ボール遊びは、子どもの身体と心の成長にさまざまな良い影響をもたらす遊びの一つです。
使うボールや遊び方を工夫すれば、0歳の赤ちゃんでも楽しめますよ。
年齢別の子どもの発達に合ったボール遊びのポイントや、おすすめの遊び方を紹介します。
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【0歳】ボール遊びのアイデア
ボール遊びは赤ちゃんの頃から楽しめます。
まずは、0歳児のボール遊びのアイデアを紹介します。
0歳のボール遊びの注意点とポイント
「オーボール」のように穴が開いているボールは、個人差はあるものの、3~4ヵ月頃に首が座ると掴んだり舐めたりして遊べるようになります。
5~8ヵ月頃、お座りができるようになると、オーボールを投げたり、他のボールも座って転がしたりできるようになります。
0歳のうちは、中に鈴などが入っていて音が鳴るボールや、布のボールなどのやわらかい素材のボールもおすすめです。
0歳のボール遊びのアイデア2選
大人がボールを転がして赤ちゃんがハイハイで取りに行く「ハイハイキャッチ」の遊びは、ハイハイを促す遊びにもなります。
まだハイハイができない赤ちゃんなら、ズリバイでも大丈夫です。
上手に取れたら褒めてあげましょう。
また、赤ちゃんのほうに大人がボールを転がしてあげて赤ちゃんがキャッチする「コロコロボール」も、ボールをキャッチする練習になります。
発達に応じて、平らな場所で、滑り台などを利用して少し傾斜のある場所からなど、応用の利く遊びです。
ボールプールでボールを掴む、大人に渡す、ボールを叩くなども赤ちゃんが好む遊びで、発達段階に応じてさまざまなチャンスを与えてあげると良い刺激になります。
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【1歳】ボール遊びのアイデア
一人で立って歩きだす1歳頃から楽しめるボール遊びのアイデアを紹介します。
1歳のボール遊びの注意点とポイント
1歳を過ぎて一人歩きができるようになると、遊びの幅が広がります。
発達には個人差があるものの、相手に向かってボールを投げられるようになるのは1歳半頃、ボールを蹴るようになるのは1歳9ヵ月頃です。
子どもの発達の状態を見ながら、少しずつできることを増やしていってあげると良いでしょう。
まだお友達と上手に遊ぶことが難しく、おもちゃの取り合いになることもある年齢なので、大人や保護者と一緒に遊ぶ、一人で遊んでいるのを見守る、子どもの好奇心を刺激するような声かけをすると良いです。
1歳のボール遊びのアイデア3選
掴みやすい大きさのボールを穴などに入れる遊びは1歳の子どもに適しています。
ペットボトルの空き容器の底をくり抜いてつなげたトンネルの中にボールを入れる、洗濯ネットなどにボールを入れる、などの遊びができるでしょう。
大人が大きめのボールを転がしてあげたものを追いかけて取って両手で投げる遊びもできるようになります。
止まっているボールを蹴る、近くにいる大人に向かって蹴る、どこかに向かって蹴るなどの動作もできるようになってきます。
室内や屋外など、状況を変えて遊んでみましょう。
【2歳】ボール遊びのアイデア
2歳になると、かなりまっすぐ歩けるようになり、走る、跳ぶなどの運動能力も備わってきます。
簡単な言葉のやりとりができるようになる2歳頃から楽しめるボール遊びを紹介します。
2歳のボール遊びの注意点とポイント
ボールを使って投げる、蹴る、追いかけるなどの動作ができるようになってくる年齢です。
友達とやりとりしながら徐々に一緒に遊べるようになってきます。
走る、跳ぶなどの運動能力も伸び、身体が滑らかに動くようになる時期なので、身体を使って遊ぶことを楽しめるよう工夫すると良いです。
一方、自分の思いどおりにならないと癇癪を起こすイヤイヤ期でもあるので、子どもの気持ちに共感しつつ、子ども自身が気持ちを立て直せるような言葉がけをし、やさしく見守ること、時には大人が少し待つことも大切になってきます。
2歳のボール遊びのアイデア2選
向き合って座ってボールを相手のほうに転がして、転がってきたボールを掴む遊びができるようになります。
最初は近い距離でおこない、上手にできるようになったら徐々に距離を離していく、バウンドさせたボールを掴むようにするなど、遊びを発展させていくと良いです。
大きなかごや箱を用意して、その中にボールを投げ入れる玉入れも遊べるようになります。
ボールは片手で投げられるくらいの大きさが適当です。
投げ入れるかごや段ボールの大きさ、投げる距離を調整すると飽きずに遊べます。
【3・4歳】ボール遊びのアイデア
3歳になれば、きちんとした受け答えができるようになり、会話もできるようになってきます。
運動面では片足立ちやつま先立ちで歩く、後ろ向きで歩く、階段を上がるなどもできるようになってくる頃です。
3・4歳の子どもにおすすめのボール遊びのアイデアを紹介します。
3・4歳のボール遊びの注意点とポイント
だんだん、ボールを転がすのが上手になり、簡単なルールなら理解して集団で遊べるようになってきます。
3歳は投げる・蹴るの動作のコントロールはまだ少し難しいところがあるので、転がすことを主体にした遊びを取り入れると良いでしょう。
4歳になると、用具を使った動きにも対応できるようになり、ボールを投げたり掴んだりするのも上手になります。
3歳のときよりも大きく硬いボールでも扱えるようになってきます。
ただし、月齢差など個人差もあるので、それぞれのペースで焦らず、子どもが楽しめる方法で遊ぶのがおすすめです。
3・4歳のボール遊びのアイデア2選
大人の動きを子どもが真似する遊びはどうでしょうか。
上や前にボールを投げたり転がして追いかけたり、バウンドさせてキャッチしたり。
さまざまな動きを取り入れながら、「上手にできるかな?」と声かけしてみましょう。
遠くの的に向かってボールを投げる、動いている人や物に向かってボールを投げる的当て遊びなども、3・4歳の子どもにおすすめです。
【5・6歳】ボール遊びのアイデア
5・6歳は、複雑な動きもできるようになり、動きもなめらかになってくる頃です。
5歳から6歳頃におすすめのボール遊びのアイデアを紹介します。
5・6歳のボール遊びの注意点とポイント
5、6歳になると、投げる・掴む・蹴る動作がスムーズにできるようになってきて、少し複雑なルールも理解して遊べるようになります。
ボール遊びのバリエーションも増えてくる年齢です。
子どもと一緒にルールを決めて遊びを考えるのも楽しいかもしれません。
硬いボールを扱えるようになる分、飛距離も遠くなるので、遊ぶ場所にも配慮が必要です。
5・6歳のボール遊びのアイデア3選
「転がしドッジボール」は通常のドッジボールとは違い、ボールを転がすので少しやさしいです。
外野から内野に向かってボールを転がして当たった内野の子どもは外野に出ます。
大きくてやわらかいボールを使って短い距離でバウンドパスから始める「キャッチボール」は、慣れてきたら距離を遠くする、ボールを片手で投げられる大きさにするなど応用が利きますね。
布の上や新聞紙で作った2本の棒の間にボールを乗せて運ぶ「ボール運び」は、リレー形式にして運動会の競技にしたり友達と協力する楽しさを学んだりできる、おすすめの遊びです。
まとめ:ボール遊びで育つ力はいっぱい!
幼児期のボール遊びは、視神経やバランス感覚の発達を促します。
投げる、蹴る、転がす、つく、捕る動作を学べるとともに、空間認知能力を育て、反射能力を鍛えられることも魅力です
友達と協力して遊ぶことも多く、コミュニケーション能力も育めます。
ボール遊びは室内でも屋外でも楽しめて、ボールの硬さや大きさを変えれば0歳から大人まで楽しめるので、子どもの年齢に合わせた工夫をして楽しんでみてくださいね。
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