手袋の汚れが気になったとき、洗いたいと思っても自宅で洗濯できるかどうかが気になりますよね。
手袋を家で洗濯できるかは素材によります。
また、洗濯の方法も洋服とは違うため注意が必要です。
この記事では、手袋が家庭で洗濯できるかどうかの見分け方や、家での手袋の洗濯方法を解説します。
家で洗濯できない手袋のお手入れ方法も併せてご紹介しますので、参考にしてください。
手袋がおうちで洗濯できるか確認しよう
手袋が家庭で洗濯できるかどうかは、素材によって異なります。
まずは洗濯できるものかどうかを確認しましょう。
洗濯方法や干し方は、手袋に付いているタグなどで確認できます。
以下のマークが表示されている場合は家庭での洗濯ができない素材です。
この場合は、家庭では洗濯せずにクリーニングへ出す必要があります。
洗濯表示の見方は消費者庁のホームページで確認しましょう。
▼新しい洗濯表示│消費者庁
洗濯表示がない場合は素材で判断
手袋本体の洗濯表示を切ってしまったなど、洗濯表示がない場合は素材で判断できます。
ウール、カシミア、アクリル製なら家庭で洗濯が可能ですが、スエードや毛皮は洗濯できません。
レザーは基本的に洗濯はできませんが、撥水加工してあれば水拭きでのお手入れが可能です。
ただし、確実なのは洗濯表示のとおりに洗うことです。
したがって洗濯できるかどうかがわからない場合は、できればクリーニング店に相談したほうが良いでしょう。
手袋を洗濯する頻度
手袋を洗濯する頻度は1ヵ月に1回、または2ヵ月に1回ほどが適切です。
使う頻度や使い方によって、洗う頻度も調整しましょう。
さまざまな場所に触っている手袋は、見た目ではわからなくても汚れています。
さらに内側は汗や湿気で蒸れているため、あまり長い間洗わずに使うのは、匂いや菌も気になります。
暖かさだけでなく、清潔に使い続けるためにも定期的に洗濯しましょう。
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手袋を家庭で洗濯する方法
では具体的に、手袋を家庭で洗濯する方法をご紹介します。
まずは以下のものを用意してください。
- 中性洗剤(アクロン、エマール等の中性洗剤)
- 平干しネット
では洗濯を始めましょう。
1.前処理
汚れている部分に中性洗剤を原液のまま塗布します。
さらに計量キャップの角でたたいてなじませましょう。
目に見えるシミには酸素系漂白剤を付けておきます。
指先が汚れていることが多いですが、スマートフォン対応手袋の場合は漂白剤を使うと効果がなくなってしまうため避けましょう。
2.洗濯ネットに入れる
洗濯機で洗う場合は、手袋のサイズにあった小さめのネット入れて型崩れを防ぎましょう。
手洗いの場合はネットは必要ありません。
3.洗う
洗濯表示を確認して、洗濯機か手洗いで洗います。
このとき色落ちしやすいものは単独で洗いましょう。
洗濯機で洗う場合
「手洗いコース」「ドライコース」など、優しく洗えるコースで洗いましょう。
通常のコースで洗うと縮んだり、傷んだりする可能性があります。
柔軟剤は投入口にセットするか、または最後のすすぎで入れるようにしてください。
またビーズなど装飾品が付いている場合はタオルに挟んで水気を取りましょう。
洗濯機で脱水すると装飾品が取れてしまうかもしれません。
手洗いの場合
手洗いの場合は、以下の手順でおこないます。
- 30度以下のお湯に洗剤を溶かす(量はパッケージのとおり)
- 全体を押し洗い、指先の汚れはつかみ洗い
- 30度以下のお湯ですすぐ
- 洗濯機で脱水する(最短時間で良い)
柔軟剤は最後のすすぎで入れてください。
また装飾品が付いている手袋は洗濯機で脱水せず、タオルに挟んで水分を取るようにします。
4.干す
脱水後は、すぐに形を整えて干します。
時間が経つとシワになりやすいので、すぐにおこないましょう。
平干しネットを使って陰干しが基本です。
革(表革)手袋のお手入れ方法
革手袋は水洗いができません。
通常のお手入れは、乾いた布やブラシで汚れを落とす程度に留めます。
部分的な汚れは、革製品用の消しゴムで落としましょう。
専用の消しゴムがないときは、普通の消しゴムか食パンの白い部分を使ってこするだけでも、ある程度の汚れは落とせます。
汚れがひどい場合は皮革用クリーナーの使用をおすすめします。
革手袋に撥水加工がしてある場合は、通常の汚れ落とし方法では品質を落としてしまうことがあります。
以下の方法でお手入れしてください。
- 薄めた中性洗剤をつけて硬く絞ったタオルで拭く
- 硬く絞った水拭きで洗剤を取り除く(すすぎのかわり)
- 風通しの良いところで陰干しする
- 十分に乾いたら革用クリームやオイルを塗る
スエード手袋のお手入れ方法
スエード手袋の基本のお手入れは、スエード専用ブラシでのブラッシングです。
どうしても汚れが目立ち、洗いたい場合は、スエード専用シャンプーで手洗いしてください。
スエード用のお手入れグッズを揃えておくと、バッグや靴にも使えます。
手袋以外にもスエード製品を持っている場合は、購入を検討してみましょう。
手袋の保管方法
手袋はシーズンオフになったら、次のシーズンも使えるように正しく収納しておきましょう。
とりわけ虫食いやカビの被害が懸念されるため、防虫剤、乾燥材とともに保管します。
このとき防虫剤などが手袋に直接触れないように気をつけてください。
高温多湿はカビ発生の原因になるため、時々収納ケースを開けて風を通すなどの工夫も大切です。
まとめ
手袋は家庭で洗える素材もあります。
洗えるかどうかは手袋の洗濯表示を確認するか、表示がない場合には手袋の素材によって判断してみましょう。
素材によっては水洗いはできませんが、それぞれ適したお手入れの方法があるため、自力でできそうならチャレンジしてみてください。
手袋を洗濯する頻度は1~2ヵ月に一度です。
次のシーズンも清潔な状態で身に着けられるよう、シーズンオフにしまう前にも洗濯して適切に保管しておきましょう。
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