ママライター座談会前半では、共働き家庭の家事分担の現状について本音を語り合っていただきました。
座談会前編:【ママライター座談会】家事分担していますか? 家事分担の現状とママたちの本音(前編)
座談会後半では、家庭での役割分担のコツをみんなで考えていきます。
参加ママライター紹介(アルファベット順)
※子どもの学年・年齢は原稿執筆時のものです。
aiko中学生男子と高校生女子の母。夫婦で在宅。
emi 小6男子の母。夫は会社員(通勤時間30分程度)・基本土日が休み。
mayumi 小1男子と3歳男子の母。夫の職場は自宅近く、比較的時間に融通が利く。
nob 小5女子の母。夫は基本会社にいる。(今回の担当ライター)
sono 小6女子・中2男子・高2男子の母。自営、自宅横に仕事場があるので在宅に近い。
上手く家事分担できない悩み
今回の座談会では、家事分担するうえでの悩みも見えてきました。

- emi
- 「何が自分にとって負担なのか」を細かく洗い出してみるといいかもしれませんね。たとえば一言で「料理が嫌」といっても、献立を考えるのが苦手な人もいれば、洗い物が負担な人、買い物が面倒な人など、人それぞれ違ったりしますよね。
「料理を作るのは嫌じゃないけど、文句を言われるのが嫌」という人は、「がんばって作ってるから、文句は言わないで」と家族に釘をさしておくとか(笑)。 - aiko
- 私は、片付けが苦手な所を共有できて、そこは任せるということができました。何がすごく負担なのか、ストレスなのかということを、家族の間で共有するのが一番手っ取り早いですよね。
- mayumi
- うちは、夫から「料理はしません」って宣言されて。多分作るだけならできるけど、食器がどこにあるのかとか分からない中、料理するのがストレスになる。だから、「料理してもらおうと思わないでほしい」と言われたので、そうはっきりと言われたら「そっか」って感じですね。私が料理をしたくないときは、夫に頼るのではなく、アウトソーシングする。買ってくるか、外食かという別の選択肢になるから、期待しないというのは良いですね。
家事・家庭生活のマネジメントの大変さ
- aiko
- 家事って、一個一個はそこまで難しいものではないですよね。
- mayumi
- 洗濯ひとつとっても、いつまでに終わらないといけないとか逆算しなきゃいけない。ご飯も食べたいときにすぐ食べられるわけじゃない。
- emi
- 家事って、実は全部をやってみないとわからないことがあると思うんですよね。たとえば、家族で出かける前は、子どものお出かけの準備だけじゃなく「帰宅後は夜ごはんやお風呂で忙しいから、朝のうちにゴミ出しの準備をしておこう」みたいな。主婦って、無意識に先のことを考えながら動いていると思うんです。それが疲れる原因でもある。だから、ゴミ出しだけとか、お風呂そうじだけとかじゃなく、全体的にやってみてほしいなとは思いますね。
- mayumi
- 育児にも言えることですよね。「男性の育休」とか言うけれど、「ママのお手伝いの育休」ではなくて、ママがいなくても1日回せるっていうぐらい、お父さんにもなってもらう。これからそうなるのかな。
- emi
- 見えない家事の中に、スケジュール管理もあるじゃないですか。子どもが小さいときは予防接種、大きくなってからは部活の試合とか。そこまで考えてやっているお母さんたちって、えらいですよね?(笑)
- sono
- 家事は休みなしですからね、結局。終わりがない。
- emi
- 子どもには「家で暮らす限り、家事は永遠に続くから」と言い聞かせています。家で暮らす人が家事をするのは当たり前なんだ、と。人生とは、永遠の家事と雑事です(笑)。
- aiko
- お手伝いさんが、常に自分の周りで何かやってくれるわけじゃない。私たちも一生やらないといけないけれど、家事は本当に好きじゃない。今日はズボラでもいいかとかはあっても、拒むことはできない、お母さん業はね。

みんなの役割分担のコツ
みなさんの家事分担の現状から、程よく家事の役割分担ができている家庭もありました。
そのコツについて話していただきました。

- mayumi
- うちは2人とも洗い物がすごく嫌い。引っ越ししてからは食洗機が来て生活が激変したので、やっぱり家電の力を借りる、お金で解決する。洗濯物も干すのが嫌いなので、なるべく乾燥機で乾燥できるものにする。そこを無駄と思わないでくれたら良いですよね。
- emi
- 家事にかかる手間や負担をわかっているパートナーなら、食洗機や乾燥機などにお金をかけることにも理解を示してくれると思いますが、「家事なんて誰でもできることだろう」とか、「お前のほうが時間があるんだから」という価値観のパートナーだと、すごくつらいだろうなと思います。いるんですよね、そういう人も……。
- aiko
- だから感謝の気持ちもなくなるんですよね、理解をしないから。働く大変さとは違う大変さ、もう延々と毎日やらないといけないものだからね。
- mayumi
- 料理が一番重たいですよね。
- aiko
- 料理に時間がかかる。うちは「何にしよう」がすごく嫌だったので、食材宅配サービスを利用しています。献立を決めてもらえて、しかも毎日届くので、相当楽になって。自分が料理しているときには無かったメニューもあるので、バリエーションがかなり増えました。以前は揚げ物もしていなかったけれど、週1回くらい定期的にやっています。
だから、先ほどのお互い嫌な家事にお金をかけるというところでは、うちは献立の悩みをお金で解決している。だいぶ楽になりました。 - emi
- うちの夫が家事をするのにはいろいろ理由があると思いますが、もともと「夫は家事をするものだ」と思っているのが一番大きいと思います。お義父さんがその年代にしてはかなり家事をする人なので、その影響もあるかもしれません。
- aiko
- 「九州男児でなくちゃいけない」というか、「お母さんは専業主婦で家のことをやって、お父さんが外で働く」というイメージで育ちました。だから、そんな風に協力的で、当たり前のように一緒に家事をやっているのは素敵だなと思います。
- mayumi
- 私も夫も、「専業主婦の母親と外で働く父親」ということが当たり前の中で育ちましたが、家事をするのは女の人だけではないという思いは強くて。夫と付き合っている当初から、「これからの時代、男とか女とか関係ない」とこんこんと言ってきました。「家庭のことはお互いが必ずやるべきことだ」という認識でいます。それがベースにあったうえで、今の夫婦の状況として、私のほうが家にいるから家事をするし、夫はその分頑張って稼いでくれるし、これが今のベストな状態だね、ということはよく話します。
そして一番大きいのは、夫はすごく「ありがとう」って言ってくれるところです。夫はご飯の文句を言わないし、手抜きとか絶対に言わない。土日はどれか絶対外食にしてくれる。「あなたにも休みが必要だ」って言うところだと思います。 - sono
- 私は、夫が何かしてくれたら必ず「ありがとう」と言うように心掛けています。夫の母は、「男の人も手伝いをして協力しなさい」と、ずっと言ってきたみたいなので、それが手伝ってくれることにもつながっているのかなと。個人の性格にもよりますが、育ってきた家庭環境も多少影響していると思います。
子どもにも、家事は何でもできるようにさせたいと常日頃思っているんですが、なかなか難しいです。中高生も忙しくて、食器を下げたり、洗濯物を収納したりはするけれど、そういうことぐらい。役割を決めて子どもに手伝いをさせている方もいらっしゃったので、その子の為にもなるのかなと思いました。 - aiko
- お互いの尊重と感謝の心は大事だなって思いました。
そして、文句を言われて腹が立つというお話も、そうだなあと。夫が外で働いていて、帰ってきたら散らかっていて、「なんで片付いてないんだ」って責められると、こっちもカチンときて、「気になるなら自分でやったらいいのに」というのがあって。今はやってくれるようになって、「ありがたいな」と感じています。感謝の気持ちはお互い大事。うまくやるってそこだなって思いますよね。 - mayumi
- 褒めてほしいときは、自分から「すごく大変だった」感を出します。普段の生活でも「キツイのに、ご飯を頑張って作った」と言ったら、夫と子ども2人がすごく感謝してくれます。
でも、「ありがとう」って、ちょっと恥ずかしいじゃないですか。うちは、夫がすごく「ありがとう」を言う人だから、私も言えるようになりました。最初はちょっとこそばゆかったし、なかなか言えなかったけど、言えば言うほど言いやすくなる。挨拶と一緒ですね。 - aiko
- 感謝の心があるとね。「仕事、頑張ってくれてありがとう」ってお互いに思えたらね。
- sono
- 結局、声掛けというか、お互いへの思いやりが必要ですね。
- emi
- どんなにバリバリ稼いでいる旦那さんだとしても、家族が支えてくれているから仕事に集中できるわけで。稼ぎがどんなに違っても、そこは感謝して欲しいですよね。
- aiko
- 各家庭に事情があって、例えばご主人が単身赴任という所もあるし、そのご主人がやってくれないと言っても、仕方ないことですよね。でも、「いつもありがとう」ってお互い納得しているかどうか。
- nob
- 相手に「やってほしい」と言うのがストレスというお話もありました。
- aiko
- 料理を作ってくれるのかどうか様子を伺うのがきついから、私がやったほうがいいってなるのも、分からない話ではありません。でもそう思っているよと、伝え合うのも大事かな。
- mayumi
- 言われないことは「ないこと」と思っているかもしれない。言わないってことは、別に不満もないんだと思っているかもしれない。だから、嫌なことややってほしいことは、言葉にして言わないと伝わらないと思います。あとは、言い方ですね。
- aiko
- 「今日は本当にキツいから、ちょっと手伝ってほしいな」とか、命令ではなくきちんと自分の状況を伝えてみると、「じゃあ、ちょっと手伝おうかな」ってなるんじゃないかな。
- mayumi
- 「手伝ってくれたら、嬉しいわ」、「やってくれないかな?」とかね(笑)。
変化している若い世代

家事分担の現状について、ママたちの本音はいかがでしたか?
私たちよりも若い世代のパパ・ママたちを見ると、夫婦の役割分担の考え方が違ってきているように見えます。
例えば、保育園や幼稚園の送り迎えや小児科での予防接種の場面でも、お父さんたちの姿を以前よりも多く見かけるようになりました。
当たり前のように、若いお父さんたちは抱っこひもで赤ちゃんを抱っこしています。
育児をしているお父さん同士の交流の中で、情報交換もしています。
働き方も夫婦の形も多様化している時代。
夫婦の役割分担も、「お互いの尊重と感謝の心」を持って考えたいですね。
関連記事:【ママライター座談会】家事分担していますか? 家事分担の現状とママたちの本音(前編)

































