仕事や家事が忙しくて、ついつい子どもたちの寝る時間が遅くなってしまう……と悩んでいる方のも多いのでは。
では実際に、子どもにはどれくらいの睡眠時間が必要なのでしょうか?
この記事では、小学校に上がる前にあたる5歳児の睡眠時間について、その平均や理想的な時間、睡眠不足による影響を詳しく紹介します。
5歳児に必要な睡眠時間は
5歳児に必要な睡眠時間はどれくらいなのか、ご存知でしょうか?
ここからは、健康を維持するために必要な睡眠時間と、その理想や実態などを紹介しながら、5歳児に必要な睡眠時間を見ていきます。
5歳児、理想の睡眠時間は?
5歳になると、自分の趣味ができたり、本を読んだり、寝ずにやりたいことなどが増えてくる時期です。
手もかからなくなってくるので「まあ、いっか」と放置してしまうことも……。
アメリカのNational Sleep Foundation(国立睡眠財団)が2015年に発表したデータによると、3〜5歳の幼児にとって理想的な睡眠時間は、10〜13時間。
5歳児の睡眠推奨時間は11時間30分とされています。
ちなみに6歳以上の睡眠時間は10時間を推奨されています。
調査を見ると、親が理想の睡眠時間を知らないために、子どもの睡眠時間が短いケースもあるようです。
5歳児の睡眠時間、平均は?
では、日本の5歳児の睡眠時間はどれくらいなのでしょうか?
2021年版の子どもの睡眠実態調査結果報告によると、5歳児の睡眠平均時間が9時間38分という結果が出ています。
理想の睡眠時間にやや満たないのがわかりますね。
実は、日本人は大人も子どもも世界で一番睡眠時間が短いという調査があります。
睡眠時間が最も多いニュージーランドとは1.5時間以上もの差があります。
睡眠時間が短いと、記憶と大きな関係がある海馬(脳の部位)が小さいという研究もあるので、子どもの睡眠時間には注目したほうが良さそうです。
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5歳児は何時に寝て何時に起きる?
5歳児の理想的な睡眠時間が11時間30分と知っと、長いと感じた方が多いのではないでしょうか?
夕食やお風呂の時間をどうやって計画すれば良いのか、困ってしまう方もいるでしょう。
ここからは、何時に寝て何時に起きれば充分な睡眠時間を確保できるのか見ていきます。
夜9時に寝て朝7時に起きる
就寝時間を夜9時にして、朝の7時に起きると睡眠時間は10時間確保したことになります。
ただし、これだとまだ理想まで1時間半足りません。
8時半に就寝、7時半起床であれば、これでやっと睡眠11時間です。
仕事や家事など、大人の都合もあるので、子どもの睡眠時間を確保するのは大変ですが、生活に合わせて就寝・起床時間を調整していきましょう。
保育園の場合、昼寝で調整できるので安心ですが、小学校になると昼寝はできなくなってしまいます。
多くの保育園や幼稚園では、昼寝調整のお手伝いもしてくれるので、先生と相談しながら睡眠時間の確保や調整を進めましょう。
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睡眠時間が少ないとどのような影響がある?
睡眠時間が少ないと、大人でもイライラしたり、集中力が途切れたりしますが、5歳児だとどういう心配があるのでしょうか?
ここでは、睡眠時間が5歳児に与える健康への影響を見ていきます。
意外に大きな影響があって、びっくりする方もいるかもしれませんね。
睡眠時間が短いと風邪をひきやすくなる?
睡眠不足が、風邪を引きやすい子どもの特徴の第一位を占めているそうです。
また、風邪だけでなく体調不良の頻度が高い子どもも、睡眠習慣が乱れているという調査結果が出ています。
睡眠時間の減少は免疫力を弱めてしまうので、あらゆる感染症に感染する可能性もあげてしまうそうです。
さらに、情緒や問題行動も、睡眠不足との関連性があるといわれています。
イライラしてしまう、キレやすくなる、先生のいうことが聞けない子どもは睡眠時間が短い傾向にあるそうです。
落ち着いて日々を過ごすためにも、毎日確実に睡眠時間を取れる環境を作ってあげましょう。
睡眠時間を増やす工夫は?
睡眠時間を確保しなくてはいけないことはわかっていても、どうやってスケジュールを組めば良いのか悩む場合もありますよね、
ここからは、起床時間の調整よりも入浴を早めにすると良いなど、役立ちそうなアドバイスをまとめてみました。
入浴や室温に工夫して入眠を早めに
多くの子どもはゆったり、遊びながらお風呂に入るのが好きですよね。
お風呂用のおもちゃを用意しているご家庭も多いのではないでしょうか?
しかし、睡眠時間を確保するためには、子どもをお風呂に入れる時間は短めに、早めにしましょう。
さらに寝室の室温は低めに設定しておくと、入眠しやすくなるといわれています。
あたたかいほうを好む子もいますが、寝る前だけでも適温に調整しておけば、寝る準備は万端です。
また、スマホやテレビなどの刺激は、寝る前はできるだけ控えておきましょう。
興奮して眠りにくなってしまう可能性があります。
寝かしつけの時間も早めに意識しておくと、子どもたちが寝る時間も早められ、スキンシップの時間も設けられるのでおすすめです。
まとめ:個人差も大きいので様子をみて相談を
5歳児に推奨する睡眠時間を紹介してきましたが、あくまでも平均値です。
睡眠時間が短めでも、本人が元気で健康に支障がなさそうであればそれほど心配がない場合もあります。
しかし、風邪をひきやすかったり、だるそうにしていたり、情緒が不安定な場合は睡眠不足の可能性も疑ってみてくださいね。
入眠に困難がある子どもは、無理せず小児科などで相談することをおすすめします。
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