お正月の伝承遊びとして、凧あげ、羽子板などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
同様に、家で簡単にできる遊びとして福笑いも人気の遊びです。
福笑いなら、小さい子どもから、おじいちゃんやおばあちゃんまで、難しいことは抜きにしてみんなで笑えて楽しめます。
この記事では、福笑いが遊ばれるようになった由来や遊び方、笑うことによる良い効果などをお伝えします。
福笑いってどのような遊び?

福笑いは、お正月の定番として昔から親しまれている遊びです。
「おかめ」や「ひょっとこ」などの顔の輪郭だけを書いた紙に、目隠し(または目をつぶる)をした挑戦者が手探りで目や鼻、口や眉毛など顔のパーツを正しく置くように試みます。
ですが、目隠しをしているので、目や鼻の位置や向きが間違ってユニークな顔になってしまいます。
そのおかしな顔を見てみんなで笑い合うのが、福笑いの楽しみ方です。
福笑いの由来
福笑いの由来は、はっきりとはわかっていません。
時期としては、江戸時代後期から始まり、明治時代にお正月の遊びとして定着していたようです。
なぜ福笑いが遊ばれるようになったか、その起源も明らかではありません。
しかし「笑う門には福来る」ということわざのように、新年にその年の幸福を願って遊ばれるようになったと考えられています。
「おかめ」と「ひょっとこ」が使われる理由
なぜ「おかめ」と「ひょっとこ」なのか、その理由も不明です。
しかし、見た目の面白さや縁起物であることから、幸福を願う遊びの福笑いに使われているようです。
おかめは神楽(かぐら)と呼ばれる、神様に捧げる舞や歌に道化役として登場することも。
「お多福(おたふく)」という別名もあり、まさに縁起の良さが感じられる名前で、福を招く神だとも考えられています。
一方の「ひょっとこ」も神楽に道化役として登場します。
火を守る神様であり、おかめと対で家庭円満の神とされていますが、おかめと夫婦ではありません。
福笑いの遊び方

ここからは、福笑いの遊び方を紹介します。
昔はおかめとひょっとこしかありませんでしたが、今ではバリエーションも増えていますので、そちらもあわせてお伝えします。
1.顔の輪郭とパーツを用意する
福笑いで遊ぶための顔を用意するには、自分で書くかインターネットでダウンロードできるものを利用するのがおすすめです。
子どもと一緒に書くと、楽しみ方も増えて良いですね。
無料でダウンロードできるものもあるので、そちらを利用すると手軽に遊べます。
▼おかめ│Canon Creative Park キヤノン株式会社
▼ひょっとこ│Canon Creative Park キヤノン株式会社
▼恵比寿│Canon Creative Park キヤノン株式会社
▼男の子と女の子| カード・プリントグッズ | ニフティキッズ
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2.目隠しをする
顔の輪郭とバラバラに切り取ったパーツを用意したら、その場にいるうちのひとりが目隠しをしてパーツの前に座ります。
目隠しには、アイマスクやタオル、手ぬぐい、バンダナなどを使いましょう。
ギャラリーの誰かが顔のパーツを混ぜたら、挑戦者の手元へ置いてください。
3.輪郭の台紙にパーツを置いていく
準備ができたら、さっそく挑戦者がパーツをさわり「ここだ!」と思う場所へ配置します。
周りの方は応援したり、アドバイスしたりしてもOKです。
小さい子どもがチャレンジするときは、「それは目だよ」「鼻だよ」と教えてあげると楽しみやすくなるでしょう。
4.できあがった顔をチェック
すべて置けたと思ったら、目隠しをはずして顔を確認してみてください。
おかしな顔になっていたら、みんなで思いっきり笑って楽しみましょう。

福笑いに勝ち負けはあるの?

福笑いには、勝ち負けの決まりはありません。
もし勝敗を決めたいならば、「より正しい位置に置けたほうの勝ち」「より面白い顔を作ったほうの勝ち」などと決めておきましょう。
もちろん、勝ち負けを決めずに楽しく笑って終わり、としてもOKです。
勝敗を決めるならば、負けたほうがおこなう簡単な罰ゲームを設定しても楽しめます。
例えば、自分が作った福笑いの顔を真似する、など工夫次第でさらに笑いのポイントを増やせるでしょう。
たくさん笑うとこんなにいいことがある!

お正月早々に福笑いをしてみんなで笑うと、楽しい気持ちになるでしょう。
実は、笑いには「楽しい」だけではない、もっと他のメリットもあります。
続いてご紹介します。
免疫力アップ
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、身体のなかをパトロールして、がん細胞やウイルス感染細胞を感知して攻撃するリンパ球です。
身体を病気から守る自然免疫機能にとって大事な役割を果たすナチュラルキラー細胞ですが、笑うことで活性化します。
大笑いしなくても、笑顔でいるだけでもナチュラルキラー細胞は活性化し、免疫力が30%アップするともいわれています。
子どもの脳の発達を助ける
幼少期の脳に良質の刺激を与えると、脳細胞同士をつなぐ役目を持つシナプスが爆発的に増えていきます。
その良質の刺激の代表格が「笑うこと」です。
子どもが笑っていられること、家族が笑顔でいることが子どもの脳に良い刺激を与え、子どもの脳のネットワークが整理されます。
そして、脳の伝達がすばやくおこなわれるようになります。
ちなみに、笑いが身体に良い影響を及ぼすのは、子どもだけではありません。
笑うことは認知症の予防にも効果があるといわれています。
自律神経のバランスが整う
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
笑うと、この2つの神経のバランスが取れるといわれています。
日中には交感神経が優位になりがちで、それは脳が興奮している状態です。
ストレスや生活習慣の乱れによっても交感神経が優位となり、血圧や脈拍の上昇につながります。
夜の間やリラックスしているときには副交感神経が優位になりますが、笑ったときにも副交感神経が優位になります。
そして、自律神経のバランスを整えてくれるわけです。
まとめ
福笑いの遊び方は、伝統的には「おかめ」や「ひょっとこ」の顔を使います。
また、手書きで好きなキャラクターを書いて切り取っても良いですし、手軽にダウンロードできる素材もあるので、自分たちの好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
なぜ福笑いがおこなわれるようになったのかはわかりませんが、誰でも気軽にできて、楽しく笑える遊びなのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
笑うことで、楽しいだけではないメリットもあるのでみんなでやってみてください。































