学校や公営プールなどの水に入っている塩素が与える刺激が、髪の毛や肌に悪影響があるのではと疑問に思って悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
塩素を入れないとプールの水はどうなってしまうのか……?などプールと塩素にまつわる「なぜ?」を解き明かし、塩素の役割や効果を紹介します。
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なぜプールに塩素を入れるの?役割や効果

プールには塩素が入っていると認識しているけれど、塩素がどのようなものなのかをはっきりとは知らない方も多いのではないでしょうか。
プールの塩素濃度が水道水より高い理由や目的など詳しく紹介します。
プールに塩素を入れる理由や目的
プールに塩素を入れるのは、感染症の予防や水質管理、微生物の繁殖抑制が目的です。
温水プールや学校、ジムなど不特定多数が利用するプールでは、入泳者が持ち込む病原菌を殺菌するために、水道水への塩素の添加は欠かせません。
プールには病原菌を効果的に殺菌するために、15〜30秒(ウィルスは60秒)で死滅させる量の塩素が添加されます。
プールの水を消毒する際に使われる塩素は、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウムです。
塩素は長期間にわたって安定した消毒効果を維持できますが、プール水の安定性を保ち、清潔な状態を維持するために、定期的にプールに塩素を添加します。
プールに塩素を入れないとどうなる?
プールに塩素を入れないと、悪臭や藻が発生し、感染症のリスクが高まります。
特に屋外プールでは、塩素を添加しないと利用者の健康と安全に悪影響を及ぼすなど、衛生的に大きなリスクがあります。
例えば、屋外プールでは1週間もしないうちに藻が発生してしまい、一度藻が発生すると、掃除をしても悪臭や濁りはなかなかとれません。
さらに、不特定多数の人が入るプールでは大腸菌やレジオネラ属菌などの最近が繁殖しやすくなります。
大腸菌やレジオネラ属菌は、家庭用のプールであっても、増殖するリスクが増えるので注意が必要です。
プール水の塩素濃度の規定
学校のプールは、学校環境衛生基準で塩素濃度が定められています。
塩素濃度の基準値は、0.4mg/L以上かつ1mg/L以下に設定されています。
0.4mg/Lよりも少ないと、病原菌やウイルスを60秒以内に不活化させられません。
一方、塩素の濃度が高すぎると、肌や髪、目などに刺激が強いため、最高でも1mg/L以下と定められています。
水道水の塩素濃度の基準が0.1mg/L以上なので、水道水と比較してもプールの塩度が特別に高いわけではありません。
塩素を適量添加することで、ただしく水質管理をおこない、流行性角結膜炎やプール熱などの病気にかかりにくくしています。
プールの水を衛生的に安全に使えるのは水質管理のおかげです。
適切な塩素の添加と定期的な水質検査により、安全で衛生的なプール環境を維持できているのです。
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プールの塩素は髪の毛、肌への影響はある?

「プールの水は独特な匂いがする」とか「塩素で髪の毛が傷んで茶色くなる」なんて聞いたことはないですか?
プールの塩素は、髪の毛や肌へどのような影響があるのでしょうか。
プールの水の気になる匂いも含めて、疑問を解決します。
プールの強い匂いは塩素のせい?
プールの独特で強い匂いは、一般的には塩素が原因とされますが、厳密には塩素の匂いではありません。
プールの強い匂いは、塩素がアンモニア性窒素と反応して発生した「クロラミン(クロロアミン)」が原因です。
アンモニア性窒素は、尿以外にも汗などの人体由来の有機物に含まれますが、プールの塩素と混じることでプール独特の塩素臭やカルキ臭などといわれる臭いを発します。
プールで誰かがおしっこをしてしまうことが原因となるケースも少なくありません。
クロラミンは、不快な臭いが発生する以外に、眼や皮膚および気道に刺激を与えるリスクがあります。
プールに入る側も衛生意識を大切に、プール内では決しておしっこをしないように子どもにも徹底させられると良いですね。
プールで髪の毛が傷む理由と対策
プールに長時間、定期的に入っていると髪が傷むことがあります。
髪が傷み、茶色くなる理由は、塩素によるキューティクルの劣化です。
髪のキューティクルは塩素濃度の高い水に長くさらされることで、タンパク質が変質します。
その結果、キューティクルが剥がれやすくなり、ツヤや滑らかさが損なわれ、色も抜けやすくなります。
対策として有効なのは、ゴム製のスイミングキャップを被り、髪を塩素濃度の高い水に長時間触れさせないことです。
プールから上がったあとは、シャワーやお風呂で髪や肌をしっかりすすぎ、塩素濃度の高い水を洗い流すことが大切です。
プールは肌に悪い?対策は?
塩素を含んだプールの水は、タンパク質を傷つける作用もあるので肌荒れの原因になります。
これは、プールだけではなく水道水に含まれる残留塩素も同じです。
塩素は肌の角質層にダメージを与え、乾燥しやすくなります。
対策は、プールのあとには、塩素をきれいに洗い流し、しっかり保湿することです。
保湿剤は生活習慣や体質にあったものを選ぶべきですが、肌のバリア機能を高めるセラミド配合の保湿剤がおすすめです。
髪の毛も乾燥しやすくなるので、プールのあとには少量のヘアオイルをつけてケアしましょう。
プールのあとの肌荒れが気になるようであれば、皮膚科を受診をおすすめします。
家庭用プールにも塩素を入れる?

家庭用のビニールプールにも塩素を入れたほうが良いのでしょうか?
家庭用プールに入れる水の塩素濃度を高くしたいときの目安と方法を紹介します。
家庭用プールにも塩素は必要?
家庭用プールは、基本的に塩素の追加は必要ありません。
しかし、友達同士など3人以上の人数が一緒に入るときや、プール水を数日間使いまわす場合は、塩素濃度をやや高くしたほうが衛生的で、感染リスクが低くなります。
家庭用プールに塩素を入れる方法としては、市販の塩素タブや塩素粉末、液体塩素などの使用が一般的です。
これらの塩素製品を、指示された割合や量にしたがってプールに添加します。
ほかにも、井戸水などの塩素殺菌されていない水を使用する場合は対策したほうが良いですね。
家庭用プールでの対策は?代用方法はある?
家庭プール用の塩素消毒剤は、薬局やホームセンターで市販されています。
気になる方は、残留塩素濃度測定紙なども併せて購入すると、水に対する適切な塩素の量がわかって安心です。
家庭プール用への塩素消毒剤は、非塩素除菌剤やプール水除菌剤などでも代用できます。
しかし、キッチン用ハイターやミルトン、イソジンなどで代用することは避けたほうが安心です。
薬剤を使うのが少し不安な場合、長時間の利用を避け、毎回新しい水に取り換えることをおすすめします。
まとめ:プールを思う存分楽しもう
プールで使っている塩素消毒剤は、細菌やウイルスから健康を守るために必要なもので、安全面に考慮した濃度に設定されています。
泳いでいるときに口に入ってしまうこともあるので、気にする方が多いですが、しかし、塩素自体は水道水にも含まれているので、そこまで神経質になる必要はありません。
肌荒れや髪へのダメージが気になるようであれば、上がったあとのシャワーでしっかり流し、保湿などのケアをするようにしてくださいね。
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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。
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