子どもが2人生まれてから、1日のほとんどが「ママ」としての時間で埋め尽くされるようになりました。
食事の準備に洗濯、保育園の送り迎えに仕事…。気づけば夜になり、寝かしつけと同時に自分も電池切れ。そんな生活を繰り返すうちに、「私」という存在が少しずつ遠のいていくような感覚を覚えました。
あるとき、ほんの15分でも自分に時間を使えたらどうだろうと思い立ち、試しに取り入れてみました。たったそれだけのことですが、不思議と日々の過ごし方が少しずつ変わっていきました。
目次
ママライタープロフィール

夫と1歳と3歳の男児2人と暮らすママ。
妊娠中からのノンカフェイン飲料集めが趣味。3歳児がイヤイヤ期に突入。彼がお風呂に「入らない!」と大騒ぎした直後、30分もお風呂を満喫する姿に笑う毎日。子育てで絵カードやおもちゃを駆使して頑張っています。
なぜ子育て中に「自分の存在感」が薄れるのか

朝6時起きから寝かしつけまで、終わりのないタスク
1歳と3歳の男の子を育てながらの毎日は、まるで終わりのないマラソンのよう。朝は6時起きで朝食作りやドラム式洗濯機で出来上がった洗濯物の取り込み、仕事へ行って保育園に迎えに行き、食事やお風呂、夜は寝かしつけまでフル稼働。特に平日は静かに座る時間すらありませんでした。
「私」という存在が遠のく感覚
以前はイラストを描いたり、本を読んだりするのが好きだったのに、そんな時間を思い出す時間さえなくなってきました。
ふと「ママである前に、一人の自分がいたはずなのに」と感じた瞬間、家族が居て幸せなはずのに何故こんな寂しさを感じるんだろう?とほんのすこしシュンとしてしまいました。
悪いことじゃない。週15分の「自分の時間」を作るまでの葛藤

「少し一人になりたい」と思っても、現実はなかなか難しいものです。子どもが泣けば駆けつけなければならないし、キッチンには片づけきれない食器が残っている。結局、いつも後回しにしてしまうのは自分のことでした。
これも「ママだから当たり前なのかな?」と思っていました。けれど、夫から「少し休んでもいいんじゃない?」と言われたとき、ようやく「自分に時間を持つことは悪いことじゃないのかもしれない」と思えたのです。
それから「せめて一日に15分だけ」と決め、短いけれど確実に自分のために時間をとるようにしました。
「自分の時間がない」から卒業!リフレッシュできる小さな習慣

例えば、夜に子どもが寝静まったあと、例えば下記のようなことをしています。
- その日の気分で絵日記を3行書く。3日坊主になってもOK
- ノンカフェインのお茶や水を飲む
- 紙の本や漫画を読む
デジタルデトックス
どれも本当にささやかなことですが、ポイントはスマホから離れることです。
スマホは連絡やSNSで情報を受け取るのに大事ですが、終わりが無くて時間がすぐ無くなってしまう実感があり、個人的には夜はできるだけ紙に触れるようにしています。
絵日記を習慣に
絵日記は、小さい絵と5行くらいのコメントが書ける手帳を使っています。ちょっと一筆書きで絵をかいて適当に箇条書きすれば埋まる程度の量です。
気が向いた時しか書いてないので1週間余裕でぶっ飛んで余白ばっかりだったりしますが、後で見るとその時の子育てやなんやらわちゃわちゃした記憶がよみがえってきてクスっと笑えたりします。
お気に入りの飲み物でリフレッシュ
そして時にはノンカフェインのハーブティー(時には気分でロックの水道水をカッと一気飲み!)を飲みながら、紙の本をパラっと読んでだらだらしています。
ポイントは、特別なことをするのではなく「自分が好きだったことを少しだけ取り戻す」こと。
「自分時間」を習慣づけるためにしている工夫
環境づくりの工夫
スマホを別の部屋に置いたり、充電器のある場所に置きっぱなしにして、物理的に距離を取ります。
絵日記やお茶、本など「15分セット」をリビングの定位置に置いておく(探す手間を減らす)・照明を少し落として「自分時間モード」の雰囲気を作るのもおすすめです。
心理的なハードルを下げる工夫
「毎日やらなきゃ」と思わず、できた日は自分を褒めています。
絵日記は本当に1行、棒人間でもOKというルールにし、5分だけでも良しとしています(完璧を求めない)。
習慣化のきっかけづくり
「子どもが寝たら→お茶を淹れる」のように、行動を連鎖させるのもポイントです。
週に2〜3回できればOKという緩い目標を設定し、カレンダーに小さくシールを貼って、できた日を可視化すると習慣にしやすくなります。(プレッシャーにならない程度に)
子育て中「自分の時間」を確保するためにしていること
自分の時間を作ると決めても、実際に確保するのは簡単ではありません。子育て中の限られた時間の中で、どうやって自分のための15分を生み出しているのか。私が実践している工夫をご紹介します。
子どもの寝かしつけ後がゴールデンタイム
我が家では、子どもたちが眠りについた後の時間を自分時間の中心にしています。寝かしつけは毎日20時半から21時頃を目標にしていて、うまくいけば21時半には自由時間が始まります。
もちろん毎日スムーズにいくわけではありません。何度も起きてきたり、寝室から脱走したりする日もあります。それでも「寝かしつけ後=自分の時間」という意識を持つことで、その時間への期待が家事を終わらせる原動力になっています。
また、朝早く起きて時間を作る方法も試しましたが、私の場合は夜型の方が合っていました。朝は子どもたちもすぐ起きてきてしまうため、夜の方が確実に一人になれる時間が取れると感じています
夫婦で「自分時間」のルールを共有する
一人で頑張ろうとすると、罪悪感や遠慮が邪魔をしてしまいます。そこで夫とは「お互いに週に数回、15分から30分の自分時間を持つ」というルールを話し合って決めました。
具体的には、私が絵日記や読書をしている間は、夫は別の部屋で趣味の動画を見たりゲームをしたり。逆に夫が自分時間を取りたいときは、私が子どもの様子を見る。こうして交代制のような形にすることで、お互いに後ろめたさなく時間を使えるようになりました。
最初は「自分だけ休んでいいのかな」と思っていましたが、夫から「お互い無理しないほうがいいよ」と言われて気持ちが楽になりました。パートナーと気持ちを共有することは、想像以上に大切だと実感しています
「やらないこと」を決める
自分の時間を確保するために、思い切って手放したこともあります。それは「完璧な家事」です。
以前は夜のうちに翌日の準備を完璧に整えようとしていましたが、今は最低限のことだけに絞っています。洗濯物は畳まずカゴに入れたまま、食器は朝に回すこともあります。掃除も毎日隅々までやるのをやめて、週末にまとめて行うスタイルに変えました。
「やらなくても大丈夫なこと」を見極めることで、驚くほど時間に余裕が生まれます。家事は終わりがないからこそ、自分で線引きをすることが必要だと学びました。完璧を目指すより、自分の心の健康を優先する。そう決めたことで、15分の自分時間が現実のものになりました。
「自分の時間」がもたらした家族との変化

子どものいたずらに笑えるように
わずか15分でも、自分に戻る時間を過ごしたあとは、不思議と気持ちが軽くなります。
以前よりも子どもたちの小さないたずらに笑って対応できるようになり、夫との会話も和やかになりました。
「最近穏やかだね」と伝えられた気づき
「最近ちょっと穏やかだね」と言われたとき、自分では気づいていなかったけれど、家族にもちょっととげとげしたりシュンとしてたのが伝わっていたのかなと感じました。
ママが落ち着いていることが、家の空気を保つ秘訣なのかもしれません。
日常のやりとりでの変化
夫に「脱いだ靴下その辺に投げないで!」と怒ることが減り、笑って許せることが増えました。
朝の準備や食事の時間に余裕が生まれ、家族全体の雰囲気が柔らかくなったためか、夫との会話に「聞く余裕」が生まれ、些細なことで衝突しにくくなりました。
子どもの様子の変化
親が穏やかだと、子どもも安心して甘えたりしているような気がします。
また、「ママ(パパ)も自分の時間を楽しんでいる」姿を見て、子ども自身ものびのび一人遊びができるのかもしれません。
寝る前の時間が落ち着いていると、子どもの寝つきが良くなることも(もちろん筋書き通り上手くいかないのが8割ですが……2割り増しは大きいです)。
家族関係全体への影響
自分に余裕があると、家族の良いところに目が向きやすくなります。
「ありがとう」「助かった」といった言葉が自然に出やすくなり、家族間の感謝が循環すると感じられました。
意外な副次効果も
自分が楽しそうにしていると、パートナーも「自分も何かやってみようかな」と刺激を受けることがあります。
絵日記などを家族に見せることで、会話のきっかけにもなります。
※絵日記は自分用と家族の記録用の2冊用意していて、家族用は安心して子どもにも見せています。
「私」に戻ることが、暮らしを少し楽にしてくれる

ママとしての時間はもちろん大切ですが、同時に「私」という存在を忘れないことも必要だと感じます。
週に15分程度というほんのわずかな習慣でも、自分の中の余裕を取り戻すきっかけになる実感があったからです。
「ママ」と「私」の両方を大事にしていくことが、結果的に暮らしを心地よくしてくれる。
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