【小学校低学年向け】読書感想文が書けるようになる!書き方の基本を詳しく解説

本を片手に考える少女

「読書感想文は何から書くの?」「内容は何を書けば良いの?」

このように、読書感想文の書き方に困っていませんか?

特に、小学校に入学したばかりの1、2年生は、まだ作文も書き慣れていないと思います。

しかし、夏休みには読書感想文が宿題に出ますよね。

この記事では、作文や読書感想文にまだ慣れていない小学校低学年の方向けに、読書感想文の書き方を詳しく解説します。

特に1年生は、ひらがな・カタカナ、漢字の学習が始まったばかりで、本の読み方や文章の書き方を十分に理解できていません。

低学年のうちは、保護者の方がサポートしながら、読書感想文の書き方を身に付けましょう。

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ママライタープロフィール

nob

小学6年生の娘を持つママライター(記事執筆時)。
塾講師など教育経験が長い、元大学教員の博士ママ。現在はフリーで活動中。
厳選した蔵書は300冊以上の絵本マニア。
絵本、ボードゲーム、勉強法など、子どもの学習のお悩みや子育てのヒントになる情報を発信しています。

読書感想文を書く準備をしよう

開いた本の写真

慣れないうちは、読書感想文を書く準備をしましょう。

一見遠回りに見えますが、準備をしておくと、感想文を書くのが楽になります。

読書感想文を書く準備には、3つのステップがあります。

ステップ1 子どもに合った本を選ぼう

読書感想文を書くための最初のステップは、子どもに合った本を選ぶことです。

まずは本を読んでほしいので、子どもの好きな動物やキャラクター、好きな絵柄で選んで良いと思います。

選んだ本が子どもの好みや興味と合っていれば、読むのが楽しくなって、感想文を書く気持ちも前向きになります。

コツは、できるだけ書店で、本を手に取ることです。

書店であれば、その場で本の厚さや大きさ、文字の読みやすさを確認できますし、複数の本を比較することができるからです。

近くに書店がない場合は、「絵本ナビ」などに読書感想文におすすめの本が紹介されていますので、参考にしてみてください。

「絵本ナビ」公式ホームページ
※2023年6月時点の情報です。

ステップ2 本を読みながらネタを探そう

次のステップは、本を読みながら、感想文に書くネタを探します。

低学年の間は、保護者の方が一緒に読んで、手助けしてあげましょう。

ステップ3でメモを作りますから、本のどの場面を感想文に使うのか、しおりや付箋を貼ってください。

貼るポイントは、子どもの心に響いたところです。

例えば、思わず笑ってしまう場面やあっと驚く場面、結末など、思わず心が動く場面を選びましょう。

ステップ3 読書感想文メモを作ろう

本を読み終えたら、次は読書感想文メモを作ります。

実際に読書感想文を書くときに、作ったメモを見ながら書くとスムーズです。

一つめのメモには、なぜその本を選んだのか、その理由を書きます。

二つめのメモには、この本がどのようなお話なのか、あらすじを簡単にまとめます。

インターネットで検索すると、出版社のホームページで本の要約が書かれていることもあるので、その文章を参考にして書いてもよいでしょう。

三つめのメモには、子どもが好きな場面と、なぜ好きなのか理由を書きます。

読んでいる間にいくつか場面を選んでおき、一番好きな場面を2つ程度選びます。

絵本の場合は、好きな絵の場面でも良いでしょう。

最後のメモには、本を読んで、改めて子どもがどんなことを感じたのか、考えたのかを書きます。

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読書感想文を書いてみよう

いよいよ、読書感想文を書きます。

1年生なら、初めての読書感想文ですね。

小学校の国語の授業では、作文は「はじめ」「なか」「おわり」の3段落構成で書くことを学習します。

そこで、これを読書感想文に当てはめてみましょう。

読書感想文の基本的な構成

読書感想文の基本的な構成は、次の3段落になります。

 はじめ:本を選んだ理由や本のあらすじを書きます。

 なか :2つ程度の好きな場面とその理由を書きます。

 おわり:本を読んで感じたこと、考えたことを書きます。

はじめ:本を選んだ理由やあらすじ

読書感想文に慣れるまでは、本を選んだ理由から書き始めることをおすすめします。

「わたしはきょうりゅうがすきです。だから、このきょうりゅうのえ本をえらびました。」

というように、自分のことから書き出しても良いですし、

「ひょうしのたべもののえがとてもおいしそうだったので、この本をよみたいとおもいました。」

のように本の表紙の魅力から書き出しても良いでしょう。

また、主人公が何をする物語なのか、本の内容を簡単に紹介します。

ただし、字数制限があり、分量が多くなった場合はあらすじを省略できます。

本のあらすじを紹介するときは、自分の意見を入れるのではなく、客観的に物語を説明するのがコツです。

例えば、
「このおはなしは、しゅ人こうのねこが、たからをさがしにぼうけんをします。なかまが、ねこのぼうけんをたすけてくれます。さいごに、みんなでたからばこをみつけます。」
のように書きます。

なか:好きな場面とその理由

お城のイラスト

構成の中心である「なか」は、読書感想文の核になるところです。

一番心に残った場面、好きな場面を解説して、なぜその場面が心に残ったのか、好きなのか、理由をたっぷり説明します。

例えば、
「かえるが、手がみをかいているばめんがおもしろいとおもいました。なぜかというと、〜。」
「しゅ人公が、とてもこまっているようすを見て、どきどきしました。なぜかというと、〜。」
と、書きます。

字数制限がある場合は、取り上げる場面は1つか2つくらいが良いと思います。

読み手が最も読みたいところですので、書き手の気持ちを思い切り伝えてください。

おわり:本を読んで感じたこと、考えたこと

「おわり」の段落では、本を最後まで読んで感じたことや考えたことをまとめます。

例えば、
「この本をよんで、ともだちをたいせつにしようとおもいました。」
「ゆう気のあるしゅ人こうのぼうけんを見て、ぼくもがんばろうとおもいました。」
のように、自分の感じたことを素直に書きましょう。

書店で初めて手に取ったときの印象と、読み終わったときの読後感に違いがあれば、それを書いても良いですね。

最後に、素敵なタイトルをつけよう

読書感想文のタイトルは、子どもが頑張って書いた作文を象徴するものです。

ここでは、2つのタイトルの付け方を提案します。

1つ目は、本のタイトルや主人公の名前をそのまま使う方法です。

例えば、「(主人公の名前)のぼうけんについて」などのように書きます。

2つ目は、本から受け取ったメッセージやテーマをタイトルに付ける方法です。

例えば、友情の物語であれば、「ともだちっていいな」のようになります。

読書感想文は心の動きを表現しよう

男の子が思いつた様子

読書感想文は、子どもが本を読んで感動した、その心の動きを表現するものです。

はじめての読書感想文であれば、あまり細かい点を気にせずに、子どもの感動を素直に伝えられたら大成功です。

中学年に入り、文章を書くことに慣れてくれば、作文の正しい書き方や正確な文法、漢字の使用、さらに語彙力を増やすといったテクニックを身に付けていきます。

読書感想文の宿題は、普段本を読まない子どもにとっては、本を読むきっかけにもなります。

低学年は絵本を選んでも良いので、子どもの「好き」からぜひ始めてください。

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