哺乳瓶の消毒方法やグッズのおすすめは?子育てママライターのリアルな意見もご紹介

哺乳瓶と鍋

哺乳瓶の消毒は、赤ちゃんの健康と安全を守るための大切な作業です。

とはいっても、毎日赤ちゃんのお世話で忙しいので、なるべく無理はせずに適切な消毒作業をおこないたいものです。

ライフスタイルやその時々のシーンに合ったおすすめの消毒方法やグッズをご紹介します。

ママライタープロフィール

ryo

小3の息子、小1の娘を持つママライター。(※原稿執筆時)
ズボラな性格も相まってライフハックが大好きです。
食べることも好きで、簡単でおいしいレシピを集めています。
キャンプや野外フェスなど、アウトドア活動を好みます。デジタルイラスト練習中。

哺乳瓶を消毒する必要性

哺乳瓶を飲む赤ちゃん

生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が弱く、雑菌に感染してしまうリスクが高い状態にあります。

赤ちゃんの身を守るため哺乳瓶の消毒は欠かせません。

母乳やミルクは栄養が豊富なため雑菌が繁殖しやすいので、しっかり洗浄したうえで消毒することが大切です。

赤ちゃんと免疫の関係

免疫には自然免疫と獲得免疫があります。

自然免疫とは生まれつき備わっている免疫のことであり、獲得免疫とは感染症などにかかることにより、病原体の情報を記憶することで、次に同じ病原体が入ってきたときに速やかに対処できるようにする免疫のことです。

赤ちゃんは自然免疫、獲得免疫ともに未熟な状態で、3ヵ月頃から徐々に自然免疫がつき始めるといわれています。

ウィルスや細菌に感染しながら、徐々に獲得免疫も高めていき、2〜3歳頃に免疫システムが整うと考えられています。

哺乳瓶に潜む雑菌のリスク

母乳やミルクは栄養豊富なので、哺乳瓶に洗い残しがあると雑菌が繁殖しやすい状態になります。

母乳やミルクの飲み残しは、時間が経つほどこびりつきやすくなるので、哺乳瓶はできるだけすぐに洗うようにしましょう。

水につけておくだけでも、こびりつきを軽減できます。

また、哺乳瓶の蓋や乳首の隙間に残ることもあるので、きちんと分解してから洗浄、消毒するようにしましょう。

哺乳瓶や乳首は特殊な形をしていますが、専用の洗浄グッズもいろいろ販売されています。

参考:
ピジョン 母乳実感乳首ブラシ
モユム/MOYUUM シリコン 哺乳瓶ブラシ

哺乳瓶の消毒はいつまで?

生まれたての赤ちゃんは、へその緒を通じてお母さんからもらった抗体を身につけています。

この抗体は徐々に減少し、生後6ヵ月頃にはなくなるといわれています。

一方、生後3ヵ月頃から赤ちゃん自身の免疫力がつき始めます。

生後5ヵ月頃には、離乳食をスタートする赤ちゃんも多く、指やおもちゃなどを口に入れ始めるため、この頃には哺乳瓶を消毒する効果は薄れてきます。

生後5〜6ヵ月頃には消毒をやめても大丈夫といわれています。

哺乳瓶を消毒する方法

哺乳瓶を消毒する方法としては、煮沸消毒、電子レンジ消毒、消毒液を使った消毒の3つがあります。

煮沸消毒

洗浄した哺乳瓶を沸騰したお湯に入れて消毒する方法です。

大きめのお鍋にお湯を沸かし、哺乳瓶の各パーツをしっかりお湯に沈めて、3〜5分程度煮沸します。

哺乳瓶の素材によっては、鍋の底や縁につかないように注意が必要です。

自宅にあるものでできるので、コストをかけたくない方におすすめです。

電子レンジ消毒

洗浄した哺乳瓶を、専用の容器や袋に入れ、少量の水を加えて、電子レンジで加熱して消毒する方法です。

消毒直後は高温になるので火傷しないように気をつけましょう。

短時間で済むため、時間をかけたくない方におすすめです。

参考:Combi 除菌じょ~ずα

専用の消毒液を使った消毒

洗浄した哺乳瓶を、専用の消毒剤に浸して消毒する方法です。

消毒剤には液体希釈タイプ、粉末・錠剤を溶かして使うタイプがあります。

消毒剤に浸したあとは、すすがずにそのまま利用できますが、消毒剤の匂いが気になる場合は、水道水で洗い流しても除菌効果に影響はありません。

除菌に1時間程度かかります。

除菌効果は24時間継続するため、一晩つけっぱなしにすることは問題ありません。

哺乳瓶以外の赤ちゃんグッズやおもちゃなどを消毒したい場合にも利用できます。

参考:
ピジョン 洗える除菌料 ミルクポンW 顆粒タイプ
Milton CP(錠剤タイプ)
ChuChu つけるだけ1100mL

消毒の頻度や注意点

哺乳瓶を洗う様子

哺乳瓶は使ったら毎回洗浄して消毒するのが基本です。

消毒作業は1日に数回発生するため、毎回の消毒作業は面倒に感じることもありますが、生後3ヵ月頃までの未熟な期間は赤ちゃんの身を守るために、必ず消毒しましょう。

そうなると、大変なのは外出時。

外出先ではなるべく消毒をしなくて済むように、外出時間の長さを踏まえて消毒済みの哺乳瓶を数本準備しておくのがおすすめです。

使った哺乳瓶はできるだけすぐに水ですすいでおき、帰宅してからもう一度洗い直して消毒するようにします。

こびりつきを防ぐことで、あとが楽になります。

外出先に設備の整った授乳室があれば、電子レンジ消毒できるグッズや携帯できる消毒剤などで対応も可能です。

いずれにせよ外出時は、外出時間や外出先の授乳設備を確認し、計画的に行動することが大切です。

哺乳瓶の消毒におすすめのグッズ

筆者には8歳と7歳の子どもがいますが、二人とも母乳とミルクの混合育児でした。

子どもの年齢が近いので、長い期間、消毒作業を続けていたように感じますが、実際にはそれほど長い期間ではないのですよね。

使っていた消毒グッズは姪っ子や甥っ子に譲って、今でも現役で活躍しているようです。

実際に筆者が使ってみて良かったと思うおすすめグッズを紹介します。

日常生活では消毒液タイプ

日常生活では、消毒液を使った消毒方法を主に使っていました。

夜中に起きてミルクを作るときに、煮沸消毒や電子レンジ消毒は、寝ぼけた頭では火傷の危険があります。

また、哺乳瓶を冷ます必要がないことも助かっていたなと思います。

子どもが保育園に通い出してからノロウイルスに感染し嘔吐したときに、食器やおもちゃを消毒するためにも使えて重宝しました。

参考:ミルトン(液体タイプ)

外出時は電子レンジ消毒タイプ

旅行や帰省などの外出時は、電子レンジ消毒を使っていました。

消毒液を使った消毒には大きな容器を使っていて、荷物が嵩張るのがネックでした。

コンパクトな電子レンジ消毒は外出先で重宝しました。

参考:レック ドリームコレクション 電子レンジ用 ほ乳瓶 消毒器

気になるボトルウォーマータイプ

上記で紹介した消毒方法以外でおすすめしたいのが、ボトルウォーマーの蒸気による消毒です。

ボトルウォーマーは水やミルクを保温してくれる機能もあるというのが、夜中のミルクづくりを楽にしてくれそうで魅力的です。

持ち運びできるタイプもあり、外出時や災害時にも頼りになりそうです。

Loiposボトルウォーマーは実際に、震災時に停電により水を温めることができず、除菌やミルク作りに困っているママたちを見て開発がスタートしたそうです。

参考:Loiposボトルウォーマー

まとめ

調乳の様子

赤ちゃんの身を守るために、哺乳瓶を清潔に保つことはとても大切です。

赤ちゃんのお世話で毎日忙しいなか、毎回の消毒作業は大変に感じるかもしれません。

ですが、消毒作業はそれほど長く続くものではありません。

赤ちゃんが免疫をつけるまでのほんの数ヵ月間のことです。

ライフスタイルや時間帯やシーンに合わせて、無理なくできる方法が見つかるといいですね。



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