小学校の宿題として定番の「音読」。
音読をすると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
この記事では、今まで何となくしか知らなかった音読の効果や、音読の正しい練習方法を詳しく紹介します。
子どもに「音読って意味があるの?」と聞かれたときは、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。
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音読とは?
今ではママやパパになった皆さんも、自分が小さい頃も国語の宿題で音読をした記憶が残っている方も増えているのではないでしょうか?
小学校では30年前くらいから、音読の宿題が出されることがよくあるようです。
しかし、音読を子どもにさせることで一体どのような効果が得られるのでしょうか?
まずは音読とは一体何なのか、改めて説明します。
音読って?朗読、黙読、暗唱とはどう違う?
音読とは、文章を声に出して読むことを意味します。
音読と朗読は似ているようですが、文章をスラスラと正しく読むことを目的とする音読に対して、朗読は作品の価値や特性、登場人物の心情などを音声で表現することが目的です。
また、黙読は文章を声に出さずに目だけ読むこと、暗唱は文章のすべてを記憶して読むことを指します。
子どもにそれぞれの違いを聞かれた際に困ることがないよう、改めてそれぞれの言葉の違いを理解しておきましょう。
小学校の宿題の定番
音読は小学校の宿題の定番です。
小学校1年生の初めての宿題として音読を出す学校も多く、高学年まで音読の宿題を出す学校も少なくありません。
子どもの音読を親に聞いてもらい、親からサインやコメントカードの記入、評価などを記載するよう求める学校もあるようです。
親が提出しなければならない書類があるのは少々大変ではあるものの、子どもの成長のためにも、しっかりと音読の宿題に付き合ってあげたいですよね。
しかし、「子どもが家で音読をするのを嫌がる」「そもそも音読をしようとしない」などの悩みを持つ親も多いようです。
なぜ宿題で出るの?
学校の授業では物語や文章を全員で読んだり、代表者が数名で読んだりすることはありますが、先生が一人ひとりの音読をじっくり聞いてあげる機会はなかなかありません。
そのため、文章を読むのが苦手な子どもにとっては、授業中の音読練習だけでは文章の中身が理解しきれないことがあるのが実情です。
しかし、音読を宿題にすることで、それぞれの子どもの学習ペースにバラつきが出にくくなります。
学校でカバーできない部分を家庭内の練習でフォローしてもらうためにも、小学校では音読を頻繁に宿題として出しているようです。
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音読で得られる効果とは
音読をすると、具体的にどのような効果があるのでしょうか?
音読で得られる効果やメリットは数多くありますが、こちらでは代表的な3つの音読の効果を説明します。
内容をより正しく理解できる
音読をすると、文章内の単語一つひとつに注意や意識を向けやすくなります。
黙読で起こりがちな読み飛ばしも防ぎやすくなるため、音読には文章の内容をより正しく理解できる効果が期待できます。
漢字の読み方や単語の意味を理解しないと音読できず、文の流れや切れ目も考えながら読む必要があるため、文章の構造や展開を考える力も育まれます。
文章を早く読めるようになる
言葉とイメージを結びつけるのが苦手な子どもは、どうしても文章を読むことに苦手意識を持ってしまいがちです。
しかし、音読を定期的に繰り返すことで、最初は一音ずつしか文を読めなかった子も、単語のまとまりで文字を理解できるようになってきます。
子どもによってペースは異なりますが、音読を繰り返すことで目や耳で文章を覚えることができ、スラスラと文章を読む能力がつきやすくなります。
また、音読だけでなく黙読が早くなる効果も期待できるようです。
聞く力や話す力、表現力も育つ
小学校の学習指導要領によると、音読は漢字や語彙とともに「言葉の特徴や使い方に関する事項」に位置付けられています。
つまり、音読は「読むこと」だけでなく、「話すこと」「聞くこと」に関連付けて指導することが重要とされています。
音読をすることで、文章のリズムをつかんで、テンポ良く言葉を話す力が育まれます。
次第に聞く力や表現力も伸びていくので、「大きな声でゆっくりはっきり話す」「相手に伝わるように気持ちを込めて読む」など、大勢の前で発表をする際などに話す力を養うこともできるでしょう。
音読の効果的な練習方法
同じ文章を何度も声に出して読むだけでも効果は期待できますが、せっかく子どもに音読をさせるなら、効果的な練習方法を知っておきたいですよね。
こちらでは手軽に実践できる音読の効果的な練習方法を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
文字を指でなぞりながら読む
文章を読むのが苦手な子どもや、音読の宿題に慣れていない低学年の子どもは、文字を指でなぞりながら音読の練習をするのがおすすめです。
文字を指でなぞると、読んでいる言葉を視覚的にも意識しやすくなり、読み飛ばしが減るほか、文章を正しく理解できるスピードが早くなります。
文章に沿って目を早く動かす練習にもなるので、子どもが慣れるまではママ・パパもぜひ子どもと一緒に文章をなぞってあげてくださいね。
録音・録画して聴いてみる
スマートフォンやタブレットなどを使って、子どもの音読を録音・録画するのは効果的な音読の練習方法の一つです。
音読を録音すると、子どもは緊張感を持って音読に取り組め、人前で発表するような気持ちで文章を読む練習ができます。
また、実際に録音した音声を自分で聞き直してみることで、自分の音読の良い点や欠点を自覚しやすくなるでしょう。
仕事や家庭の都合で、どうしてもこの日は子どもの音読を聞く時間が取れないという場合は、「音読の録音ができたら音読カードのチェックを入れてOK」などの家庭のルールを事前に決めておくと、音読の宿題に臨機応変に対応しやすくなりますよ。
強弱をつけて読むなど課題を設定
子どもによっては、毎日何度も同じ文章を読むことに飽きてしまうこともあるでしょう。
そのような場合は、「強弱をつけて読む」「速く読む」など、日によって異なる目標や課題をつけてあげてください。
課題を設定することで、子どもは音読に目的意識を持って取り組みやすくなります。
前向きに音読をおこなえるだけでなく、課題をクリアしていくごとに実際に音読のスキルも向上していくので、効率的に音読の宿題をこなせるでしょう。
ママ・パパは最初からハードルの高い課題を設定するのではなく、その子に合ったレベルの課題を設定するよう工夫してくださいね。
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まとめ:音読を褒めてさらに効果UPを
今回紹介したように、音読は子どもにとってさまざまなうれしい効果が期待できます。
毎日の音読で一つでも褒めるポイントを見つけて子どもに伝えてあげれば、音読が「宿題の時間」ではなく「親子のコミュニケーションの時間」に変化していくでしょう。
親が真剣に取り組むことで子どもの成長にもつながるので、ぜひ今回の記事を参考に、子どもと一緒に効果的な音読の練習をしてみてくださいね。
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