【体験談】新学期が辛い……これって五月病?体調不良にどう対応する?

ハートのコラージュイラスト

新学期は誰もが期待と不安を持ってスタートします。

新しい環境に慣れ、ようやく落ち着いた5月頃に体調不良を感じたら「五月病」かもしれません。

「五月病」は新年度が4月にスタートする日本特有のもので、社会問題として取り上げられることもあります。

しかし、知識として知っていても、我が子が実際に五月病になると戸惑ってしまう方が多いのではないでしょうか。

この記事では、筆者の子どもが五月病になった体験談と、対処法などを紹介します。

【体験談】進級で高校生息子の体調に異変が…!

息子が高校2年生になって間もないある日のこと。

学校に行く準備を済ませた息子が「寒気がする」「お腹が痛い」と体調不良を訴えました。

発熱など、ほかの症状はなかったため、薬を飲み、時間を遅らせて登校。

しかし、しばらくして学校にいる息子から電話があり「とにかく体調が悪い」と言うので迎えに行きました。

帰宅して少し横になると元気になり、普段どおりの様子になったため、一時的な体調不良だろうと軽く考えていたのですが、これだけでは済みませんでした。

数日後、実力テストの日の朝に再び「お腹が痛い」「寒い」と言い、テストを受けるために学校に行ったものの、すぐに早退。

このあたりから「なんだかおかしいぞ」と感じ始めました。

クラス替えで親しい友人と離れたとはいえ、クラスには中学時代からの友人や高1からの知人もいます。

高校に入学したときも、誰も知り合いがいなかったにも関わらず、クラスにすぐ馴染んでいたので、まさか環境の変化で体調不良が起きるとは思ってもいませんでした。

息子はとても戸惑っており、授業に遅れることやテストを受けられないことで焦っていました。

親もどうしていいかわからず、子ども以上に動揺してしまいました。

腹痛に対処するため胃腸内科を受診

桜の花と校舎

息子の主な症状は腹痛だったため、胃腸内科を受診することにしました。

診察の結果、ストレスが関係して症状が強まる胃腸の病名がつきました。

医師が「君ぐらいの年代の男の子は同じ症状でよく受診するよ」「高校生は勉強が大変だもんね」「テストの日の朝に駆け込んできた子もいたよ」などと共感してくれ、腹痛が起きるときに体の中でどういう現象が起きているかや対処法を詳しく説明してくれました。

医師が息子の気持ちに寄り添ってくれたことや、急な腹痛や下痢のときに飲む頓服薬を処方されたことで、「こんな症状になるのは自分だけじゃないんだ」「いざというときには薬がある」と安心できたようです。

私自身も、心配で重く沈んでいた心が、病院から外に出た瞬間に明るく晴れやかになったのを覚えています。

腹痛は薬で改善、クラスに慣れて徐々に症状が出ないように

胃腸内科を受診したあと、少しずつ症状が改善していきました。

登校できなかったり早退したりすることはなくなり、6月頃には登校時に不調を訴えることもなくなりました。

試験前などに緊張すると腹痛が起きることがわかったので、どこに行くにも薬は携帯。

定期的に病院を受診し、診察でそのときの状況を話して、薬を処方してもらうサイクルができました。

学生が新学期やGW前後に体調不良になる「五月病」とは

頭を抱える姿

「五月病」は正式な医学用語ではなく、新年度がスタートして少し落ち着いたGW前後に現れる、精神的、肉体的な症状の総称です。

なかには、うつ病や適応障害のような症状が出るケースもあります。

チューリッヒ生命が2018年におこなった調査によると、ビジネスパーソンの約23%が「これまで五月病になったことがある」と回答。

なかでも、20代女性の39.2%が五月病の経験があると答えました。

ストレスの原因として圧倒的に多かったのは、入社や上司や同僚との人間関係。

社会人と学生の違いはあるものの、新学期(新年度)が始まって環境が変わることが原因となる点は共通しています。

参考:チューリッヒ生命|2018年 ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査

五月病を予防するために

五月病など心の病気を予防するためにはストレスを理解し、ストレスと上手に付き合うことが大切です。

ストレスをゼロにすることはできませんが、できるだけストレスをためないように、日常的にセルフケアをおこないましょう。

生活習慣

適度な運動をし、バランスの良い食事をし、良質の睡眠をとって生活習慣を整えましょう。

夜更かしで睡眠の質が低下すると、精神状態が不安定になりがちです。

心配なことがあっても夜遅くまで起きているのではなく、好きな音楽を聴いたり、お風呂にゆっくり入ったりと、自分なりのストレス解消法を考えてみると良いでしょう。

参考:こころの情報サイト|ストレスとセルフケア

症状に応じた医療機関・カウンセラーに相談することが大切

ハートと聴診器

ストレスは外部から刺激を受けたときに感じるもので、なくすことはできません。

日常生活における変化はすべてストレスになる可能性があります。

たとえば、天気の変化もその一つです。

五月病は気のせいではなく、根性で治るものでもありません。

子どもの異変を感じたら、症状に応じた医療機関やカウンセラーに相談しましょう。

ストレスのサイン

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所が作成した「こころの情報サイト」では

・気分が沈む、憂鬱
・何をするのにも元気が出ない
・イライラする、怒りっぽい
・理由もないのに不安な気持ちになる
引用:こころの情報サイト|こころの病気について理解を深めよう

などの症状が続いたり、日常生活に支障が出たりするときは専門機関に相談するように促しています。

新学期は子どもの様子をいつも以上に観察しよう

新学期はいつも以上に子どもの様子を観察することが大切です。

「こころの情報サイト」では

・感情の変化が激しくなった
・表情が暗くなった
・一人になりたがる
・他人の視線を気にするようになった
・ぼんやりしていることが多い
・ミスや物忘れが多い
引用:こころの情報サイト|こころの病気について理解を深めよう

などを「周囲の人が気付きやすい変化」として挙げています。

五月病は多くの人が経験する症状で、進学、就職、転職など人生の節目で今後も出現する可能性があります。

メンタルヘルスの病院には行きにくいと感じる人も多いかもしれませんが、子どもにとって辛い時間を減らすためにも早く対応してあげましょう。

ママライタープロフィール

ayu

15歳と18歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。

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