雨の多い梅雨の時期は、どうしてもおうち遊びの時間が長くなってしまうもの。
そんなときは、家の中で子どもと一緒に制作の時間を楽しむのがおすすめです。
身近なものや画用紙やテープなど、特別な道具を使わずにできる制作物を作れば、子どもと充実したおうち時間を過ごせるはず。
梅雨をモチーフにした簡単な制作物アイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
幼稚園や保育園でも定番の梅雨ならではの制作とは?
梅雨の時期には家庭だけでなく、保育園や幼稚園、子ども園でも、子どもたちが制作に取り組む時間が長くなります。
梅雨の制作にはどのようなねらいがあり、梅雨ならではの制作物のモチーフにはどのようなものがあるのでしょうか?
それぞれ詳しく紹介します。
梅雨の制作のねらいや目標、意図
梅雨は外で遊ぶのが難しい時期であるからこそ、室内遊びに活かせる制作のアイデアをたくさん知っておくと、子どもとのおうち時間がより充実したものになります。
また、子どもが作ったカラフルでかわいらしい制作物は、おうちの雰囲気を華やかにするのにぴったりのアイテム。
リビングや玄関など、目がつくところに制作物を飾っておくと、じめじめムシムシした梅雨の時期を明るい気分で過ごしやすくなります。
このほかにも、梅雨ならではの制作物をつくることは、子どもが季節の知識や四季の感覚を学ぶきっかけにもなります。
梅雨ならではのモチーフとは?
梅雨ならではのモチーフには、下記のようなものが挙げられます。
- 傘
- 長靴
- レインコート
- あじさい
- 睡蓮の花や葉っぱ
- てるてる坊主
- カエル
- カタツムリ
子どもと一緒に季節のモチーフを使った制作物を作ることで、親子で梅雨の時期の植物や生き物への知識を深めることができます。
梅雨そのものへの親しみも持ちやすくなるので、ぜひ梅雨ならではのモチーフを参考にして、子どもと一緒に制作の時間を楽しんでみてください。
絵の具スタンプなど、道具や材料は?
子どもと制作物を作るときは、下記のような道具や材料を用意しておくと便利です。
- 絵の具
- カラーペン
- 油性マジック
- スポンジ
- 紙皿
- 紙コップ
- セロハンテープ
- のり
- 折り紙
- 画用紙
- はさみ
基本的な材料や道具を常備しておけば、いつでも手軽に子どもとスタンプ遊びや紙工作を楽しめます。
また、トレース紙やグラシン紙など、透ける折り紙やカラーペーパーなども用意しておくと、傘や水滴など、梅雨ならではの透明感のあるモチーフを表現する際に役立ちますよ。
簡単でおしゃれな梅雨の工作アイデア
次は、子どもとの室内遊びにぴったりの梅雨の工作アイデアをご紹介します。
どれも簡単にできるおしゃれなものばかりなので、ぜひ制作アイデアの一つとして参考にしてくださいね。
立体的な傘の吊るし飾り
【用意するもの】
- 両面折り紙(直径10cmほどのものを10枚ほど)
- 糸(吊るす際に使うので好みの長さ)
- 曲がるストロー
- 両面テープ
- 接着剤(ボンド)
- ハサミ
【作り方】
- 折り紙をコンパスやお皿などを使って型取り、丸く切る
- 丸く切った折り紙を四つ折りにし、半円の形に開く
- 半円の半分に両面テープを貼って合わせる
- 色違いで10個作り、色バランスを考えながら両面テープで貼り合わせる
- 傘の持ち手パーツにするストローを適切な長さにハサミで切る
- 傘の中心のすき間にストローを通し、反対側の先端を丸めて持ち手を作る
- 傘の中央部分に接着剤をつけて補強する
- 形を整えて、先端に糸をつけてぶら下げられるようにすれば完成
あじさいとかたつむりの絵画は壁面飾りにも
【用意するもの】
- 紙皿
- 色画用紙
- 折り紙
- ペン
- クレヨン
- のり
- はさみ
【作り方】
- 色画用紙であじさいの花の土台と葉を切り取って作る
- 折り紙を数色選び、小さな四角形に切ってあじさいの花を作る。雨の雫も切り取る
- 台紙にする色画用紙にあじさいの花と葉を貼りその上に折り紙で花と雨の雫を貼って飾る
- 紙皿をカタツムリの殻に見立て、画用紙をカタツムリの形に切る
- 画用紙にカタツムリの目のパーツをペンで2つ描き、それぞれをはさみで切る
- あじさいの花の上にのりで紙皿を貼り付け、目のパーツも貼り付ける
- 紙皿よりひと回り小さい円形の画用紙を用意し、紙皿に貼り付ける
- 画用紙部分にペンで渦巻きを描き、さらにカタツムリの目と口も描く
- 完成したカタツムリを画用紙に貼り付ける
- クレヨンで雨や模様を描き込んで完成
カラフルなてるてる坊主
【用意するもの】
- カラフルなビニール袋(もしくはグラシン紙などの透明な色付きの紙)
- 花紙(ティッシュペーパーでも可)
- 丸シール
- 毛糸
- すずらんテープ
- はさみ
- 油性ペン
- セロハンテープ
- 糸
【作り方】
- 花紙やティッシュをくしゃくしゃに丸める
- 1をビニール袋に入れ、顔部分をつくる
- 顔部分の下をすずらんテープでちょうちょ結びに結ぶ
- 丸シールで目や口などの顔を作る
- ビニール部分を好きな長さにカットし、油性ペンでお好みの装飾を加え、頭に糸を通して飾って完成
【年齢別】簡単で可愛い梅雨制作
次は、簡単にできるかわいい梅雨制作のアイデアを年齢別にご紹介します。
1~3歳、4〜5歳ごとに年齢を分けているので、ぜひ参考にしてくださいね。
傘【1・2・3歳】丸シールは幼児や年少におすすめ!
1〜3歳児頃の子どもには、ママやパパがある程度準備をした制作物に、子どもの手で装飾を加えてもらう遊び方がおすすめです。
市販のラベルシールや丸シールを使えば、小さな子どもでも簡単に梅雨の制作を楽しめますよ。
まずは大人が画用紙に傘やレインコートなどの梅雨をモチーフにした形を描き、それをはさみで切り抜きましょう。
そこに子どもの手で自由に丸シールを貼ってもらえば、あっという間に梅雨の制作物が完成です。
4〜5歳の子どもであれば、傘の形をはさみで切り抜くところから一緒にやってもいいかもしれませんね。
カエルとあじさい【4・5歳】折り紙は年中・年長におすすめ
考える力がつき、手先が器用になってきた年中さんや年長さんの子どもには、折り紙でカエルやあじさいを作る制作がおすすめです。
折り紙で作るあじさいは少々難易度が高いので、ママとパパが適宜サポートしてあげましょう。
折り紙を折るのが難しそうな場合は、さまざまな色の折り紙を細かくちぎって、梅雨のモチーフをちぎり絵で制作するのもおすすめです。
できたら画用紙などに貼ると飾りやすくなりますよ。
まとめ:親子でおうち制作を楽しもう
大人だけだと大変に感じてしまうことが多い梅雨の時期も、子どもと一緒にかわいい制作物を作れば、梅雨の室内遊びの時間を飽きることなく満喫できるはずです。
カラフルでかわいい梅雨ならではの制作物をたくさん作って、おうちの中を華やかに飾りつけしてみてください。
アイデア次第で、梅雨の楽しみ方は無限大です。
ぜひ今回の記事を参考にしながら、親子で梅雨の制作を楽しんでくださいね。