とにかく体を動かしたい子どもの雨対策は傘だけではなくカッパが最適ですよね。
お気に入りのカッパがある子どももいるでしょうが、使ったあとの処理で困った経験はありませんか?
カッパは洗濯したほうが良いのかどうか、洗濯するならどのように洗えば良いのかなど、カッパやレインコート、ポンチョなどのレインウェアや雨具のお手入れの悩みを解決します!
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カッパは洗う?洗わない?洗濯できるの?
子どもが使うカッパに限らず、レインコートやレインポンチョなどの雨具は、使ったあとに洗うものなのでしょうか。
そもそも洗濯できるのかどうかも併せて紹介します。
雨具を洗濯する必要性とは
濡れるのが当たり前のカッパやレインコートは、何となく洗う必要がないと思いませんか?
明らかに汚れていれば人前で着るのを躊躇するかもしれませんが、そもそも雨に打たれるのであまり汚れないような気もしますよね。
しかし、それは大きな間違い。
実は雨には空気中のホコリ、ゴミ、菌やウイルスなどが含まれているため、カッパやレインコートの表面は想像以上に汚れています。
内側にも汗や皮脂などが付着しており、洗わずに放置していると異臭や変色などが発生する可能性大。
はっ水性能や防水透湿性も低下してしまいます。
洗濯頻度はどのくらい?
では、どのくらいの頻度で洗濯をすれば良いのかというと、使うたびに洗濯するのが理想的です。
洗濯でダメージを受けてしまうのではないかと不安に感じる方もいるでしょうが、実は洗わないダメージよりも洗うダメージのほうが小さいため心配はいりません。
梅雨時期など連日使用する場合はまだしも、次にいつ使うかわからない状況では使うたびに洗濯するのが賢明です。
洗濯方法を確かめよう
カッパやレインコートなどを洗う場合は、適切な方法で洗濯するのも大切なポイント。
そもそも家庭で洗えるのかどうかを確認するのはもちろんのこと、洗濯機で洗えるのか手洗いなのかなどを洗濯表示で確認しましょう。
適切に洗濯することではっ水性能が蘇ります。
購入前に洗濯表示を確認しておけば、メンテナンス性に悩まされることもないでしょう。
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おうちでできるカッパのお手入れ方法
洗濯機もしくは手洗いでカッパやレインコートなどを洗うときの方法、注意点、干し方や整え方などを紹介します。
洗濯機で洗う場合
カッパやレインコートの洗濯表示に洗濯機マークが付いていれば、おうちでの洗濯機洗いが可能。
温度や洗濯の強度をしっかり確認し、適切な設定で洗濯機で洗いましょう。
ちなみに洗濯表示は2016年12月より新しいデザインに変更されました。
変更前後で表示が異なるため注意してください。
特に洗濯の強度はよく確認しましょう。
一般的な洗濯用洗剤でも構いませんが、天然素材のタンパク質を溶かす性質がある弱アルカリ性の中性洗剤を使うと汚れがよく落ちます。
素材へのダメージが気になる場合や手洗い表示がある場合はおしゃれ着用洗剤、ゴアテックスやドライテックなどの防水透湿性素材やはっ水加工が施されている場合は、専用の中性洗剤で洗うのがおすすめです。
首や袖などの汚れやすい部分は、事前に洗剤をつけて下洗いしておくと汚れが落ちやすくなります。
「漂白剤不可」の表示がなければ、漂白剤を使っても大丈夫ですよ。
ファスナー、ボタンやマジックテープなどをすべて留め、できれば大きめの洗濯ネットに入れて洗うとダメージやシワを予防できるので覚えておきましょう。
洗剤が残っているとはっ水性や防水透湿性の低下につながるため、通常の2倍程度かけてしっかりすすぎます。
カッパやレインコートなどの通水性がないものは、洗濯機で脱水するとトラブルの原因になる可能性があるため注意が必要です。
洗濯機で脱水はせずバスタオルで優しく拭き取ったあと、ハンガーなどにかけて風通しの良い場所で陰干ししましょう。
洗濯表示に乾燥機に対応している旨の表示があれば、もちろん乾燥機を使っても大丈夫ですよ!
手洗いする場合
洗濯機不可の洗濯表示がある場合は、手洗いです。
洗面器(桶)、洗面台や浴槽などにぬるま湯と少量の洗濯洗剤を入れ、カッパやレインコートを浸して押し洗い、または振り洗いで洗います。
洗濯機で洗うときと同じくファスナーなどを留め、おしゃれ着用洗剤を使うとダメージを抑えられます。
しっかりと洗剤を落とすため、すすぎは2~4回程度かけて念入りにおこないましょう。
バスタオルで水気を取ったら、ハンガーなどにかけて陰干しして乾燥させます。
実は熱処理が重要!
意外に感じる方も多いでしょうが、実はカッパやレインコートのはっ水性や防水透湿性は熱処理を施すことで復活します。
乾燥機が使える場合は、洗濯表示にしたがって乾燥機で乾燥させるだけなのでとても簡単です。
乾燥機が使えない場合は、あて布&低温のアイロンもしくは60℃程度のドライヤーを10cmほどの距離からかけます。
もちろんすべてのカッパやレインコートが熱処理可能なわけではないため洗濯表示で適した温度や処理方法の確認が欠かせませんが、可能な場合は忘れずに熱処理をおこないましょう。
はっ水スプレーなどで仕上げ
熱処理不可の場合、もしくは熱処理を施してもはっ水性や防水透湿性が十分に回復しなくなったらはっ水スプレーを使います。
乾燥させたあと、風通しの良い場所ではっ水スプレーをまんべんなく吹きかけましょう。
ムラや液垂れなどを避けるため、20cm程度離して全体がしっとりと濡れるくらい吹きかけます。
一度に複数のカッパやレインコートに使える漬け込みタイプ、濡れている状態でも使えるタイプのはっ水スプレーもあるので、お好みで使い分けてください。
カッパの保管方法は?
最後に洗い終わったカッパやレインコートなどの保管方法を紹介します。
せっかくきれいに洗濯できても保管方法が悪いと台無しになってしまうので、しっかり覚えておいてくださいね。
ハンガーにかけて保管
洗い終わったカッパやレインコートなどは、ハンガーなどにかけて保管します。
携帯用に便利な付属のケースなどあるかもしれませんが、畳んで保管すると折りたたんだ部分に余計なダメージがかかります。
湿気によるカビの発生も予防できるので、風通しの良い場所にかけておきましょう。
その際は当然ながら直射日光が当たる場所や高温多湿の場所は避けてください。
また、防虫剤などを使う場合も直接生地に触れないように注意しましょう。
まとめ:長く快適に着用するために
これまで、カッパやレインコートを洗濯しようと思ったことがない方も多いでしょう。
簡素で安価なカッパであれば使い捨てと割り切るのもありかもしれませんが、しっかりとメンテナンスをすれば長く使うこともできます。
多少の手間はかかるものの、子どもに物を大切にする心を教えるうえでも役立つので、ぜひ実践してくださいね。
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