夏のレジャーといえば、キャンプをイメージする方は多いことでしょう。
昨今はオートキャンプやグランピングなどキャンプの種類も増え、小さな子ども連れの家族でも気軽に楽しめるアウトドア・アクティビティになりました。
しかし、夏のキャンプで忘れてはならないのが暑さ対策です。
高原や海辺・川辺などキャンプ場が多い場所は涼しいイメージがありますが、盛夏の昼下がりは30℃を超えるところも多く、暑さ対策は欠かせません。
この記事では、キャンプ場の暑さ対策を紹介します。
夏のアウトドア、注意点と必需品は?
キャンプに限らず、夏のアウトドアレジャーは暑さ対策が必須です。
特に、子どもは大人よりも熱中症になりやすく、しかも自分が熱中症であることに気付きにくいものです。
ここでは、夏にキャンプなどのアウトドアレジャーをおこなう場合に必要な暑さ対策や、便利グッズなどを紹介します。
レジャーに行くときには参考にしてください。
熱中症対策に水分補給
熱中症対策の基本は水分補給です。
意識して水やお茶を飲むように心がけましょう。
晴天でなくても、またそれほど気温が高くなくても、夏は汗で体内の水分がすぐに出ていくものです。
汗をたくさんかくような暑い日は、水やお茶よりもスポーツドリンクがおすすめです。
水分だけでなく、塩分や糖分も補給できます。
子どもは、遊びに夢中になると水分補給を忘れがちなので、大人が注意しましょう。
なお、水遊びをしている場合も同様です。
水のなかにいると汗はそれほどかかないようですが、運動量が多ければ体内から水分は出ていきます。
30分に1回は意識して水分を取らせてください。
帽子・日傘・涼しい服装
帽子や日傘で、暑さ対策をすることも必要です。
夏は日陰でも日光が届くので、たとえ日陰で遊んでいても、帽子をかぶせましょう。
特に、海辺は日差しが厳しいので水着の上からラッシュガードを着せるのも効果的です。
また、汗をびっしょりかいた衣服で室内に入るとエアコンで一気に冷えて風邪をひく恐れもあります。
速乾性のある素材の服を着るのも大切です。
ボトムスも、乾きやすく、軽く、通気性の良いものがおすすめです。
赤ちゃんの場合はガーゼ素材の服がおすすめです。
暑さ対策の基本は場所選びから
夏は気温が35℃を超える日が珍しくなくなった昨今、盛夏のアウトドアは場所選びが重要です。
ここでは、夏でも快適にアウトドアレジャーを楽しめる場所選びのコツを紹介します。
標高が高いキャンプ場がおすすめ
キャンプをするならば、標高の高い場所がおすすめです。
海辺のキャンプも魅力的ですが、テントを張って寝るには暑すぎるので盛夏はおすすめできません。
標高が高ければ日中でも涼しく、快適に遊ぶことができるでしょう。
ただし、標高が高い場所は朝晩の気温差が激しく、明け方は寒いくらいのこともあります。
朝晩の気温差をしっかりと確かめておき、羽織るものなど防寒対策もするのがおすすめです。
風邪をひかないように注意しましょう。
コテージやグランピングも検討を
テントで寝るのは、子どもにとってまたとないワクワクする体験です。
しかし、盛夏は夜の気温も25℃を上回ることが珍しくありません。
寝ている間に熱中症になる恐れもあるでしょう。
特に小さい子どもは暑いと寝苦しく、睡眠不足になって体調を崩す恐れもあります。
暑い時期はテント泊にこだわりすぎず、エアコンのあるコテージに泊まったり、雰囲気を味わえるグランピングを検討したりしましょう。
屋外で思い切り遊んだりバーベキューをしたりするだけでも、子どもにとってはとても素敵な思い出になるはずです。
テントの設営場所は木陰を
テント泊をする場合は、木陰にテントを張りましょう。
風がとおりますし、日中も熱がこもりにくいはずです。
ただし、木陰は虫が落ちてくる場合もあるので、蚊取り線香を炊くなど防虫対策もしっかりしてください。
また、トイレや水道の場所もよく確認しておきましょう。
夜に子どもの付き添いでトイレに行く場合、遠いと大変です。
なお、標高が低ければ木陰でも高温になることもあります。
川遊びやプールの水遊びもセットで
川遊びやプール遊びなど、体温を下げて熱を逃がす水遊びをするのも良いでしょう。
ただし、安全面には十分注意してください。
足が十分に立つ場所であっても、ライフジャケットを身に着けて目を離さないようにしてください。
また、水分もこまめに取り、帽子を被って日焼け対策もしましょう。
川で遊ぶ場合は、急な放水が起こることもあるので上流にダムがないか確認してください。
天候も変わりやすいので、こまめに確認しましょう。
暑さ対策グッズやアイテムで快適に
たくさんの暑さ対策グッズやアイテムが販売されています。
夏のキャンプは、暑さ対策グッズをフル活用しましょう。
ここでは、おすすめの暑さ対策アイテムを紹介します。
ポータブル扇風機などの便利グッズを持参
電池式や充電式のポータブル扇風機は、首から下げられるものや持ち歩きできるものなども安価で手に入ります。
少し大きめの扇風機でテント内の空気を循環させるのもおすすめです。
首にかける冷たいサマースカーフや冷却タオルなど、アウトドアでも使える冷感グッズはすべて使いましょう。
クーラーボックスに冷感タオルなどを入れておけば、現地で取り出して使えるでしょう。
また、クーラーボックスに保冷剤をたくさん入れておけば、寝るときに安眠グッズにもなります。
タープで日陰を作る
オートキャンプの場合はタープを持参して日陰を作りましょう。
最近のキャンプ場は防犯や防虫の面から、あまり木陰がないところもあります。
タープを張って自分で木陰を作ると涼しく過ごすことができるでしょう。
アウトドアグッズショップで1万円以下で手に入れられます。
遮光性に優れたスクリーンタープもおすすめです。
キャンプ場によってはレンタルもあります。
寝るときの工夫が大事!コットや冷感パッド
テントには冷房がないので、熱帯夜は寝苦しいものです。
冷感パッドやクールパッドを持参して敷き、保冷剤などで首筋やわきの下を冷やしましょう。
地熱を避けるため、エアーベッドやコットを使って床より高めで寝るのもおすすめです。
小さい子どもがいる場合は、落下防止目的で、コットよりエアーベッドが良いでしょう。
また、安眠できなければ昼寝をするか、翌日の予定を切り上げて早めに帰宅を検討するのも大事です。
睡眠不足は熱中症のリスクをアップさせるので気をつけましょう。
ちなみに、ベビーカーや車移動中も冷感パッドの使用がおすすめです。
打ち水をして涼しく
打ち水をすれば放射熱で周囲の気温を下げることができます。
周囲が泥だらけにならない程度に打ち水をしてみましょう。
バケツやホースなどを持参すればやりやすいので、車に積んでおくのがおすすめです。
ただし、キャンプ場によっては水を撒いてはいけないところもあるので、最初に確認してください。
まとめ:ファミリーキャンプを楽しもう
今回は、キャンプ場でできる暑さ対策を解説しました。
キャンプ場は涼しいイメージがありますが、35℃を越す場所も珍しくありません。
暑さ対策をしっかりして夏のファミリーキャンプを存分に楽しんでくださいね。