子どもの絵本だけじゃない!地域の図書館の上手な使い方

子どもが本棚の前で笑う写真

月に2回、子どもと図書館に通っているママライターが、子どもが読書好きになる図書館の使い方をまとめました。

私の母は図書館の事務をしており、私自身、幼い頃から定期的に図書館に通っていました。

図書館は子どもの絵本だけでなく、CDやビデオ、雑誌などの取り扱いも豊富です。

子育てに役立つ情報も溢れていますし、自分ではなかなか揃えるには高額な子ども用の図鑑なども読み放題なので、どんどん活用していきましょう!

映画や音楽も楽しめる♪図書館でできること

図書館は、文庫本や絵本だけではなく、雑誌やCD、DVDまで借りられて、多彩なジャンルが幅広く揃っています。

また、そういった貸出以外にも、新聞やマニアックな専門書も確認でき、情報収集にとても役立ちます。

なかには、価値ある建築物として有名な図書館や、貴重な本が集まっている図書館など施設により特徴もさまざまです。

読書が苦手な方も、音楽を聴いたり、映画を見たり、ファッションや趣味の雑誌を買ったりすると思うので、そういった方も便利に利用できます。

子育て・生活から仕事まで幅広く活かせる

今は何か気になることがあれば、ネットサーフィンで情報を集める方が多いかもしれませんが、なかなか信憑性までは確かめにくいです。

誰でも簡単に書き込めるインターネットの情報とは違い、多くの書籍は経験豊かな著者、出版社の編集者や校閲者など事業者の管理・責任のもと制作されているので社会的な信用度が高いです。

図書館にある書籍はとても種類が豊富なので、年代・性別関係なく役立ちます。

特に初めてで不安な妊娠・育児に関しても、ママに役立つ情報誌から離乳食などのレシピ本まで並んでおり子育てに活用できます。

赤ちゃん・幼児は読み聞かせの絵本、小学生は児童書から図鑑、大人になっても趣味の雑誌から仕事に活かせる実用書など、生涯にわたって利用できます。

リクエストしてみよう!人気がある本の上手な借り方

もし、自分が読みたい本の取り扱いがなかったり、気になる新刊がある場合は、図書館に置いてあるリクエスト用紙に記入してリクエストできます。

要望が必ず通るわけではありませんが、他の図書館から本を借りていただいたり、購入していただけると思うので、わからなければスタッフに聞いてみてください。

また、借りられている本は予約ができます。

私が利用している図書館では、借りられるようになり次第、図書館から着信でお知らせしていただけるので助かります。

最近、息子は星のカービィ、娘はすみっコぐらしの人気の本が読みたいようですが、大体すでに貸し出しされているため、自分たちでせっせとリクエスト用紙に書き込んでいます。

待ち人数なども教えてもらえます。

ママ賃貸

読書が好きになる!子どもと図書館を利用するメリット

母子の後ろ姿の写真

我が子は0歳から図書館を利用していて、今は小学1年生と4年生に成長しましたが、ずっと本が好きです。

まだ文字が読めないときは、そばで絵本を読んであげるとスキンシップになりうれしそうですし、楽しい親子の時間は子どもが本に興味をもつきっかけになります。

多くの作品にふれ、たくさんの文章を読むと子どもの世界が広がり知識も増えます。

本を読んで感じたことやわからないことを親子で共有すると、さまざまな考え方ができるようになり、感受性も豊かに育つと実感しています。

図書館は、おもしろい絵本がたくさん揃っていますし好きなだけ読めます。

子どもが喜ぶイベントもあり、図書館は親子で楽しめる場所だと思います。

小さな子どもと図書館へ行くときのポイント

未就学児だと、大きな声を出してしまったり、走り回ったりしないか心配ですよね。

やはり、図書館自体が大人と子どものスペースが分かれていたり、子どもが過ごしやすい環境になっていると通いやすいです。

図書館により特色があるので、事前に子どもと利用しやすそうな図書館の近くに住まいを選ぶと頻繁に遊びに行けるので、育児に役立ち大変助かります。

我が子は、わんぱくなほうだったと思いますが、幼いときから図書館へ通い、静かに利用する場所を通じて成長できたので良かったと思います。

赤ちゃんの頃は、機嫌の良い時間帯に利用したり、幼児の頃は行く前に「静かに本を読むところだよ。うるさくなりそうだったら出るね」とあらかじめ伝えておくと良いです。

また、先に子どもに借りる本を選ばせて借りておくと、ぐずったときにそのまま心残りなく出られます。

何歳からどのようなときに利用できる?

赤ちゃんが本を見ている写真

本を借りられる図書カードは0歳から作れ、図書館が利用できます。

子どもが喜ぶイベントや読み聞かせなどもおこなわれているので、子どもと一緒に気軽に図書館へ足を運んでみましょう。

特に子どもが幼い頃は、母親と子どもの2人きりで過ごす時間が多いと思うので、気分転換できリフレッシュにもなります。

交流もないですし予約せずに行けて自分のタイミングで出られるので、乳幼児のときも行きやすいです。

子どものためのスペースがあったり、出費がないのもうれしいです。

子どもと図書館へ行ってみよう

図書館により開館時間や休館日が異なります。

事前に、近くの図書館のホームページを見て確認しておきましょう。

ホームページで絵本や紙芝居の読み聞かせやワークショップなどのイベント情報を発信していることが多いので、そちらも合わせてチェックします。

本は既定の数まで借りられますし、けっこう重たくなるときも多いので、カバンは手さげよりリュックサックがおすすめです。

私は、自分と子どもの図書館用のバッグを用意して、忘れないように図書カードを入れています。

本棚ではなくて、そのバッグに借りてきた本を入れるように決めて、家の本と図書館の本は混ざらないようにしています。

子どもが年長さんや小学生になると、自分で本を選んで一人でも静かに過ごせるようになるので、私は趣味の本や仕事に役立つ実用書をゆっくり見に行けます。

小さいうちは子どもを連れて「順番こね!」と、子ども用のコーナーと大人用のコーナーを往復していました。

借りた絵本、もし破れたらどうなる?

私が利用している筑紫野市民図書館では、本・雑誌・録音図書・紙芝居は10点まで、CD・DVDは3点まで15日間借りられます。※2022年10月現在。

借りているものを失くしたり破ってしまったり汚してしまったときは、弁償の対象になる場合があるので、大切に扱いましょう。

もし、破れた時はテープなどで勝手に補修せずにそのまま持参して伝えましょう。

まだ絵本をうまく扱えない時期は保護者と一緒に楽しみ、わかるようになったら借りる前に「大事に扱おうね」としっかり伝えて保護者が見守ることが大事です。

地域にあるさまざまな図書館

図書館の外観写真
※筆者撮影写真

図書館は施設により特徴が異なり、子どもと親子でゆっくり楽しめる図書館もあれば、大人が多く少しでも子どもが大きな声を出したら目立ってしまう図書館もあります。

一般的な図書館と少し変わった図書館を紹介したいと思います。

一般的な地域の図書館

一般的な図書館も、子ども用のエリア、授乳室や子ども用のトイレがあり、子連れでも過ごしやすい工夫がされているところが多くなっていると思います。

0歳児健診の際に絵本をプレゼントしてもらえるブックスタートを実施している自治体がほとんどなので、ぜひ合わせて図書館でお気に入りの本を増やしていって欲しいです。

絵本だけでなく、子ども向けの音楽やアニメなども借りて家で楽しめます。

特に今の子ども向けの図鑑は、大人が見ても知らないことが多く、テーマ別にわかりやすく学べます。

家ではなかなか揃えられないので知育にとてもおすすめです。

参考:ブックスタート|Bookstart Japan

子どもと行きたい福岡にあるユニークな図書館

福岡市早良区百道浜にある「福岡市総合図書館」は、図書・文書・映像の3部門で構成されており、ミニシアターで子ども向け映画の上映があります。

福岡県田川郡福智町にある「ふくちのち」は、図書館と歴史資料館が一緒になった施設で、ものづくりラボやクッキングラボもあります。

北九州市八幡西区にある「八幡西図書館」は、カフェテリアがあり、2階が子ども専用のフロアになっていて過ごしやすいです。

参考:福岡市総合図書館

参考:福智町図書館・歴史資料館「ふくちのち」

参考:北九州市立 八幡西図書館 公式サイト

住まいを選ぶときは図書館も指標の一つに

今回は、図書館の上手な使い方をまとめました。

子育てに役立つ情報が豊富な図書館は、歩いて行ける距離にあるとすごく便利です。

子どもと過ごす日常を豊かにしてくれるので、住む場所を決めるときも子どもと利用しやすい図書館が近くにあるかどうか、ぜひ確認してみてください。

ママライタープロフィール

tokami

9歳の息子と6歳の娘を持つ京都出身、福岡在住のママ。
趣味は旅行、読書、牧場巡り。10年間、睡眠専門医療機関でSEを担当していたのでIT関連は得意。
上級睡眠健康指導士。デザインを学び、現在は開業してWebサイト制作を中心に活動中。株好きのFP2級でもある。
子どももクリエイティブなので一緒に絵を描いたりゲームを作りたい。最近、長男がバスケを始めた。
(※原稿執筆時)

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