お月見を楽しむなら?手軽に挑戦できる献立をご紹介

お月見を楽しむなら?手軽に挑戦できる献立をご紹介

お月見といえば、キレイなお月様を眺めながらお団子を食べるイベントというイメージがあるかもしれませんが、主役はお団子だけではありません。

せっかく食材が豊富な時期なのに、お団子だけではもったいない!

旬の食材を使ったおいしい料理も楽しみましょう!

中秋の名月を眺める十五夜のお月見にぴったりな献立をお月見の風習も併せて紹介します。

お月見とは?お月見団子の風習を紹介

お月見とは?お月見団子の風習を紹介

まずは、あらためてお月見の風習の紹介からはじめます。

お月見の風習を知らない人はあまりいないでしょうが、地域差もあり、起源や意味などを理解している人は少ないのではないでしょうか。

触りだけでも覚えておけば、子どもに説明するときに役立ちますよ!

お月見って?十五夜や中秋の名月とは?

お月見は、1年で最もキレイだとされる秋の満月を眺めて風流を楽しむ風習です。

十五夜とも呼びますが、十五夜とは満月の日の意味です。

月の満ち欠けは新月から満月まで約15日かかることから、満月の日を十五夜と呼びます。

十五夜(満月)は年に12回あり、なかでも旧暦の8月15日頃(現在の9月20日頃)に現れる十五夜が特にキレイなため、月を眺めて楽しむようになったのだそう。

現在では十五夜というと秋の満月を指しますが、本来は単に満月の日の意味だったのは意外ですね。

うるう年は十五夜が13回あります。

ほかにも「中秋の名月」と呼びますが、これは秋の真ん中の満月の意味。

旧暦では1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬と定めていたため、秋の真ん中である8月の満月という意味になります。

また芋の収穫期の満月であることから芋の名月とも呼ばれますが、詳しくは後述します。

ちなみに2022年のお月見は9月10日で、満月は18:59です。

お月見のお供え物の定番は?

お月見のお供え物といえば、定番はお月見団子とススキ。

みたらし団子や三色団子などを食べる地域もあり、現代ではうさぎ大福などを食べる家庭も珍しくありませんが、定番の白い団子とススキを供える家庭が多いようです。

お月見は単に月を眺めて楽しむ日というわけではなく、豊作祈願の日や月に感謝する日ともされます。

お米で団子を作るのは、その年の収穫の感謝と翌年の豊作を願うため。

月に似せた丸い形にするのは、夜間の農作業を照らす月明かりに感謝するため。

雄花の形が稲穂に似ているススキはお米の豊作を願うとともに、恵みを与えてくれた神様の依代として供えるそうです。

お月見団子の供え方は?

月に見立てた白い団子の大きさは、十五夜にちなんで一寸五分(約4.5cm)にするのが、縁起が良いとされます。

個数も十五夜にちなんで15個、もしくは1年の月数にちなんで12個(うるう年は13個)が良いとされますが、簡略化して5個とする地域もあるようです。

三方(さんぽう)に白い紙を敷いてピラミッド状に積み上げます。

ピラミッド状に積む理由は諸説ありますが、その一つが「感謝や豊作の願いが月に届くよう高く積み上げる」というもの。

そのため、飾る場所は月が見える床の間が良いとされます。

供えたお月見団子には月の力が宿り、食べると健康や幸せを得られるといいます。

一般的には丸い形ですが、関西では楕円形の芋型に整形してきな粉を振るなどお月見団子の形はさまざまです。

名古屋ではしずく型で3色のお月見団子だったり、中国・四国地方は串に刺さったお月見団子だったり違いがあるため、子どもと一緒に他の地域の風習を調べてみるのも良いですね!

「芋名月」にちなみ、芋や栗を供えることも

お月見の時期はちょうど里芋の収穫期にあたるため、里芋の収穫に感謝する「芋名月」とも呼ばれます。

団子の代わりに、もしくは団子とともに里芋を供えて収穫を祝う風習があることも覚えておきましょう。

ちなみに、十五夜にはペアになる十三夜があることをご存知でしょうか。

十三夜は、十五夜の1ヵ月後の月のことで「後(のち)の名月/後の月」「栗名月」「豆名月」などと呼ばれています。

古来日本では十三夜を観月の祭と考えていて、十五夜と十三夜は同じ場所で眺めるのがルールとしていたそう。

里芋、大豆、枝豆や栗などの秋に収穫した作物を供えて感謝を捧げるなど、お月見には農耕の収穫祭としての一面もあります。

お月見の献立は?

お月見の献立は?

先述のとおり、お月見は農耕の収穫祭としての側面があることから、旬の食材を使った料理を食べると良いとされます。

米、里芋、きのこ、栗、柿、なし、サンマやカツオなど旬の食材を使って食欲の秋を満喫しましょう。

おすすめの食材は?

おすすめの食材は?

お月見の献立の定番食材は里芋、枝豆そして栗。

ほかにも秋が旬の食材にはレンコン、おくら、さつまいも、しいたけなどの野菜、カンパチ、しらす、いくら、スルメイカなどの魚介類などがあります。

卵黄、さつまいもやかぼちゃなどの黄色い食材を満月に見立てる献立も人気です。

ぶどうやマスカット、梨などの果物も添えれば、栄養バランスも整います。

お月見の定番献立

お月見の定番献立は、きのこの炊き込みご飯、栗ご飯、さつまいもご飯、けんちん汁、里芋やかぼちゃの煮物など。

丸い形は「お月見っぽさ」を演出する選択肢の一つなので、そこにこだわる必要はありません。

味覚の秋らしく豊富な食材の中から、子どもが好きな食材や食べたい食材などを使って自由に献立を考えましょう。

まんまるづくしの献立がおすすめ!

月に深く関係していることもあり、満月にちなんだ「まんまる料理」もおすすめ。

新米を使ったおにぎり、海老真薯(しんじょ)、里芋の煮物やレンコンを入れたつくねなど、かわいくおいしい献立はいかがでしょうか。

エビやサーモンを使った手毬寿司を子どもと一緒に作るのも楽しそうですね!

月見うどんや月見そばも手軽!

比較的手軽な献立なら、月見うどんや月見そばがおすすめ。

同じく「月見」が付く献立には、目玉焼きを添えた月見ハンバーグ、卵黄を絡めて食べる月見つくね、マヨネーズと卵で月見トーストなどがあります。

ミートローフやうずらの卵をひき肉で包んだ肉団子なども良いでしょう。

困ったら中心に卵黄を落として「月見!」とするのもありです!

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お月見のデザートやおやつのおすすめ

お月見のデザートやおやつのおすすめ

お月見団子はもちろんのこと、栗きんとん、スイートポテト、白玉や大福などデザートも豊富です。

全国のお取り寄せお月見スイーツを楽しむのもおすすめですが、せっかくなので子どもと一緒にお月見デザート作りに挑戦するのはいかがでしょう?

月見団子を作ろう

月見団子を作ろう

本来のお月見団子は米を使った本格的なものですが、白玉粉やだんご粉を使えば簡単にお月見団子が作れます。

基本的な作り方は、粉と水を混ぜてこね、整形して茹でるだけ。

子どもでもできるくらい簡単なので、はじめての料理にもおすすめです。

子どもと一緒に作ったお団子は格別ですよ!

まとめ:お月見と秋の味覚を楽しもう

キレイな満月を眺めながら秋の味覚に舌鼓をうつ。

お月見の風習は、子どもと日本的な風流を感じたりさまざまな食材を食べたりするとても良い機会です。

大人とは違う感性でとらえる月の姿を、子どもとじっくり話し合うのも良いでしょう。

旬の食材をふんだんに使ったおいしい料理とお月見団子を家族で食べながら、ぜひたのしい時間を過ごしてくださいね!

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