2月22日の「猫の日」にちなんで、みんな大好きな「ねこ」をテーマにした絵本8選をご紹介します。
日本に限らず海外でもねこが主人公の絵本は数多く出版されており、ねこが世界中で愛されていることが分かります。
猫愛があふれる「猫の日」に、「ねこの絵本」をお楽しみください!
目次
2月22日は「にゃん、にゃん、にゃん」で「猫の日」!
日本では、2月22日は「猫の日」です。
「にゃん、にゃん、にゃん」の語呂合わせもかわいいですね。
1987年に「猫の日実行委員会」と「ペットフード協会」が制定したと言われています。
2月22日に合わせて、新聞や雑誌でもねこの特集が組まれたり、SNSでもいわゆる企業公式のアイコンがねこのアイコンに変更されたり、ねこグッズが店頭に並んだりと、日本中で「猫の日」を楽しんでいます。
例えばカルディでは「ネコの日バッグ」が毎年大人気の商品になっています。
また、「猫の日」に合わせて、保護猫に関する啓蒙活動なども行われています。
私も昔、2匹の猫を保護して飼っていた愛猫家です。
小さな子どもも楽しめる!かわいいねこがいっぱいの絵本
まずご紹介するのは、小さな子どもたちも一緒に楽しめる、ねこの絵本です。
かわいいねこたちがたくさん登場しますので、一緒に指を指したり、なでたりしながら読んでください。
『ねこいる!』たなかひかる(ポプラ社)
お笑い芸人さんでもあり、絵本作家さんでもある、たなかひかるさんが仕掛ける、ねこがいることをひたすら楽しむ絵本です。
はじめは、かわいいねこたちを探す絵本かな?と思って読み始めるのですが、「ええっ!」と思わず声が出ます。
意外すぎる場所から、ねこたちがたくさん飛び出してきます。
絵本の帯に「※ラストは結構びっくりします。」と書かれているのですが、本当にびっくりしました!
『こねこがいっぱい にゃんにゃんにゃん!』文:スーザン・メイヤーズ、絵:デイヴィッド・ウォーカー、訳:福本友美子(岩崎書店)
柔らかく温かみのある、こねこたちの絵に、思わず笑顔がこぼれるかわいい絵本です。
愛らしい小さなこねこたちが、絵本の画面いっぱいに駆け回ります。
絵本の中に入って、ぎゅっとしたくなります。
子どもと一緒に読みながら、「にゃん!にゃん!にゃん!」と大声で叫んでください!
ネコ科の動物たちが大集合の絵本
次にご紹介するのは、トラやライオンなどのネコ科の動物たちが大集合する絵本です。
ネコ科の仲間にはどのような動物がいるのか、ねことネコ科の動物たちはどこが似ているのか、探してみてください。
大型の動物が好きな子どもたちにもおすすめですよ。
『ぼくのねこ みなかった?』作:エリック・カール、訳:おおつきみずえ(偕成社)
「ぼくのねこ みなかった?」
主人公の子どもが「ぼくのねこ」を探しに、世界中をたずねて歩く絵本です。
さまざまな国の人たちが、その国の「ねこ」を教えてくれます。
『はらぺこあおむし』(偕成社)でお馴染みのエリック・カールさんが描く、特徴的な色使いと生き物たちへの愛があふれる1冊です。
『サイモンは、ねこである。』作:ガリア・バーンスタイン、訳:なかがわ ちひろ(あすなろ書房)
ねこのサイモンは、ライオンたちに話しかけます。
「ぼくたち、にてますね」
強くて大きいライオンたちは、サイモンを笑うのですが……
サイモンのために、みんなの似ているところをたくさん探してみてくださいね。
猫の表情に釘付けになる!圧倒的な画力のねこの絵本
ねこの映画を観ているかのような、表情豊かなねこの絵本をご紹介します。
いつも、すました顔のねこたち。
こちらの絵本では、これまで見たことのない猫たちの顔を見ることができます。
ねこ好きの方、必見です。
『てっぺんねこ』作:C・ロジャー・メイダー、訳:灰島かり(ほるぷ出版)
主人公のねこは、「てっぺん」がお気に入り。
ねこと一緒にてっぺんの景色を眺めてください。
くるくると変わるねこの表情に釘付けになります。
映画のようなコマ割りで、ダイナミックなねこの動きを楽しみましょう。
『ネコヅメのよる』町田尚子(岩崎書店)
ねこたちが集まる今夜、何が起こるのか?
アップになったねこの表情が生き生きと語りかけてきます。
圧倒的な画力で描かれる、ドラマのようなねこたちの物語です。
表紙のこの魅力的なねこの絵に惹かれたのですが、その物語にもすっかり引き込まれました。
甘い香りに誘われる!かわいいねことおいしいお菓子の絵本
最後に、おいしそうなお菓子が出てくる、ねこの絵本を紹介します。
読めばきっと甘いお菓子が食べたくなります!
一緒におやつを食べながら、子どもに読んであげたい絵本です。
『ちびねこのチュチュと、スプーンのあかちゃん』作:二宮由紀子、絵:牧野千穂(岩崎書店)
愛らしいちびねこのチュチュ。
チュチュととかげのウィルフレッドは、スプーンのあかちゃんに会いに行きます。
このスプーンのあかちゃんとその家族がとてもかわいらしい!
読めばプリンが食べたくなる、ちょっとシュールなお話の絵本です。
『チョコレート屋のねこ』文:スー・ステイントン、絵:アン・モーティマー、訳:中川千尋(ほるぷ出版)
チョコレート屋さんに、おじいさんとねこが暮らしていました。
おじいさんが作ったチョコレートねずみを食べると……。
絵本いっぱいにさまざまなチョコレートが登場し、読んでいると甘い香りを感じます。
2月14日はバレンタインデーもありますから、チョコレートのお供にぜひお読みください。
ねこ好きによるねこ好きのための絵本
おすすめのねこの絵本はいかがでしたか?
今回は8冊の絵本をご紹介しましたが、この他にももちろん、たくさんのねこの絵本があります。
クリスマスの絵本でご紹介した「ノンタン」も「ねこのピート」も「じゃまじゃまねこ」も大好きですし、松谷みよ子さんの描かれるねこが登場する絵本『いいおかお』(童心社)も、娘が赤ちゃんの頃からずっと大切にしています。
ご紹介した絵本から、ぜひお気に入りのねこの絵本を見つけてください!
ねこの絵本を読みながら、ねこがあふれる「猫の日」を楽しく過ごしましょう。
関連記事では、テーマは違いますが、「ねこが主人公の絵本」も多数ご紹介していますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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ママライタープロフィール
小学5年生の娘を持つママライター(記事執筆時)。
塾講師など教育経験が長い、元大学教員の博士ママ。現在はフリーで活動中。
厳選した蔵書は300冊以上の絵本マニア。
絵本、ボードゲーム、勉強法など、子どもの学習のお悩みや子育てのヒントになる情報を発信しています。