高校の卒業式は、晴れやかな喜びと別れの寂しさが交差する特別な日です。
高校を卒業したあとは親元を離れる子どもも多く、親子の人生の節目だと感じる保護者もいるのではないでしょうか。
一方で、卒業式に出席するかどうか迷っているという保護者の声もよく聞きます。
この記事では筆者が我が子の高校の卒業式に参加した経験を交え、卒業式の流れや感想を紹介します。
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ママライタープロフィール
15歳と19歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。
高校の卒業式が持つ意味合い
高校を卒業したあとの進路は多様です。
就職して自分で収入を得られるようになる方もいれば、進学をきっかけに一人暮らしを始める方もいます。
もちろん、実家で学生として暮らし、自立はもう少し先だという方もいますが、卒業式を大人への第一歩を踏み出す区切りの日だと感じる方は多いでしょう。
2022年には成人年齢が18歳に引き下げられたため、高校卒業時にはほとんどの生徒が成人です。
高校の卒業式では、来賓や先生からこうした背景を踏まえた話があり、子どもの一人立ちを応援するとともに、大人としての責任が意識づけられます。
卒業式典から解散までの1日の流れ
高校の卒業式で保護者はどのような流れに沿って動くのでしょうか。
1日の流れを紹介します。
卒業式の流れ
卒業式の内容や流れは、小中学校とほとんど同じです。
卒業証書を一人ひとりに手渡す学校もあるようですが、小中学校に比べて、高校では生徒数が増えることが多いため、式典では代表者のみに渡す高校が多いと思います。
卒業証書授与の代表者や、卒業生代表挨拶をする生徒以外は特に目立つことはありませんが、高校の卒業式の厳かな雰囲気や、代表者の挨拶は胸にしみるものがあります。
私が出席した高校の卒業式でも、卒業生代表の挨拶が素晴らしく「参加して良かったな」と、とても感動しました。
卒業式のあとは各教室へ
式典終了後、各クラスに戻り、担任から一人ひとりに卒業証書が手渡されます。
保護者も子どものクラスに移動し、その様子を見守ります。
ここでは、式典の厳かな雰囲気から一転して、クラスのいつもの雰囲気にガラッと変わりました。
高校生になると小中学校のように学校に行く機会がなく、高校での我が子の様子を知るすべはありません。
高校に通った3年間、我が子が友達とじゃれている様子を見る機会なんて皆無でしたが、このときに初めて見ることができました。
一人ひとりがクラスに向けて一言メッセージを送ったあと、担任からクラスに向けた話があり、すべてが終了したあとにクラスや友達と記念撮影大会が始まりました。
子どもと一緒に写真を撮る保護者も多くいました。
担任の先生の話は、これから世の中にはばたく子どもたちに向けた内容で、ここでもとても感動しました。
クラスで解散したあとは各々写真撮影
クラスが解散したあとは、子どもだけの時間になります。
そのまま帰宅する学校もあれば、生徒主体の恒例行事がある学校もあるようです。
我が子が通った高校では応援団が登場して全員で校歌を歌う恒例行事があり、保護者はその様子を遠くから見学しました。
子どもたちは、そのまま他クラスの友人と合流して写真を撮ったり話したりして、高校生活最後の思い出作りをしていました。
高校の卒業式に参加した感想
高校の卒業式に参加した感想を紹介します。
親がいなければならない場面は実質ない
高校の卒業式では親と子が接する場面はほとんどありません。
我が子が通っていた小中学校では、クラスに戻ったあとに親への感謝の一言を言うイベントがありましたが、高校になると卒業式はあくまで子ども主体の儀式であって、親は見学しているだけという感じになります。
子どもが男の子ということもあり、卒業式当日、学校では親子でまったく話しませんでした。
子どもの性格にもよると思いますが「親がいないと寂しい思いをするのでは」という場面はほとんどないと思います。
親が参加して良かったところ
卒業式に参加することで、子どもの成長を実感できました。
また、先生の言葉、卒業生代表の言葉など感動する場面が多々あり、聞くことができて良かったです。
子どもの学校での様子をたくさん見れたのも嬉しかったですし、ここぞとばかりに、写真をたくさん撮りました。
注意したほうが良いなと思ったところ
卒業式に限ったことではありませんが、子どもによっては学校で親に話しかけられるのを嫌がる場合があります。
そういう場合は、目立たないように参加したほうが良いだろうなと思いました。
「来ないでほしい」と言われたときは行かないのも一つの方法かなと思います。
出席、欠席どちらが多い?
特別な事情がない場合は出席する保護者が多いですが、仕事や遠方を理由に欠席するケースもあります。
上述したように、親がいないと困る場面は基本的にないので、事情がある場合は無理をせず、欠席する保護者もいるようです。
小中学校に比べると両親揃っての参加は減りますし、祖父母が参加するケースはほとんどないのではないでしょうか(あくまで、私の周囲での話ですが)。
事情があり出席できない場合は子どもに欠席の理由を伝え、家で盛大に祝ってあげましょう。
卒業を祝う気持ちが子どもに伝わることが大切だと思います。
卒業式の様子をリサーチしておくと安心
卒業式当日に子どもたちが入退場する出入口や座る位置などを把握しておくと、準備をスムーズに進めるのに役立ちます。
私は、何気なく選んだ席が子どもたちの入退場する入口に近く、ラッキーな体験をしました。
座ったあとに周囲の方から「式典は1階で行われますが、出入りは2階のこの扉から行われるんですよ」と教えてもらったのです。
同じ学校の卒業生や保護者、部活動関係者、自分の子どもから情報を収集しておくと、当日の流れを把握しやすくなると思います。
高校卒業式は親にとっても区切りの日
高校の卒業式は、子どもが手を離れていく実感が湧くと同時に、子どもの成長を感じる特別な1日となりました。
個人的には、欠席しなければならない特別な事情がないなら出席してほしいなと思いますが、高校の卒業式に保護者が出席しなくても子どもが困る場面は基本的にありません。
「来ないでほしい」「学校では話しかけないでほしい」という子どもがいる一方で、「出席してほしい」「保護者が来てくれるとうれしい」という子どももいると思います。
出欠を決める際には子どもの気持ちも判断材料にしてみてはいかがでしょうか。
仕事などでどうしても参加できないときは、家で卒業を祝ってあげましょう。
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