アウトドアグッズは、高機能・多機能なものや、コンパクトに納まるもの、軽量化されているものがたくさんあります。
育児中の、特に乳幼児連れで、持ち歩くものが多くて、いつも荷物がパンパンという方の普段の子育てに役立つグッズがきっとあります。
最近はデザイン性が高いものも増えているので、アウトドアに興味がなくても、使ってみたくなるような便利なグッズが見つかるかもしれません。
目次
アウトドアグッズが普段の子育てに使えることに気付いた!
筆者は、子どもが生まれる前はシーズンになるとよく登山に出かけていて、山小屋に連泊して北アルプスを縦走したこともあります。
子どもが生まれてからはもっぱら家族で行けるキャンプを楽しむようになりました。
そんな我が家には一口にアウトドアグッズといっても、登山用品もキャンプ用品も混ざっているのですが、これらのアウトドアグッズが普段の子育てにも役立っていることに気付きました。
我が家は7歳息子、6歳娘のいるアウトドア好きファミリーですが、我が家でこれまでに普段の子育てに役立ったアウトドアグッズを紹介します。
登山用品
登山用品は、過酷な状況で使用されることが多いため、耐寒性、防水性、防湿性などに特化しており、かつ軽量・コンパクトを追求した高性能なものがたくさんあります。
高性能な分、多少お値段が張りますが、耐久性が高く、キャンプや日常の生活に流用でき長く使えるものも多くあります。
登山用品は、軽量・コンパクトを実現するために必要最低限の機能に特化し、快適さを犠牲にしている場合もあります。
キャンプ用品
キャンプ用品は、野外での使用に耐えうる耐久性を備えています。
野外でも快適に過ごせるように工夫されており、機能性と快適性を兼ね備えたものが多くあります。
キャンプ用品は必需品だけでなく、楽しく快適に過ごすためのグッズも多いと感じます。
近頃は、デザイン性が優れたものも多く、日常でも使いたくなるようなおしゃれなものもたくさんあります。
マザーズバッグに入れておくと便利なもの
小さな子どもとのお出かけに欠かせないマザーズバッグ。
授乳グッズやおむつに着替え、おやつやおもちゃなど、たくさんの荷物を抱えて、いつも荷物はパンパン。
少しでも荷物は減らしたいし、バッグの中身がぐちゃぐちゃになることを避けたいですよね。
そんなお悩みを軽減できそうな、普段の持ち歩きに使えるアウトドアグッズをご紹介します。
スタッフバッグ
子どもが小さいうちは、いろんなものを持ち歩いていました。
大きなマザーズバッグのなかでそれらはごちゃごちゃになり、必要なときにサッと取り出すことができない状況。
どうにかしたいと思っていたときに存在を思い出して使い始めたのが登山のときに使っていたスタッフバッグ。
スタッフバッグとは、物を小分けにして入れるための軽量のバッグで、ギュッと絞ってコンパクトに収めることができます。
防水性があり、いろんなサイズがあり、暗い山のなかでも見分けられるようにカラフルなものが多いのも特徴です。
かさばるオムツや、濡れた衣類を収納したり、バッグ内のごちゃごちゃを防ぐのにとても役立ちました。
カラビナ
子どもと一緒にお出かけすると、咄嗟に判断して、サッと行動したいときがザラにあります。
そんなときにバッグの中をガサゴソ探したり、子どもを抱っこしたままバッグの中を手探りするのは大変です。
使用頻度が高いものや見失いがちなものは、バッグにカラビナをつけて引っかけておくと便利です。
車や自転車の鍵、子どものおもちゃ、ティッシュケースなどいろんなものを引っかけてジャラジャラさせていました。
ナルゲンボトル
ナルゲンボトルとは、登山者でも愛用している方が多い高機能プラスチックの容器です。
冷凍にも熱湯にも耐えることができ、気密性が高くて漏れ知らず。
ちょっと落としたりぶつけたりしたくらいでは割れない丈夫さ、蓋がくっついていて、なくす心配がないという育児で使える要素が満載です。
元々は化学用品として開発されたそうで、一般的にプラスチックに使われている有害物質が含まれていない点も安心です。
我が家では飲み物や細々したおやつを入れて持ち歩いていました。
速乾タオル
※筆者撮影写真
軽くてコンパクトになる速乾タオルはさまざまなサイズがありますが、我が家ではハンカチサイズの小さいものとバスタオルサイズの大きいものを愛用してきました。
ハンカチサイズのタイプはカラビナでバッグに付けられるもので、使いたいときにサッと広げられ、すぐに乾くし、しまうときはクシャクシャでも大丈夫なので気楽に使えます。
バスタオルサイズのものはサイズは大きいけど、ものすごくコンパクトに収まります。
旅行にも役立ちますが、夏場はとりあえず持っておくと、予想外の水遊びや、エアコン効きすぎ施設での羽織としても役立ちます。
いつもよりちょっと長い外出で役立つもの
週末や家族のお休みの日には、普段のお出かけよりももう少し足を伸ばして車で外出することもありますよね。
小さな子どもはたくさん動きまわりたいけど、まだ体力がないので、すぐに疲れてぐずってしまうことも。
子どものストレスも大人のストレスも減らしてくれる、遠出の際にあると便利なアウトドアグッズをご紹介します。
キャリーワゴン
※筆者撮影写真
キャリーワゴンとは、キャンプ用品など大型で重量のあるものをまとめて運ぶためのワゴンのことで、主に野外で使用されます。
キャンプでなくとも、車でお出かけの際にキャリーワゴンを乗せておくと、荷物の運搬だけでなく、子どもの運搬にも役に立ちます。
子どもがチョロチョロと動きまわって心配なときや、子どもが疲れてぐずり出したときにキャリーワゴンに乗せて運んであげると、遊園地の乗り物的な楽しさがあるようで、おとなしく乗っていてくれます。
アウトドアブランドの抱っこ紐
アウトドアブランドから抱っこ紐が出ています。
さすがはアウトドアブランドの商品!と唸りたくなる軽さと収納時のコンパクトさで、持ち歩き用の抱っこ紐としてとても便利です。
歩くのが上手になってきて常に抱っこ紐はいらないけれど、まだまだ長時間歩くのは疲れちゃう、くらいの頃にアウトドアブランドの軽量でコンパクトな抱っこ紐をバッグに忍ばせておくと役立ちます。
我が家は兄妹の年が近いため、妹がまだ歩けず、ずっと抱っこ紐の時期に、歩けるようになった兄も疲れてぐずることがよくありました。
そんなときは、バッグに忍ばせておいた抱っこ紐を夫に装着してもらい、兄を抱っこしてもらっていました。
旅行先でもとても役立ちました。
我が家ではモンベルのものを愛用していましたが、最近はノースフェイスからも発売されているようです。
家で使えるもの
アウトドアグッズというと野外で使用するものと思われがちですが、外出時だけでなく、家のなかでも役立ちそうなものがあります。
アウトドアグッズは壊れにくいものや、コンパクトに収納できるものが多いので、子どもに使わせたり、収納の少ない住まいで使うという点においても、使い勝手がいいです。
アウトドア用の食器
離乳食に始まり、小さな子どもの食事は何かと気を使うものです。
食器もその一つ。
アウトドア用の食器はプラスチックや木製、アルミ製など割れない素材というのはもちろんこと、抗菌性の高いものや、汚れに強く洗いやすいものなども多くあります。
割れる素材の食器を使えるようになるまでの一時的な面もあり、我が家ではアウトドア用の食器を流用していました。
子どものお友達が遊びに来たときにも重宝します。
アウトドアチェアー
子どもの誕生会やクリスマス会などを催して、親戚やお友達を招くことはありませんか?
そんなときはアウトドアチェアーが役に立ちます。
我が家は狭いマンション住まいなので、余分な椅子の用意がありません。
椅子が足りないときは、アウトドアチェアーの脚をよく拭いて、家の中でも利用しています。
寝袋
近頃は、マンション住まいで居住スペースが狭かったり、押し入れがない物件が増えていることもあり、お客様用の布団を常備していないご家庭も多いのではないでしょうか?
我が家の子どもは、しょっちゅうお友達や親戚の家に泊まりたがるのですが、ご家庭に余分な布団がなかったり、わざわざ布団を出してもらうのが申し訳なかったりします。
そんなときには寝袋持参でお泊まりさせてもらっています。
お互いに気が楽になるので助かっています。
レインウェア
我が家の子どもが通っている保育園は駐車場がないこともあり、自転車で送り迎えをしています。
保育園まで距離があることもあり、子どもが小さいうちは歩かせることができず、雨の日も自転車で送迎していました。
そんなときはアウトドア用のレインウェアを着て自転車を漕いでいました。
アウトドア用のレインウェアは防水・防湿に優れ、高性能なので、辛い雨の日の自転車送迎も乗り切ることができました。
アウトドアグッズは普段の子育てにも使える!
こうしてあらためて考えてみると、もともとはアウトドアで使うことを目的として買ったものが、普段の生活でも何かと役に立っていると感じます。
我が家の場合は、すでにアウトドアグッズが家にあったので、それを普段の子育てや生活に応用しましたが、今家にこれらのグッズがなくても、子どもが大きくなったときに、一緒にアウトドアを楽しむことを見越して、あえてアウトドアグッズを選ぶというのもありかなと思いました。
普段の子育てに役立つアウトドアグッズのご紹介が、読んでいただいた方の何かの参考になるとうれしいです。
ママライタープロフィール
小2の息子、年長の娘を持つママライター。(※原稿執筆時)
ズボラな性格も相まってライフハックが大好きです。
食べることも好きで、簡単でおいしいレシピを集めています。
キャンプや野外フェスなど、アウトドア活動を好みます。デジタルイラスト練習中。