子どもの力を伸ばしたいと考える方におすすめなのが、自然体験です。
この記事では、自然体験が子どもへ与えるメリットや、親子で手軽に挑戦できるおすすめの自然体験を詳しく紹介します。
ぜひ参考にして、子どもと一緒に自然の中でさまざまな体験を楽しんでくださいね。
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自然体験とは?どのような効果や影響があるの?
そもそも「自然体験」とは、どのようなものを指すのでしょうか?
まずは自然体験とは何かを知り、自然体験が子どもに与える効果や影響への理解を深めましょう。
自然体験とは
「自然体験」とは、「自然の中で、自然を活用しておこなわれる活動」の総称です。
具体的な自然体験として、下記のようなアクティビティが挙げられます。
- キャンプ
- ハイキング
- 登山
- スキー
- カヌー
- 星空観察
- 動植物観察
挙げればキリがありませんが、自然や環境と触れ合える活動であれば、そのすべてを「自然体験」と呼べるわけです。
わざわざ車で遠出をしなくても、自然体験は身近にあるあらゆる場所で体験できます。
住んでいる環境に囚われることがないのも、自然体験の魅力の一つですね。
自然体験でどのような力が育める?
自然体験が子どもに与える影響にはさまざまなものがあります。
子どもは、自然の中で見つけた葉っぱでどのような遊びができるのか考えることで、発想力や想像力を養えます。
また、水や土に触れて遊ぶことで感覚機能や身体機能を成長させ、自然に住む生き物に触れることで生命の大切さを学べるでしょう。
「自然体験を多くしていた子どもほど、自尊心や問題解決能力が高いことがわかった」という研究結果も出ています。
子どもの心身に多くのメリットを与えられる活動が自然体験です。
自然活動が足りないとどうなる?
インターネットやテレビ、ゲームの普及、また感染症の流行などにより、近年では子どもと自然の直接的な関わりが急激に減少しているのも事実です。
自然体験をする機会が少なくなることは、子どもの生きる力を育む機会が減少していることにもつながります。
このままでは、子ども達の成長に良くない影響を及ぼす恐れがあるとして、文部科学省が「子供たちの心身の健全な発達のための子供の自然体験活動推進事業」をおこなっているほどです。
小さな子どもを持つママ・パパは、感染対策をしながらも、なるべく子どもと自然が関われる機会を損なわないようにしたいですね。
6歳頃までに触れておきたい自然体験
次は近所の散策や公園遊び、庭や畑でできる、6歳頃までの子どもにおすすめの身近な自然体験を紹介します。
四季折々の植物・草花・落ち葉遊び
季節ごとに変わる植物の色や変化を観察するだけでも、子どもの感性を優しく刺激してくれます。
子どもと一緒に草花や木が多い公園や芝生に行ってみてはどうでしょうか。
草花を使って親子で一緒にごっこ遊びをすると、子どもの探究心を刺激し、想像力や発想力、表現力などを鍛えられます。
秋や冬の季節には、落ち葉遊びを楽しむのもおすすめですよ。
海や川遊び(砂、水遊び、貝殻拾いなど)
暖かい季節には、海や川へ入って遊び、思い切り自然と親しみましょう。
自然体験の一環として水遊びや砂遊び、貝殻拾いなどを愉しめば、子どもは環境に対する意識を持ち、生命の大切さを知ることもできます。
きれいな海や川を維持するにはどうしたらいいのか、魚や貝が元気に暮らすには何をするべきかなど、親子で遊びながら自然環境を守ることの大切さをも話し合えるといいですね。
生き物(昆虫や動物)と触れ合う
昆虫や動物など、自然界に住む生き物と触れ合うことも、子どもが自然体験をするうえで重要な活動の一つです。
自然の中で出会える生き物たちは、子どもにいろいろな感情を教えてくれます。
「小さい」「怖い」「気持ち悪い」「可愛い」など、その時折で感じる気持ちはさまざまでしょう。
小さなアリなどをうっかり潰してしまうなんてこともあるかもしれません。
このような自然体験をとおして、子どもは自分よりも小さい生き物の命の大切さや関わり方を学べます。
探究心の芽生えにもつながるので、自然界の生き物との触れ合いを通して、子どもは豊かな心を育めるでしょう。
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小学生のうちにしておきたい自然体験
小学生頃の子どもにおすすめの自然体験3選を紹介します。
このほか、シュノーケリングなどのマリンアクティビティや、スキーなどのウィンターアクティビティに挑戦してみるのもいいでしょう。
キャンプ
自然に囲まれながら楽しむキャンプは、火起こし体験や料理、星空観察や川遊びなど、普段はできないさまざまな自然体験ができます。
日常生活では扱わない道具を使う機会も多いことから、子どもは疑問を解決しようとする気持ちや、自主性・発想力を育めるでしょう。
親子で一緒に多彩な活動をおこなうことで、協調性やコミュニケーション力を高めることもできます。
酪農体験や収穫体験
子どもに環境や生き物に対する意識を持ってもらいたい場合は、酪農体験や畑での収穫体験などに参加するのもおすすめです。
酪農体験では、搾乳や餌やり、子牛への哺乳体験など、動物との関わりを通して生命の大切さを学べるでしょう。
収穫体験では、実際に野菜がどのように育っていくのか、新鮮な野菜の味はどのようなものなのかを体験すれば、自然や植物、環境そのものへの理解を深めることができます。
人間が完全にコントロールするのが難しい自然環境下での体験を通じて、子どもはさまざまな課題や疑問に立ち向かう力を身につけられるはずです。
登山やハイキング
体も成長してくる小学生の子どもと、登山やハイキングに挑戦してみるのも良いでしょう。
これらの自然体験は、子どもの探究心を芽生えさせ、自然への理解を深めるきっかけにもなります。
また、「山頂まで行ってお昼ご飯を食べよう」などの目標を立てて親子で自然の中を歩くことで、目標達成に向けて努力する力や、協調性やコミュニケーション力を育むこともできるでしょう。
親子で一緒に楽しむポイントは
親子で自然体験を楽しむには、大人の子どもへの接し方が重要なポイントとなります。
なかでも最も大切なのは、大人が安全面に十分に配慮すること。
とはいえ、すべてにおいて大人が手を出し過ぎてしまうと、せっかくの自然体験が台無しです。
自然の中で触ってはいけないもの、行ってはいけない場所などのある程度の知識を身につけたうえで、子どもへのフォローは必要最低限にするよう心がけましょう。
また、「すごいね!」「きれいだね!」など、子どもの感動や喜びを大人がしっかりと共有するのも忘れてはいけません。
親が子どもの気持ちに寄り添うことは、子どもの成長や自己肯定感の高まりにつながります。
自然体験中はできるだけ余計な手出しはせず、子どもの行動を温かな目で見守るようにしてくださいね。
まとめ:さまざまな体験を通して生きる力を育てよう
自然体験は決してハードルが高いものではなく、身近な環境で誰でも挑戦できるものです。
子どもが小さいうちから、自然の中でなるべくたくさんの体験をさせてあげることで、総合的な生きる力を育むことができるでしょう。
今回紹介した内容も参考にしながら、ぜひ親子でさまざまな自然体験にチャレンジしてくださいね。
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