住まいを探すうえで、ルーフバルコニー付きの物件を検討されたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ルーフバルコニー付き物件で子どもと暮らす様子が気になっている方もいらっしゃるかもしれません。
子どもが0歳から小学生になるまでの7年間をルーフバルコニー付きマンションで暮らした筆者の体験談をお伝えします。
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目次
ルーフバルコニーとは?
ルーフバルコニーとは、階下の屋根部分の上に設置された屋根のない屋外スペースのことで、フェンスや柵で外側が囲まれていることが多いです。
ベランダというと、部屋の外に張り出した屋根がある屋外スペースのことを指します。
一般的に、ベランダよりもルーフバルコニーのほうが面積が広く、屋根がないため開放的な雰囲気があります。
ルーフバルコニーのメリット
ルーフバルコニーにはたくさんのメリットがあります。
- 屋根がなく開けているため、眺望や日当たりが良い
- マンションのルーフバルコニーは上層階にあることが多いため、虫が少ない
- 面積が広いため、キャンプ道具などの大物が干しやすい
- 部屋の中が覗かれにくい
ルーフバルコニーのデメリット
その一方で、デメリットや気をつけるべきこともあります。
- 落ち葉などが飛んできて、掃除が大変
- 使用料がかかる
- 環境によっては近隣に気を使う
- マンションごとに規則がある
小さな子どもがいる家庭で、最も注意が必要なことはこの2点です。
- 転落事故
- 子どもがものを落とす
子どもの転落事故は時々目にする、悲しくて本当に悔やまれる事故の一つですが、特に子どもが小さいうちは目を離さないように注意する必要があり、危険性ややってはいけないことをしっかり伝えていかなければなりません。
どうしてルーフバルコニー付きマンションを選んだの?
夫婦二人暮らし時代に、たまたま住んだ物件にルーフバルコニーがついていました。
実際に住んでみると、開放的でとても気持ちがよく、季節が良いときはルーフバルコニーで過ごす時間が増えました。
花火大会の花火が見える環境だったこともあり、友人たちを招いて一緒に鑑賞をしたり、何でもない日でもルーフバルコニーで食事をしたりして、すっかりルーフバルコニーの魅力にはまりました。
その後も引っ越しのたびに、ルーフバルコニー付きの物件を探すようになりますが、条件の整ったルーフバルコニー付き物件はかなり稀少であることを知りました。
どうやってルーフバルコニー付きの物件を探したの?
ルーフバルコニー付きの物件はなかなかないため、不動産サイトの絞り込み条件に“ルーフバルコニー”を入れると、検索結果は激減します。
インターネットの検索ではなかなか見つからないため、不動産屋さん何軒かに足を運び、条件を伝え、良い物件が見つかったら連絡をもらうという方法で、長期戦覚悟で探しました。
ルーフバルコニー選びのポイント
ルーフバルコニー付きの物件が見つかっても、実際に内見をしてみて、断った物件もいくつかありました。
筆者の考える理想のルーフバルコニーを考えてみました。
- ルーフバルコニー前が開けていて眺望が良い
- ルーフバルコニー側に建物がなく、近隣の目が気にならない
- リビングからひとつづきになっていて、リビングに開放感がある
- 近隣と隣接していない(煙の行方など気にしなくて良い)
- フェンス高めで小さな子どもにとって危険性が低い
ただ、このように条件が揃ったルーフバルコニーは、本当に稀で、なかなか出会うことはできないため、我が家も妥協できるところは妥協して、物件を選びました。
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ルーフバルコニー育児 乳幼児期(0〜3歳)編
乳幼児期のルーフバルコニー育児はちょっと大変でした。
よちよち歩きの時期はそれほど心配ありませんでしたが、しっかり歩けるようになってくると、子どもは高いところにのぼりたがります。
ルーフバルコニーのフェンスの向こうがどうなっているかも気になって仕方がない様子で、フェンスにのぼりたがるし、物を投げたがるので、絶対に目を離さないように常に注意が必要でした。
それでも乳幼児期のルーフバルコニー育児を大いに楽しみました。
ベランダ遊びの定番!ビニールプール
※筆者撮影写真
ベランダに小さなビニールプールを出して、子どもと水遊びをするのは、夏の定番イベントですよね。
もちろんルーフバルコニーでも、プール遊びは鉄板です。
屋根がない分、より開放的な気分が味わえます。
大人はビニールプールサイドで、監視員さながらに冷たいドリンク片手にアウトドアチェアに座って、子どもが遊ぶ様子を見守ります。
慣れるまでが大変!ストライダーや三輪車の練習
わざわざ玄関を出て、公園や広場に行かなくてもストライダーや三輪車の練習ができるというのはとても楽でした。
広い場所で長い距離が運転できるようになる前の、乗り物に慣れるまでの練習がメインです。
この慣れるまでの間というのが子どもにとっても大人にとっても、嫌になったり億劫になったりで、ちょっと大変だったりします。
この期間のハードルを下げることができたのは、とても良かったことの一つです。
ルーフバルコニー育児 幼児後期以降(4歳〜)編
年中になる頃には、危険性ややってはいけないことなど親の言葉を理解できるようになってきて、少しずつ目を離せるようになりました。
子ども自身もルーフバルコニーライフを楽しむようになってきて、自ら水鉄砲やシャボン玉、縄跳びなどして満喫している様子です。
子ども大好き!プチキャンプ
※筆者撮影写真
季節が良いときは、時々ルーフバルコニーにテントを出して、キャンプ気分を楽しみます。
子どもの友達が泊まりに来たときにも、テントを出すととっても盛り上がります。
子どもたちは野外でテントで寝るというだけで、テンション上がりまくりです!
まわらない流しそうめん
友人が“流しそうめん”をやろうと、わざわざホームセンターで購入した雨樋を持ってきてくれたことがありました。
うまく傾斜をつけて、そうめんを流すのはなかなか難しかったけれど、とても盛り上がりました。
友人も自宅では、なかなかこんなに長い流しそうめんのコースにできないと言って喜んでくれました。
大人のルーフバルコニー活用
子どももルーフバルコニーを楽しんでくれていると思いますが、もちろん大人も満喫しています。
もともとアウトドア活動が好きな家族なので、マンションの一室の傍らといえど、野外というだけでなんとなくテンションが上がります。
ルーフバルコニーのお楽しみ!ビアガーデン
※筆者撮影写真
我が家では時々、室内でやりにくいBBQやもつ鍋をルーフバルコニーで楽しんでいます。
夜風に吹かれながら、ビアガーデン気分が味わえて、よりいっそうビールがおいしく感じます。
お外で朝食
春や秋の季節が良い休日は、気分を変えて、ルーフバルコニーでのんびり朝食を食べます。
いつもの朝ご飯メニューですが、なんとなく非日常感があって気分があがります。
子どもも外でご飯を食べることが大好きなので、よくルーフバルコニーで食べたがります。
風に吹かれてテレワーク
在宅ワーカーである筆者も、時々リモートワークをする夫も、ルーフバルコニーに机と椅子を出して仕事をすることがあります。
気分転換になり、気持ちよく仕事ができ、なんとなく仕事が捗る気がしています。
ルーフバルコニーのススメ
ここまで体験談を語らせていただいたとおり、我が家ではルーフバルコニーをフル活用しています。
子どもが7歳になるまでの育児の面でも大いに活用してきました。
大人であっても子どもであっても、太陽の光や風にあたって、ちょっと伸びをするだけで気分がスッキリすると思いますが、我が家ではルーフバルコニーを活用して、うまくストレス発散してきたように思います。
ルーフバルコニーのない育児は考えられないほどです。
ルーフバルコニー付きマンションに興味を持っていただき、何かの参考になればうれしいです。
賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、LINEやチャットでお部屋探しのご相談を24時間受け付けております。
ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。
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ママライタープロフィール
小2の息子、年長の娘を持つママライター。(※原稿執筆時)
ズボラな性格も相まってライフハックが大好きです。
食べることも好きで、簡単でおいしいレシピを集めています。
キャンプや野外フェスなど、アウトドア活動を好みます。デジタルイラスト練習中。