れると、身をもって感じています。

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