小学生低学年にぜひ読んでほしい人気の本|読書感想文にもおすすめ

小学生に人気の本は

自分で文字を読めるようになる小学生低学年。

絵本から本に移行する段階で、ちょうどいいものはないかな?と探している親御さんも多いのではないでしょうか。

ここでは、人気ランキングで上位の本や、ロングセラー、読書感想文におすすめの本をまとめて9冊紹介します。

「小学生がえらぶ! こどもの本総選挙」で人気の本は?

小学生に人気の本

「小学生が選ぶ!こどもの本総選挙」をご存知ですか?

2019年に「すべてのこどもたちに、本と出会う喜びを」というミッションのもと、NPO法人こどもの本総選挙事務局が設立されました。

小学生が実際にこれまで読んだ本の中で一番面白かったものを投票したランキングなので、小学生ならきっと気にいるはず。

まずはその中のベスト10より、低学年向けの本を4冊紹介します。

参考:NPO法人こどもの本総選挙事務局−「小学生が選ぶ!こどもの本総選挙」

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

「小学生がえらぶ!こどもの本総選挙」の第1回、第2回ともに1位を獲得した人気の本。

あえて「ざんねん」という言葉を使い、愛すべき生き物たちの生態や進化をおもしろおかしく解説しています。

すべての漢字にルビが振ってあるので、小学生低学年でも安心して読むことができますよ。

クスッと笑える内容からためになる意外な事実まで、普通の図鑑とは一味違ったおもしろさが人気の秘密です。

続編もおすすめ!

作者:今泉忠明
出版社:高橋書店

あるかしら書店

「小学生がえらぶ! こどもの本総選挙」第1回、第2回の2位。女の子部門では1位を獲得しています。

女の子に人気なのは、絵が可愛いというのも理由の一つでしょう。

この本は、「本にまつわる本」の専門店を舞台に、店主のおじさんがその店を訪れたお客さんに色々な本を紹介してくれます。

例えば、「本のなる木の育て方」。

タネまきから本の実がなるまでの育て方が書いてあり、あったらいいな、と思ってしまうような内容です。

とにかく発想豊かで小学生の感性にマッチしている部分がたくさんあるので、ぜひ家に一冊置いて親子で楽しんでください。

作者:ヨシタケシンスケ
出版社:ポプラ社

りんごかもしれない

「小学生がえらぶ! こどもの本総選挙」第1回、第2回の3位。絵本部門では1位を獲得しています。

男の子が家のテーブルに置いてあった1つのりんごを見てさまざまな妄想を膨らませていくお話です。

これはじつは大きなさくらんぼかもしれない…育ててみると大きな家になるのかもしれない…とあらゆる思いを巡らせた結果、最後にはそもそもなぜりんごがここにあるのだろう?というところからまた違う妄想が膨らんでいきます。

りんご1つでここまで広げられる作者の発想と、可愛いイラストがずっと手元に置いておきたくなる絵本です。

作者:ヨシタケシンスケ
出版社:ブロンズ新社

おしりたんてい ラッキーキャットはだれのてに!

「小学生がえらぶ! こどもの本総選挙」第2回の8位を獲得した絵本です。

おしりたんていシリーズは、いかにも小学生受けするおしりたんていの強烈なキャラクターが魅力。

おしりたんていと一緒に事件の謎に迫り、ゲームのように解決していくのも楽しさの秘密です。

本が苦手な子供に読書の習慣をつけさせる第一歩としても、優秀な役割を果たしてくれますよ。

作者:トロル
出版社:ポプラ社

ママ賃貸

ロングセラーの人気本は?

小学生に昔から人気の本

ロングセラーの本なら、子供はもちろん親世代が懐かしい!と感じられる名作をもう一度じっくり読むきっかけにもなります。

ここでは絵本のポータルサイト「絵本ナビ」の2020年ランキングより、人気のロングセラー本を3冊紹介します。

参考:絵本ナビスタイル―「【ランキング】2020年の人気児童書ランキング!(2020/1/1~2020/12/31)」

ふたりはともだち

絵本ナビで2020年に一番売れた絵本は、がまくんとカエルくんシリーズの第1作目、「ふたりはともだち」。

5つの短い物語で構成されており、最後の「おてがみ」は2年生の国語の教科書にも掲載されています。

小学校低学年の子が理解できるちょうどいい内容で、友達の大切さも実感できるとってもおすすめの本。

相手を思いやる気持ちが育まれます。

作者:アーノルド・ローベル
出版社:文化出版局

エルマーのぼうけん

お父さんであるエルマーが、息子に小さい頃の大冒険の話を聞かせるというワクワクドキドキなお話。

捕らえられたりゅうを助けに行くため、リュックに道具を詰めてどうぶつ島へ行くエルマー。

さまざまな猛獣にでくわす道中で、持参した道具を使って猛獣と戦う姿をユーモアたっぷりに描いています。

小学2年生くらいから自分で読めるようになりますが、5歳くらいでも読み聞かせなら理解できる内容なので、ぜひ親子で楽んでみてください。

作者:ルース・スタイルス・ガネット
出版社:福音館書店

はれときどきぶた

こっそり書いていた日記をお母さんに読まれてしまったことがきっかけで、その後からありもしない「あしたの日記」を書くようになった主人公。

デタラメなはずなのに、書いたことがなぜか本当になってしまうという想像力に満ちたストーリーが人気です。

1980年に発刊されたロングセラー絵本なので、知っている親御さんも多いのでは?

子供の頃には気にしていなかった作者のあとがきも大人になってから読んでみるとジーンと響くので、ぜひ最後まで懐かしみながらお子さんと一緒に読んでみてください。

作者:矢玉四郎
出版社:岩崎書店

読書感想文を書くなら

読書感想文

読書感想文を書く本を決めるのに迷ったら、青少年読書感想文コンクールの課題図書の中から選ぶのがおすすめです。

ここでは、2021年の低学年向け4冊のうち、人気の2冊をピックアップして紹介します。

参考:全国学校図書館協議会/毎日新聞社「青少年読書感想文コンクールの課題図書」

あなふさぎのジグモンタ

服のあなふさぎ屋さんをしている、地蜘蛛のジグモンタ。ある時からみんなが新しいものを欲しがるようになり、あなふさぎの仕事に価値はないのだと、ジグモンタはお店を休んでしまいます。

しかし、あることがきっかけでまたお店を再開することに。ものを大切に使うことやものづくりの面白さを教えてくれる内容で、小学生低学年でも色々なことを感じられる内容です。

切り絵のような可愛らしい絵もおすすめのポイント。

作者:とみながまい
出版社:ひさかたチャイルド

そのときがくるくる

小学校に入って、給食に苦手なものが出て困っている子供は多いと思います。

この本は、茄子が嫌いな主人公が夏休みに田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に泊まり、新鮮なものを食べるうちに茄子嫌いを克服していくという内容です。

いつかは食べられるときがくる、とゆったりした気持ちで嫌いなものを克服していく気持ちにさせてくれます。

小学生低学年に寄り添ったリアルな内容かつ、食育の大切さも学べる内容が◎。

作者:すずきみえ
出版社:文研出版

まとめ:お気に入りに出会えますように

小学生低学年に人気の本を9冊紹介しました。

他にも知りたければ、図書館や書店などでランキングをチェックしたり、おすすめ本を聞いてみたりして面白そうなものを見つけてみてくださいね。

人気の本や話題の本を読むことで、同級生同士で会話が弾むというメリットも。

読書を通して、より豊かな人生のサポートをしてあげられるといいですね。

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