【1歳から年長まで】今年の十五夜は飾りを作って家族で楽しもう

十五夜の工作の写真

十五夜というと満月やお月見団子、すすきを思い浮かべる方も多いと思います。

毎年何となく十五夜を過ごしている方や、どのような過ごし方をすればよいかわからない方もいるでしょう。

今年は十五夜の由来を知り、子どもと一緒に飾りを作って、いつもと違う十五夜を迎えてみませんか。

幼稚園児くらいまでの子どもが楽しめる飾り作りを紹介します。美しい月を眺めながら、十五夜をイベントとして楽しんでみましょう。

十五夜に関する参考記事
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十五夜はいつ?由来は?

秋の十五夜は、中秋の名月とも言われ、旧暦8月15日の夜のこと。

現在の9月中旬から10月の初め頃で、毎年十五夜の日は違います。

新月から満月になる周期は14日から16日の間で変わるので、十五夜は満月とは限りません。

満月が少しずれる年もありますが、見た目はほぼ満月です。

十五夜の由来は、平安時代に貴族が盃や川面に映る月影を楽しみ、お月見していたことから。

その後一般庶民にも広がり、秋の収穫を祝い感謝し、稲の豊作を祈る行事へと変わっていきました。

秋の十五夜は空気が澄んで、1年間のなかで一番月がきれいに見えると言われています。

気候的にも過ごしやすくお月見を楽しめる時期です。

お団子やススキの飾り方

団子の丸い形は月を表しているとも言われ、十五夜にちなんで15個か、1年間の満月の回数と同じ12〜13個をお供えします。

十五夜は秋の収穫を感謝する日ですが、この季節に稲穂がそろわなかったため、ススキで代用するようになりました。

切り口が鋭いため、魔除けの意味もあるとされています。

飾る本数は、一般的には5本と言われていますが、地域によっては15本飾るところもあります。

お月様から見て、左側にススキや野菜などを、右側にお団子を配置します。

十五夜をイメージしてみよう

飾り作りに向けて十五夜をイメージしてみましょう。

満月やうさぎの餅つき、団子、ススキなど思い浮かべる方は多いと思います。

秋を連想させるトンボや紅葉もありますね。

子どもにもぜひ聞いてみてください。

どのようなイメージを持っているでしょうか?

大人では思いつかない想像力に驚くかもしれません。

子どもの発想を大切にしながら、話し合い、一緒にアイデア出しをすれば、子どもとのふれあいの時間にもなります。

十五夜に向けて、さらにワクワクする気持ちが増すでしょう。

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十五夜の飾りを作る前の準備

子どもと工作するには、事前準備が大切です。

慌てないためにも準備はしっかりしておきたいですね。

先ほどの十五夜のイメージを参考に、どのような飾りを作りたいかを考えます。

図書館の工作の本やインターネットなどを活用してアイデアをまとめましょう。

作りたいものが決まったら制作に入ります。自分で考えた飾りが形になるのが楽しみですね。

完成したら十五夜が過ぎていたということにならないように、製作スケジュールを立てましょう。

飾り作りの材料集め

色画用紙や文具の写真

作りたいものが決まったら、材料をそろえます。

空き箱や画用紙、クレヨン、絵の具、折り紙、リボン、トイレットペーパーの芯など家にあるもので十分。

普段からストックしておくと、思い立ったときにすぐ製作できますね。

足りない材料は100円ショップでそろいます。

子どもと材料集めから一緒におこなうのがおすすめ。

子どもならではのおもしろいひらめきや発見があるかもしれません。

創造力を鍛えることができます。

工作を始める前に準備したいこと

あらかじめ新聞紙やビニールなどを敷いて、床やテーブルが汚れないようにしましょう。

広めにカバーしていたほうが、思い切り工作を楽しむことができます。

子どもにスモックやエプロンを着せておくと、洋服の汚れを気にせず安心ですね。

安全に楽しむためにも、ハサミやカッターなど危険なものは子どもの手が届かないところに置いて、使うときは大人が見守りましょう。

小さな子どもは誤飲にも気をつけてください。

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飾りを作ってみよう

十五夜の工作の写真

準備ができたら早速作ってみましょう。

工作は子どもの手先を器用にし、創造力や集中力を育みます。

そして作った作品がうまくできたという自信が達成感につながります。

「どこが難しかった?」「どのような工夫をしたの?」など作品について声かけすると、コミュニケーションにもなりますね。

作品の完成度だけでなく、その過程も褒めてあげると、次の工作への向上心につながります。

子どものやりたい気持ちに寄り添い、一緒に作るという姿勢で、大人が手を出し過ぎないようにしましょう。

失敗しても、計画とまったく違うものができあがっても、子どもと一緒に作った思い出の飾りになります。

簡単にできるものをいくつかまとめました。参考にしてください。

【1歳〜】白い紙を丸めるだけで団子が完成

はさみを使うのが難しい年齢の子は、白い紙やティッシュペーパーをぎゅっと丸めるだけでも大丈夫。

両手の手のひらでくるくると転がすと丸くなりやすいです。

大人が周りにお花紙を巻いてあげるとお団子のできあがりです。

はさみを使わずにできるので、小さな子におすすめ。最後まで作れる子は、ぜひ自分で作ってみましょう。

いくつか作って、台や皿の上にピラミット状に並べるとお月見団子の雰囲気がより一層出ます。

崩れないようにテープで留めても良いですね。

串に刺して串団子にすると、いつも見慣れたお団子になります。

年長くらいになると紙粘土を丸めて作ることができます。さまざまな大きさや形の個性豊かなお団子が完成しそうです。

【2歳〜】紙皿を使って簡単にお月様を作ろう

紙皿を絵の具などで黄色に塗るだけでお月様が完成します。

筆を使って色を塗るのが難しい場合は、スポンジに色を乗せて、スタンプのようにポンポンと押していくと簡単に色が塗れます。

黄色の月だけでなくて、他の色を使ってカラフルなお月様も良いですね。

色を塗ったお月様に、ウサギの絵を描いたり、折り紙でウサギを折って貼ったり、アイデア次第でさまざまなお月様が完成します。

紙皿に穴を開けて、リボンを通せば壁に飾ることができます。

また紙皿の真ん中をくり抜いて、リースにするのもおすすめ。

折り紙で作ったウサギやススキなどを貼ると十五夜のリースになります。

【2歳・3歳頃(はさみが使えるようになったら)〜】壁面制作をしてみよう

はさみが使える子は白、黄色の紙を丸く切るだけでお団子やお月様のできあがりです。

下書きすると切りやすいですね。

ふたやマスキングテープなどの芯を利用すると簡単に丸が書けます。

黒や紺などの画用紙にペタペタ貼っていくと、月とお団子の作品が完成します。

少し不恰好な丸になっても手作り感があってかわいいです。

2歳くらいになるとはさみに興味を持つ子もいると思います。

見守りながらはさみやのりの使い方の練習をしましょう。

画用紙でウサギを作って貼ったり、折り紙で折ったすすきを貼ったりしても良いですね。

紅葉やトンボを貼ると、秋の季節感が出ます。

インターネットには無料のイラスト素材があるので、カラー印刷して使用すると手軽に作ることができます。

先ほど紹介した紙で作ったお団子や紙皿のお月様を貼ると、立体的な壁面制作になります。

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まとめ:今年の十五夜は飾りを作って楽しもう

工作をする子どもの写真

子どもにお月見の説明をするのは難しいですが、絵本を読み聞かせをしたり、一緒に飾りを作ったりすると、子どもたちも楽しみながら由来を知ることができます。

由来を知っていると、十五夜の楽しみ方がより深いものになりますね。

今まで何となく過ごしていた方も、今年は子どもと一緒に飾りを作って、準備から十五夜を楽しんでみましょう。

デザートにお月見団子が出てきたら、もっと盛り上がること間違いなしです。


【ライタープロフィール】
-hiroko-
高校1年生の息子と中学2年生の娘の子育て中ライター。
少しずつ親の手が離れていくのを感じる日々です。
「自分らしく楽しく暮らす」をモットーに、興味あることには積極的に挑戦中。
趣味はキャンプで、いつかソロキャンプデビューしたい。

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