多摩区は、川崎市の最北部に位置する地域です。
東京都狛江市や世田谷区に隣接しており、川崎市では3番目の大きさを誇る区となっています。
交通機関の利便性も高く、新宿駅や渋谷駅など主要駅までのアクセスが良好なところも魅力です。
また、公共施設やレジャー施設なども豊富に揃っているため子どもと一緒に遊ぶ場所にも困りません。
この記事では、川崎市多摩区の買い物環境や治安状況をはじめ、教育環境や子育て支援制度など子どもがいる世帯が気になる情報をご紹介します。
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川崎市多摩区の子育て環境
まずは、川崎市多摩区の子育て環境をご紹介します。
子どもの人口
2021年9月時点で、川崎市多摩区の0～14歳の人口は23,547人です。
これは多摩区の総人口の10.9％に該当します。
参考：令和3年町丁別年齢別人口
教育施設の数
川崎市多摩区の教育施設の数は、下記のとおりです(2019年度時点)。
| 幼稚園 | 13園 |
|---|---|
| 小学校 | 15校 |
| 中学校 | 9校 |
| 高等学校 | 8校 |
参考：e-Stat・政府統計の総合窓口-川崎市多摩区のデータ
川崎市多摩区には、多くの幼稚園や保育所が点在しています。
なかでも、1955年に創立した中野島幼稚園は、1万人を超える子どもたちの成長を見届けてきた幼稚園です。
園内には、けやきの大木や四季を感じられる樹木に囲まれた園庭など自然に溢れる環境が整っています。
また、何らかの理由で時間内に子どもを迎えに行けない保護者のために預かり保育を実施しているのも中野島幼稚園の魅力です。
参考：中野島幼稚園
多摩区にある病院
多摩区には、病院やクリニックなど多くの医療機関があります。
なかでも、多摩ファミリークリニックは、子どもからお年寄りまで家族全員が安心して受診できる病院です。
クリニックが開院して以来、救急外来を中心に小児科診療にも従事しており、入院や精密検査が必要な子どもには基幹病院を紹介してくれます。
参考：多摩ファミリークリニック
多摩区の買い物環境
2022年1月現在、多摩区にはスーパーが約40店舗、コンビニエンスストアが80店舗あります。
なかでも、多摩区は2002年に閉園した遊園地の向ヶ丘遊園の跡地を利用した再開発計画が進行中です。
向ヶ丘遊園の跡地には、ショッピングモールや大型温泉施設、自然体験エリアで構成された商業施設の建設が予定されています。
また、開業予定の商業施設は、向ヶ丘遊園から引き継がれる豊富な自然環境が活かした空間づくりになるのも注目ポイントです。
多摩区の治安状況
2020年の多摩区の刑法犯認知総件数は、797件でした。
前年は1,071件だったので、274件減少していることがわかります。
川崎市多摩区では刑法犯認知総件数は減少傾向にあるので、小さな子どもがいる世帯でも安心して過ごせるでしょう。
多摩区にある公園
多摩区には、子どもと一緒に遊べる公園が162箇所あります。
なかでも、菅馬場公園は南菅こども文化センターや小学校と隣接する公園です。
園内には遊具と広場のスペースがあり、さまざまな遊び方ができます。
菅馬場公園は、小さな子どもから高齢者まで家族で遊べる環境が整っているのが魅力です。
参考：菅馬場公園
川崎市多摩区の主な子育て支援制度
川崎市多摩区の子育て支援制度を3つご紹介します。
多摩区地域子育て情報BOOK
多摩区地域子育て情報BOOKは、妊娠中のママや修学前までの子どもに関するさまざまな情報を集めて紹介する冊子です。
母子手帳の配布時や多摩区地域ケア推進課、地域子育て支援センター、子ども文化センターなどで配布されています。
赤ちゃん訪問
産まれて間もない赤ちゃんがいる家庭を訪問するのが、赤ちゃん訪問です。
保健師や助産師、看護師の資格を保有する指導員が自宅に訪問して、赤ちゃんの体重測定や母子の健康状態の確認、子育てに関する相談をすることができます。
参考：赤ちゃん訪問
多摩区離乳食・幼児食教室
離乳食の進め方や歯磨きの仕方などに関する質疑応答をできるのが、多摩区離乳食です。
多摩区離乳食には、生後8～9ヵ月の赤ちゃんと保護者が参加できます。
幼児食教室は、1～2歳頃の子どもの食事に関する質疑応答ができる教室です。
生後12～15ヵ月の赤ちゃんと保護者が参加できます。
参考：多摩区離乳食・幼児食教室
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川崎市の待機児童数
多摩区の待機児童数は、2021年4月時点で0人でした。
前年は12人だったので、多摩区の待機児童数が改善傾向にあることがわかります。
川崎市多摩区で子育てにおすすめの施設
川崎市多摩区にあるおすすめの施設を3つご紹介します。
藤子・F・不二雄ミュージアム
藤子・F・不二雄ミュージアムは、藤子・F・不二雄氏の作品や原画、メッセージを幅広い世代に伝えるための文化施設です。
施設内には展示会をはじめ、先生の部屋やシアター、キッズスペースなどさまざまな施設が揃っています。
子どもから大人まで時間を忘れて楽しめるでしょう。
かわさき宙と緑の科学館
かわさき宙と緑の科学館は、生田緑地にある市内唯一の博物館です。
2012年に、かわさき宙と緑の科学館としてリニューアルオープンしました。
プラネタリウムをはじめ、資料収集や調査研究など、さまざまな施設が揃っています。
子どもは、楽しみながら自然や天文の観察をおこなえるのが魅力です。
参考：かわさき宙と緑の科学館
稲田公園
稲田公園は多摩川河川敷に面する公園で、少年野球場や児童プールなどの施設があります。
また、緑が豊かな広大な公園には遊具が豊富に揃っているのも魅力です。
施設内には、ウォーキングできるコースもあるので大人も楽しめます。
参考：稲田公園
川崎市の子育て支援制度一覧
多摩区の子育て制度だけでなく、川崎市の子育て支援制度も活用できます。
ここでは、主な制度をご紹介します。
かわさきし子育てガイドブック
かわさきし子育てガイドブックは、妊娠中のママが安心して出産できるように子育てや子どもに関する制度や事業、施設などの情報をまとめたものです。
かわさきし子育てガイドブックは、各区役所地域みまもり支援センターで配布されています。
産前・産後家庭支援ヘルパー派遣事業
産後の体調不良などで育児や家事がおこなうことが困難な家庭をサポートするのが、産前・産後家庭支援ヘルパー派遣事業です。
川崎市在住で、産後6ヵ月以内の母親であれば利用できます。
ふれあい子育てサポート事業
育児の支援を受けられるのが、ふれあい子育てサポート事業です。
育児の支援は子育てヘルパー会員で、子どもの学校行事や一時的なお預かり、保育所や幼稚園の送迎、買い物などで利用できます。
まとめ
川崎市の最北部に位置する多摩区は、東京都狛江市や世田谷区に隣接しており、川崎市では3番目の大きさを誇る地域です。
交通機関の利便性も高く、新宿駅や渋谷駅など主要駅までのアクセスにも優れています。
また、公共施設や公園なども豊富で、子どもと一緒に遊ぶ場所にも困りません。
多摩区では子育て支援制度も充実しており、多摩区地域子育て情報BOOKや赤ちゃん訪問、多摩区離乳食・幼児食教室などがあります。
川崎市のどのエリアが子育てに適しているか悩まれている方は、この機会に多摩区を検討してみてください。
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