【子どもでも簡単!汚さない!】習字の筆の洗い方・お手入れ方法をマスターしよう!

習字の筆と硯

子どもの習字道具を見ると、筆がバサバサになっていたり、カチカチに固まっていたりして、親としても途方に暮れてしまうことがあるかもしれません。

状態が悪いと使いにくく、上手に書けないため、子どもの習字への興味が削がれてしまうこともあります。

これを避けるためにも、習字の筆の正しい洗い方を子どもに教え、使い終わったら自分でお手入れさせるようにしましょう。

正しいお手入れは道具を大切にすることでもあり、長持ちにもつながります。

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筆や習字道具の洗い方・お手入れ方法

習字の筆と筆巻き

まずは、大筆、小筆をはじめとする習字道具の洗い方や、お手入れの方法を確認しましょう。

大筆

大筆のお手入れ方法は、5ステップで手順は以下のとおりです。

1.筆の墨をふき取っておく
学校で使ったときにその場で筆を洗えない場合は、筆の墨をよくふき取っておきましょう。書き損じの紙などを使う学校が多いですが、ゴシゴシ拭くと毛を傷めるため、優しく拭いてくださいね。
2.容器にぬるま湯を入れて根元まで浸す
30~40度程度のぬるま湯を使います。強い流水で毛が割れるため、流水で洗う場合は水量を少なくするよう気をつけてください。
3.しっかりもみ洗い
筆の根本に墨が残りやすいため、しっかりほぐして墨が出なくなるまで洗います。
4.形を整えてつるして干す
風通しの良い場所で陰干しにします。根元にたまっていた墨が出てきてしまったら、もう一度洗ってから干しましょう。
5.完全に乾いたら保管
しまうときは、完全に乾いたことを確認してください。塗れたまま筆巻きに巻くとカビの原因になります。

小筆

小筆は洗わず、拭くだけでお手入れできます。

使ったあとは、書き損じた半紙やティッシュを少し濡らしたものを使って、墨をふき取りましょう。

その後、穂先を整えてつるし、乾かします。

そもそも小筆は、のりで固められた状態で売られています。

おろす(文字を書くために、毛をほぐす)のは、穂先から2/3だけです。

水洗いをしてしまうと、根本ののりが取れて毛が大幅にほぐれてしまい、穂先がやわらかくなって書きにくくなります。

したがってのりが取れてしまわないよう、水洗いを避け、穂先部分の墨だけをふき取ってメンテナンスするに留めましょう。

硯のお手入れの手順は、以下のとおりです。

1.書き損じの半紙や新聞紙で墨をぬぐっておく
硯の角に墨が残りやすいので注意してふき取るようにしましょう。
2.ぬるま湯で洗い流す
墨が固まってしまったら、ぬるま湯を入れて時間をおいてから洗います。
ゴシゴシ洗うと硯が割れる原因になるため、優しく洗うよう心がけてください。
3.自然乾燥させてからしまう

下敷き

下敷きは布製品に見えますが、水洗いはしないでください。

墨の汚れがついたらティッシュ等でふき取るか、濡れた布で拭くようにします。

墨は時間が経つと固まってしまうため、できるだけ、墨がついたらすぐにふき取るよう子どもにもあらかじめ指導しましょう。

落としきれなくなって書き心地に影響が出てきたら、新しいものに交換してあげてくださいね。

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家庭で習字の筆を洗うときの工夫

指さしをする女性

家庭で習字の筆を洗うときは、墨が飛び散って汚れないような工夫が必要です。

おすすめの方法を解説します。

洗面所ではなくキッチンで

習字の筆をどこで洗うか?と考えると、洗面所での作業をイメージするかもしれません。

しかし、墨の汚れは落ちにくいため、白い洗面台ではなく、ステンレスのキッチンでおこなうのがおすすめです。

白い洗面ボウルの傷に墨の汚れが入り込むと、余計に汚れが目立ってしまいます。

もし洗面台で筆を洗って汚れてしまったら、メラミンスポンジを使うと落としやすいので試してみてください。

なお、キッチンの素材がステンレスではなく、人工大理石になっている場合は、洗面台と同じく墨汚れがついてしまう場合があります。

この場合キッチンは使わず、屋外の水道で洗うなど工夫をすると良いかもしれません。

ペットボトルで汚れ防止

洗うときに墨がはねて周囲が汚れないよう、ペットボトルを使うと便利です。

500mlのペットボトルにぬるま湯を入れ、そのなかに筆を入れて揺すり洗いをしましょう。

最初はたくさんの墨が落ちて水が真っ黒になりますが、何度も繰り返すと色が薄くなるので、汚れの落ち具合もわかりやすいですよ。

注意点は、水を捨てるときにはねないよう、排水口にそっと流すこと。

また、ペットボトルの底や側面に穂先を押し当てると筆が傷んでしまうので、揺すり洗いに留めましょう。

傷んだ筆のお手入れ

習字道具

傷んでしまった筆のお手入れにはいくつかのコツがあります。

筆の状態によって、おすすめの方法を紹介します。

小筆の根元ののりが取れてしまった

本来、小筆は根元までおろさず、穂先から2/3程度までやわらかくして使います。

のりが取れてしまうと、ばさばさで書きにくいですが、子どもがほぐしてしまったり、洗ってのりが取れてしまったりすることもあるでしょう。

この場合は、根元の1/3あたりにタコ糸や縫い糸を巻きつけて結びます。

これで根元が固定され、のりが付いているのと同じように、引き続き小筆として利用できます。

毛先が割れてしまった

毛先が割れて固まってしまったら、ぬるま湯に浸して筆をやわらかくします。

その後、固まった汚れをもみ洗いで落としましょう。

使ったあと洗わないまま放置したり、洗ったとしても汚れが残っていたりすると、毛先が割れて固まる原因になります。

できるだけきれいな状態を保てるように、普段のお手入れを丁寧におこなうと、筆が傷まず、もみ洗いの手間も省けますよ。

まとめ

習字で使う筆や硯などの道具は、きちんと手入れをすることで長持ちします。

手入れが行き届かず筆が割れて戻らなくなったり、硯が割れたりすると、新しく買い直さなくてはなりません。

のちの面倒や不要な出費を減らすためにも、しっかりと洗ってメンテナンスしましょう。

習字の道具は、コツさえわかれば子どもでも簡単に洗うことができます。

やり方と同時に、他の持ち物も、自分のものを自分で大切にメンテナンスすることを教えると良いですね。

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