年々増えていく洋服に対して、収納場所の広さは限られているため、一年分の洋服を常時出しておけるスペースはなかなか取れないものです。
そうなると、季節に合わせて衣替えの必要が出てきますが、気温の変動が大きい時期だといつから次のシーズンへ切り替えるか、そのタイミングは難しくなりますよね。
さらに、ママやパパだけでなく子どもも合わせての家族分の洋服となると数も多くて大変です。
そこで今回の記事では、衣替えのタイミングや手順、衣類ごとの収納のコツを紹介します。
衣替えはいつから?最高気温を目安に始めよう
気温の変化を感じると衣替えの時期かな、と考える方もいるでしょう。
ここでは、具体的にどのくらいの気温を目安に衣替えをしたら良いのか紹介します。
【春物へ】最高気温15〜20度
最高気温15〜20度くらいの暖かい日が続き、セーターなどの厚手の冬服では暑いと感じるようになってきたら衣替えのタイミングです。
冬服から春服への衣替えは、まずは冬物のアウターや防寒グッズをしまうことから始めましょう。
春先は暖かい日が続いても、急に気温が低くなったり朝晩の寒暖差が大きかったりするので、薄手の上着は残しておくと良いですよ。
寒さが心配で上着やインナーなどで冬物を残す場合は、できるだけ春らしい色のものを選ぶのがおすすめです。
【夏物へ】最高気温22度
22度を超える日が増えたら夏服に衣替えをするタイミングです。
また、梅雨が明けると一気に気温が高くなるため、梅雨前に衣替えを終えておくのがベターです。
夏本番になり半袖で過ごせる季節になっても、日焼け防止や冷房除けに薄手の上着はしまわずに残しておきましょう。
残す洋服は、毛糸のカーディガンなどではなく、薄手の夏らしい素材を意識して選ぶのがおすすめです。
紫外線カット素材の上着があれば、それを残すと良いでしょう。
【秋物へ】最高気温15〜20度
気温が20度を下回るようになってきたら秋服へ衣替えをするタイミングです。
秋服への衣替えをする時期は、日中は暖かくても朝晩が冷え込む日が多くあります。
体温調節のためにも羽織るものから出しておくのがおすすめです。
長袖のTシャツやカットソーに上着で調節するといいでしょう。
夏に着ていた七分袖は秋にも活躍してくれます。
七分袖で寒ければうえにもう1枚着ることで適温に調節できますよ。
【冬物へ】最高気温15度以下
気温が20度を下回ると上着が必要になってきます。
秋に着ていた上着で寒いと感じるようになってきたら冬服への衣替えを始めましょう。
15度を下回るようになると、本格的な冬服の出番です。
さらに日中の平均気温が10度を下回るようになってきたら、厚手のコートやダウンジャケットなどのアウターが必要になってきます。
アウターに加えて、ニット帽やマフラー、手袋などの防寒グッズも必要に応じて出していきましょう。
衣替えは天気の良い日におこなう
衣替えは天気が良い日におこなうのがおすすめです。
さらに、できるだけ湿度の低い日を選ぶといいでしょう。
湿気があることで、衣類にカビや傷みができる原因になってしまいます。
特に夏物への衣替えは梅雨時期を避け、梅雨に入る前の天気の良い日におこなうのがおすすめですよ。
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スムーズな衣替えの手順
シーズンごとにやってくる衣替え。
なるべくならスムーズに終わらせたいですよね。
ここでは、衣替えをスムーズにおこなうための手順を紹介します。
1.「もう着ない服」と「また着る服」を分ける
衣替えのタイミングで「もう着ない服」と「また着る服」を分けてしまうと、スムーズに衣類の入れ替えができます。
服を仕分けることで、来シーズンも着るものだけを収納することになるので、簡単に衣類をしまえますよ。
「もう着ない服」を選ぶのに手間取ってしまう方もいますよね。
汚れや傷みがある、デザインが古い、サイズが合わないなどを基準にして、もう着ることはないと思うアイテムは処分してしまいましょう。
ここで、とりあえずしまっておく、という判断をしてしまうと衣類が減らないので避けてください。
着られる洋服の処分がもったいないと感じる場合は、誰かに譲る、フリマサイトなどで売るなどで処分するのがおすすめです。
2.収納場所を掃除する
衣類を収納するクローゼットや引き出しを掃除しておくのも、スムーズに衣替えをおこなうために必要な手順です。
衣替えでしまった洋服は、基本的に継ぎのシーズンまでしまいっぱなしになります。
収納場所に汚れや湿気が残っていると衣類のカビや傷みの原因になってしまいます。
収納場所の掃除をする際に水拭きをして汚れを除いたあとは、乾拭きをして完全に乾かしておきましょう。
3.しまい洗いをする
収納場所の掃除も大切な手順の一つですが、収納する洋服もきれいな状態にしておきましょう。
洗ってある洋服も、できればしまう前にもう一度「しまい洗い」をするのがおすすめです。
収納した洋服は次のシーズンまでの長期間しまっておくことになります。
その際、皮脂などの汚れが残ったままだとシミや虫食いの原因になってしまいます。
コートやダウンジャケットのような自宅で洗えない洋服はクリーニングに出すと良いでしょう。
4.防虫剤・防湿剤など一緒に収納する
しまい洗いをした洋服は、カビを防ぐためにもすべてしっかり乾燥させてから収納しましょう。
このとき、一緒に引き出し用、クローゼット用など場所ごとに防虫剤も一緒に入れておくと衣類の虫食いを防ぐことができます。
場所によっては湿気が気になることがありますよね。
その場合は、除湿剤を衣類と一緒に置いておくと湿気を防ぐことができます。
衣類をしまう際は、ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、シワが付いたり型崩れしたりしてしまいます。
衣類が傷まないようにするためにも、ふんわり重ねることを意識しましょう。
【アイテム別】収納のコツ
コートやスーツなどアイテム別に収納のコツがあります。
ここでは、どのようなコツがあるのか紹介します。
コート
クリーニングに出したコートやアウターはハンガーにかかってビニール袋がかぶせてあることがほとんどです。
このまま収納すればホコリが付かなくて良いのではないか、などの理由で、ビニールをかけたまま保管する方がいますが、これは湿気がこもるためNGです。
コートはビニール袋から取り出して、三つ折りにして収納ボックスへしまいましょう。
また、型崩れを防ぐために、重ねすぎや上に他の衣類を重ねるのは避けるようにします。
スーツ
スーツもほとんどの方がクリーニングに出すかと思いますが、返ってくるときにコートと同様にビニール袋がかかっています。
このビニール袋はコートと同じ理由でかけたままの収納はNGです。
スーツを収納する際は、ビニール袋を外し、不織布の衣装カバーをかけてクローゼットにしまいましょう。
Tシャツ・カットソー
Tシャツやカットソーはたたんで収納することが多いのではないでしょうか。
衣替えで収納する際は、長期間たたんだ状態になるため、できるだけ折り目を少なくするのがポイントです。
袖のつなぎ目に沿ってたたむと、次のシーズンに出したとき、折り目が気になりにくいですよ。
ニット
ニットを収納するときは、厚手で重いものを下にして、薄手で軽いものを上にするのが上手な収納のコツです。
ニットはTシャツやカットソーに比べるとシワになりにくいので、下側に収納するのがおすすめですよ。
ニットは生地の厚さから収納するのにかさばりがちですよね。
かさばるのが気になる場合は、圧縮袋を利用したり丸めて収納したりするなど、シワになりにくいことを利用して、収納方法を工夫してみましょう。
まとめ
季節の変わり目になるとやってくる衣替え。
子どもの分も合わせると量も多くなることからかなり大変な作業になってしまいます。
今回紹介した衣替えのタイミングや手順、アイテム別の収納のコツを参考に、スムーズに衣替えができるように工夫してみましょう。
コツをつかむことで、次のシーズンもきれいな状態の洋服を着ることができ、衣替えの時間も短縮できるはずです。
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