家族がインフルエンザになったら学校はどうする?注意点を事前に確認しておこう

マスクをする母娘

新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2020年以降、新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者に外出自粛を求める基準は状況により変わってきました。

新型コロナウイルス出現前は冬の感染症の代表格だった季節性インフルエンザに関しても、「インフルエンザに感染した場合、学校は何日休むんだったっけ?」「家族が感染したら子どもは学校に行けるの?」とあらためて考えた人が多いのではないでしょうか。

この記事では季節性インフルエンザの特徴や感染経路、予防法とともに、家族が感染した場合の対応を解説します。

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ママライタープロフィール

ayu

15歳と18歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。

インフルエンザの基本情報をおさらい

高熱をともなう風邪症状や全身症状が起きる季節性インフルエンザは時に大きな流行を引き起こします。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大で以前と比べると陰が薄くなりましたが、インフルエンザも感染力が強く、重症化の恐れもある感染症です。

流行のピークは例年12月~3月ですが、近年は「冬だけ気を付ければ良い」というわけではありません。

2023年5月1週目には1医療機関あたりの感染者数が1.7人となり、流行の目安である1人を超えました。

ちなみにこの週の報告総数は8316人で、前年の11人を大幅に上回っています。

ここ数年、季節性インフルエンザの大きな流行が見られなかったことで、インフルエンザの免疫を持つ人が減り、季節を問わず感染しやすくなったと考えられています。

ちなみに、沖縄県では冬に加えて夏にも流行することが知られています。

季節性インフルエンザの要注意時期は冬ですが、1年を通して用心しなければならない感染症になりつつあるのかもしれません。

参考:厚生労働省|インフルエンザの発生状況について

インフルエンザの症状と感染経路

厚生労働省ではインフルエンザを以下のように説明しています。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。 引用:厚生労働省|インフルエンザQ&A 

インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみをしたときに口から出る飛沫です。

感染者のなかには症状のない不顕性感染や、軽微な症状のみの場合もあり、インフルエンザに感染したと気付かないまま、周囲に感染を広げてしまう可能性があります。

家族への感染リスクと予防方法

加湿器の写真

衣食住をともにする家族間の感染リスクは高いです。

家族がインフルエンザに感染したら、飛沫による感染を防ぐために咳エチケットを徹底しましょう。

マスクの着用、ティッシュ・ハンカチで口や鼻を覆う、上着の内側や袖で覆うといった方法で、飛沫が飛び散ったり、手につくことを防ぎます。

咳をするときに口を手で押さえると、手を介してウイルスが周囲のものに付着するため要注意です。

インフルエンザは、発症の低減、ウイルスの除去、環境整備、体力の向上、ウイルスの回避によって発症や重症化を予防できます。

具体的には、流行前のワクチン接種、外出後の手洗い、部屋の湿度の保持、休養と栄養摂取、外出控えです。

家族の感染がわかったら、まめに手洗いをしてウイルスを洗い流し、部屋の湿度を50~60%に保って気道粘膜の防御機能を高めましょう。

十分な睡眠と栄養バランスの良い食事をとり、体調を整えておくことも予防になります。

インフルエンザウイルスの排出が続くとされる、発症前日から発症後3~7日間は、感染者を隔離して生活したほうがリスクを減らすことができます。

発症後7日間をすぎても咳やくしゃみが続く場合は、咳エチケットを守って生活しましょう。

参考:厚生労働省|咳エチケット

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家族が感染したら子どもの学校はどうする?

木の後ろに学校

子ども自身がインフルエンザに感染したときは、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱したあと2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」原則として出席を停止することが学校保健安全法で定められています。

では、家族が感染した場合、同居する子どもは学校に登校しても良いのでしょうか。

学校や自治体のガイドラインをチェックする

同居の家族が感染していても、生徒本人に症状がなければ、原則として登校を控える必要はありません。

一方で、同居の家族が感染し、生徒本人にインフルエンザ様(38.0℃以上の発熱など)の症状がある場合に登校停止を求めたり、同居家族が感染した場合に生徒本人の毎日の検温と学校への報告を求めたりする学校もあります。

学校ごとに判断基準が異なるので、自分の通う学校のガイドラインに従いましょう。

参考:大垣日本大学高等学校|H23年度「インフルエンザ感染および疑いの生徒」「同居家族のインフルエンザ感染による濃厚接触生徒」の対応について

通学する際の注意点

同居する家族がインフルエンザに感染した場合、生徒本人にインフルエンザのような症状がなくとも、体調に注意する必要があります。

感染していても症状が出ない不顕性感染の可能性があるからです。

「自分も感染しているかもしれない」という意識を持ち、いつも以上に咳エチケットに気を配って生活しましょう。

登校中に発症する可能性もあるので、少しでも体調に異変があれば先生に伝えるように、子どもに話しておくことも大切です。

我が家のインフルエンザエピソード

マスク姿の女性

私は毎年インフルエンザの予防接種をしており、在宅ワークで人と会う機会が少ないこともあって、大人になってインフルエンザに感染した記憶があまりありません。

そんな私ですが、結婚後2度だけインフルエンザに感染して寝込んだことがあります。

いずれも、子どもを出産した年の冬でした。

当時は夜の授乳で寝不足が続いており、「体力が落ちると病気にかかりやすくなる」ことを身をもって実感しました。

それ以来、インフルエンザの流行期には十分な睡眠をとるようにしています。

子どもが大きくなると、幼稚園や学校でのインフルエンザ感染を避けられなくなります。

家庭内感染を避けるために発症した子どもを隔離をしていたのですが、小さな頃はすぐ部屋から出てきてしまい、ほとんど隔離できなかったのを覚えています。

高熱でぐったりしているのも心配ですが、多少の熱なら元気に動いてしまうので大変。

これは多くの親が経験していることではないでしょうか。

ある年は、あまりにじっとできないので、ハリーポッターシリーズをレンタルして視聴することに。

登校停止の間に全話を見つくしてしまいました。

子どもを隔離するのは大変ですが、できる限りでも隔離したことが良かったのか、幸い、家族間で感染が広がったことはこれまでありません。

家族が感染しても生徒本人に症状がなければ登校可能

季節性インフルエンザは例年12月~3月に流行する感染症で、咳やくしゃみの際に出る飛沫によって感染します。

感染を防ぐには、咳エチケットや手洗いで飛沫を除去することや、栄養と睡眠を十分にとって体力をつけ、室内の湿度を適正に保って感染しにくい環境を作ることが大切です。

家族がインフルエンザに感染しても、生徒本人に症状がなければ学校に登校することは原則として可能。

なかには、学校独自のガイドラインを設け、報告や検温をルールとしているケースもあるので、子どもの通う学校の規則を確認しておきましょう。

参考:厚生労働省|インフルエンザQ&A

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