少年野球は親の役割や負担が多い?どんなことをするの?

少年野球は親の役割や負担が多い?どんなことをするの?

少年野球は小学生向けチームスポーツの一つです。

数あるチームスポーツのなかでは知名度も高くて規模も大きく、活躍すれば野球強豪校へのお誘いもかかりやすいメリットもあります。

その一方で「親の負担が大きく、土日がすべて野球で潰れる」「親が徹底的に子どもをサポートする覚悟がないと続けられない」といった話もよく聞かれます。

今回は、少年野球チームに入ると実際にどのような負担が親にかかるのかを紹介します。

親の負担を具体的に確認する方法や負担の軽減方法も解説するので、参考にしてください。

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少年野球とは?親の関わりが多い理由

少年野球とは?親の関わりが多い理由

はじめに少年野球とはどのようなチームなのか、なぜ親の負担が大きいといわれるかなど、少年野球の成り立ちや概要を紹介します。

少年野球独特の決まりや習慣なども解説するので、参考にしてください。

少年野球とは?

少年野球とは、「小学生が所属する地域密着型の野球チーム」を指します。

小学校単位や地区単位で活動をおこない、活動場所は小学校や自治体のグラウンド、スポーツ公園などが中心です。

スポーツ少年団や日本軟式野球連盟に所属しているチームが多く、毎年「高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」などの大会も開催されています。

少年野球は独自のルールがありボールは軟式を用いるため、軟式野球連盟に所属するチームも多く、連盟は小学生のチームを「学童野球」と呼びます。

なお、軟式野球連盟では「少年野球」は中学生の野球チームを指すので、混同しないようにしてください。

軟式野球連盟に所属している少年野球チームは、1980年代には約2万8000チームもありましたが、少子化や子どもの野球離れなどが重なって2020年度は約1万1000チームにまで減少しました。

少年野球以外で小学生向けに野球を教えてくれる場所にクラブチームや野球スクールがあり、そちらを選ぶ小学生もいます。

スポーツ少年団とクラブチームの違い

スポーツ少年団とは、公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)が管理している団体です。

2019年度時点で、所属している団体は3万1000団、登録人数47万人と日本最大です。

野球だけでなくサッカーやバスケットボール、バレーボールなど多くのスポーツチームが所属しています。

スポーツ少年団は都道府県ごとにスポーツ交流大会を主催したり、海外のスポーツ少年団と交流会を開催したりしています。

なお、スポーツ少年団が主催する大会は基本的に地区大会で全国大会などはなく、野球では、軟式野球連盟が前項で紹介した全国大会を主催しています。

また、スポーツ少年団に所属している少年野球チームの練習や試合は、学業の妨げにならないように土日祝日が中心です。

強豪チームでは平日夕方に練習するところもありますが、中学校や高校の部活動のように毎日みっちり練習することはありません。

一方、クラブチームや野球スクールは野球経験豊富な指導員が在籍していることが多く、甲子園の常連校への入学を目標にする子が所属していることもあります。

なお、どちらも一定の親の負担はあります。

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なぜ少年野球は親の負担が大きいの?

なぜ少年野球は親の負担が大きいの?

スポーツ少年団やクラブチームは、スポーツ教室のような営利目的ではなく地域の人達や子どもの親たちが協力して運営しているボランティア団体です。

指導員や運営がすべてボランティアのチームも珍しくありません。

そのため、月謝や実費は最低限である代わりに、保護者が運営要員としてかり出されることが多いのです。

練習のサポートや遠征の送迎をずっと親が引き受けていて、それが伝統となって受け継がれているチームもあります。

少年野球の親はどんなことをするの?

少年野球の親はどんなことをするの?

では、少年野球チームに子どもが所属すると親にはどのような負担が求められるのでしょうか?

ここでは、多くの少年野球チームで親が負担している役割を紹介します。

野球の経験や持っている車の種類によっては、特別な負担を求められることもあります。

お茶当番

お茶当番とは、練習中に子どもやコーチが飲むお茶やスポーツドリンクなどの飲み物を準備する当番のことです。

チームによっては、見学者の対応や具合が悪くなった子どもの見守り、ケガをした子どもを病院へ連れて行くなど、雑用全般を任せられることもあります。

2、3人の親が1組となり、1、2ヵ月に1度くらいの割合で担当が回ってくるのが一般的です。

ただし、チームの人数が少ない場合は、親が毎週参加してお茶当番か雑用かのどちらかを担当するケースもあります。

監督やコーチ、審判

少年野球チームの多くが、監督やコーチ、審判も地域の方やメンバーの親などがボランティアで担当しています。

高校や大学、社会人で野球チームに所属していた経験がある場合は依頼されることが多いでしょう。

しかし、経験があるだけで専門的な知識のない大人による指導は問題も起こりやすいため、全日本軟式野球連盟では「公認学童コーチ制度」を2019年より導入しました。

2024年からは指導者の公認学童コーチの取得が義務化され、資格取得者がいないチームは公式戦に参加できません。

保護者会での役職担当

少年野球チームの運営には、保護者会長、副会長、会計、会計監査、学年代表、チームのWebサイトやブログ更新担当やグランド申し込み担当、お茶当番の割り当て担当、遠征時の配車担当など、多くの役職があり、保護者が分担して務めます。

チームによって多少の差はありますが「まったく役職がなく、練習に顔を出すだけで良い」チームはあまりありません。

また、運営会議を頻繁に開くチームもあり、週一回は会合があるケースもあります。

試合会場設営・グラウンド整備

少年野球では試合を開催する際も、保護者がライン引きからネット張りやベンチ作りなどのグラウンドを整えます。

大きい大会では受け付けの設置やテントの設営なども必要になることもあるでしょう。

そのため、試合のときは送迎担当の保護者以外は、現地に朝早くの集合を求められる場合もあります。

この他、試合の合間のトンボ引きや試合後のグラウンドの整備も保護者の役目です。

また、試合以外も地域の交流イベントなどにチームで参加することもあり、その企画や運営への参加も求められるケースもあるでしょう。

送迎や帯同とお弁当作り、ユニフォームの洗濯

当番制ではなくても、自分の子の送迎や帯同、お弁当作り、ユニフォームの洗濯の負担はあります。

さらに、グラウンドへのメンバーの送迎当番、監督のお弁当作り当番、ユニフォームの洗濯当番などがあるチームもあります。

「もう不必要な制度だが、伝統でやってきたので今さらやめられない」という理由が不満につながり、少年野球離れの一因となることも。

さらに、雑用の分担は低学年ほど重く、高学年ほど軽い、いわゆる「年功序列」になっているチームもまだありますが、現在は見直しが進んでいるチームもあるでしょう。

各チームのローカルルールは実際に入団してみないとわからないことが多く、先輩保護者からの情報収集が重要です。

少年野球の親の負担を減らすには?

少年野球の親の負担を減らすには?

共働きのご家庭が当り前になった昨今は、土日がすべて少年野球のサポートで潰れるのは困る方も多いことでしょう。

ここでは、少年野球に子どもを入れても親の負担を軽くする方法を紹介します。

野球教室やスクールを検討

スポーツクラブなどが営利目的で「野球教室」や「野球スクール」を開催しています。

他の習い事同様、月謝や実費はかかりますが、親の負担は少なめです。

水泳や体操、空手などの習い事と同じような感覚で野球を子どもに習わせたい場合は、スポーツ教室を検討してみましょう。

親の負担が少ないチームを探す

昨今は少子化やライフスタイルの変化で、保護者が運営から監督まですべてをボランティアで務める昔ながらの少年野球チームは、敬遠されがちです。

「倉敷ジュニアリバティーズ」「練馬アークスJr.ベースボールクラブ」のように、親の当番制なし、役員の強制なし、監督の怒号罵声禁止を明言した少年野球チームも誕生しています。

「地域のお友達と同じチームで野球をプレイさせてあげたい」方は、親の負担が少ない少年野球チームを探してみましょう。

まとめ:夫婦や親子でもよく調べて検討しよう

少年野球は他のスポーツと異なり、親の負担がなかば当たり前として続いてきました。

しかし、親の負担を少しでも軽くするように役員や当番を見直すチームも増えています。

少年野球チームに子どもが入りたいと希望している場合は、親の負担がどのくらいなのかをまずは確認して入団するかどうかを決めるのがおすすめです。

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