秋冬になると、公園や道端に松ぼっくりが落ちているのをよく見かけますよね。
子どもと一緒に拾った松ぼっくりを使って、何か工作したいと考えているママも多いのではないでしょうか?
この記事では、松ぼっくりの工作前にやっておきたい下処理の方法や、工作アイデア8選をご紹介します。
アクセサリーやおもちゃ、季節の飾りなど簡単に作れるものも多いので、ぜひ子どもと一緒に作ってみてくださいね。
松ぼっくりの下処理方法
外から拾ってきた松ぼっくりには、土やゴミなどの汚れはもちろん、虫が付いていたり虫が卵を産みつけていたりすることも……。
松ぼっくりの工作を始める前には、忘れずに下処理をしましょう。
簡単にできる下処理の方法を4つご紹介します。
煮沸
- 松ぼっくりを水洗いする
- 熱湯で約5分茹でる(松ぼっくりのかさが閉じるまで)
- 風通しの良い場所で約2~3日しっかり乾かす
煮沸消毒すると松ぼっくりのかさは一時的に閉じますが、乾くと再び開きます。
しっかり乾かさないと松ぼっくりのなかにカビが生えてしまうので注意しましょう。
茹でる際は松の色が濃く出たり、松ヤニがお湯に溶け出たりするので、捨てても良い鍋を使用するのがおすすめ。
松特有の匂いがするので、匂いが苦手な方はしっかり換気しながらおこなってくださいね。
冷凍
- 松ぼっくりを水洗いし、しっかりと水気を切る
- ジッパー付き袋などの密閉袋に入れ、冷凍庫で1週間程度冷凍する
- 風通しの良い場所でしっかり乾かす
松ぼっくりをしっかり凍らせて、なかにいる虫を処理する方法です。
あまり手間をかけずに下処理できるので、冷凍庫に余裕のあるときに試してみると良いかもしれませんね。
冷凍する時間はかかりますが、虫を見ずに下処理できるので、虫が苦手な方にもおすすめですよ。
電子レンジ
- 松ぼっくりを水洗いする
- 電子レンジ対応の袋や紙袋に入れ、600Wで約1分(松ぼっくり10個程度の場合)加熱する
- 粗熱が取れてから、風通しの良い場所でしっかり乾かす
電子レンジで下処理する方法は、短時間で簡単にできるのがポイント。
加熱時間は松ぼっくり1個に対し、600Wで約5~10秒が目安です。
松ぼっくりは加熱すると松特有の匂いがするので、電子レンジ使用後は電子レンジのドアを開けてしっかり換気しましょう。
加熱し過ぎると焦げたり爆発したりする場合があるため注意してくださいね。
お酢
- 松ぼっくりを水洗いする
- バケツに水(約4リットル)を入れ、お酢(約100CC)を加える
- 2に松ぼっくりを入れて30分~1時間程度放置する
- まつぼっくりを水洗いし、水気を切ってしっかり乾かす
お酢の殺菌作用で下処理する方法です。
松ぼっくりが浮き上がってしまう場合は、重しなどを乗せて酢水に浸かるようにしましょう。
お酢の匂いが残らないよう、しっかり水洗いしてくださいね。
松ぼっくりを使った工作アイデア
松ぼっくりを使った工作アイデアを8つご紹介します。
ネックレス
- 【使うもの】
- 松ぼっくり 一つ
- 毛糸やタコ糸 約1メートル
- ストロー(好みの色)
- ハサミ
- 【事前準備】
- ストローを細かく切っておく
- 【作り方】
- 松ぼっくりを毛糸に結ぶ(松ぼっくりが中心になるように)
- 毛糸にストローを通し、毛糸の端と端を結んで完成
ストローは事前に親が切っておくか、子どもが自分で切れるなら自由に切ってもOK。
子どもが一人で毛糸にストローを通すのが難しい場合は一緒におこないましょう。
カラフルなストローを使う、一色のみにする、太さを変えるなど、ストローでネックレスの雰囲気が変わりますよ。
毛糸を短くしてストラップにしてもかわいいですね。
ハリネズミ
- 【使うもの】
- 松ぼっくり
- 紙粘土
- 絵の具(黒)
- 筆
- ボンド
- 新聞紙、ビニール
- 【作り方】
- 紙粘土でハリネズミの顔と足を作る(下にビニールを敷く)
- 1の顔が乾いたら絵の具で目と鼻を描く
- 紙粘土で作った顔と足にボンドを付けて松ぼっくりに付けて完成
松ぼっくりのかさをハリネズミの体に見立てた工作です。
ハリネズミの顔や足は、松ぼっくりの大きさに合わせて作りましょう。
ピンク色の色鉛筆でほっぺを描いてもステキになります。
大きさの違う松ぼっくりで親子ハリネズミを作ってもかわいいですね。
けん玉
- 【使うもの】
- 松ぼっくり(小さめ)
- 紙コップ 3つ
- トイレットペーパーの芯
- タコ糸 70cm
- セロハンテープ
- ハサミ
- 【作り方】
- 松ぼっくりの底部分にタコ糸を結ぶ
- 紙コップ2つの底面を合わせ、セロテープを貼る
- もう一つの紙コップの底部分を切り取り、底の左右をカーブを描くように切り取る
- 2の中心に3のカーブした部分をセロテープで貼る
- トイレットペーパーの芯の上部に6等分の切り込みを入れて開く
- 5の開いた部分を4の持ち手になる部分にセロテープで付ける
- けん玉の本体に好みの飾り付けをして完成
作り方の工程数が多いため、1から6までは親が作り、子どもには自由に装飾をしてもらってもOK。
画用紙や折り紙で作った葉っぱを貼る、ペンなどで自由に絵を描く、シールを貼るなど、好みに飾り付けしてみてくださいね。
普通のけん玉よりも簡単なので、小さい子でも楽しめますよ。
お花
- 【使うもの】
- 松ぼっくり
- ヤットコ
- ニッパー
- 絵の具
- 【作り方】
- 松ぼっくりの花に残したい部分のうえから、ヤットコで房を1周分剥ぐ
- 1の剥いだ中心部分をニッパーで切り取り、中心部分を整える
- 好きな色の絵の具で塗る
松ぼっくりを使ってかわいらしいお花が作れます。
作り方1と2のヤットコやニッパーを使う作業は、力がいるので親がおこないましょう。
好きな色の絵の具で塗るほか、ビーズなどをボンドで付けて装飾してもステキですよ。
人形
- 【使うもの】
- 松ぼっくり
- どんぐり
- 木の枝
- 枯れ葉(好みで)
- グルーガン
- ハサミ
- 小さい木製の台座
- 【作り方】
- 松ぼっくりの上部にグルーガンでどんぐり(人形の顔)を付ける
- 松ぼっくりの房の間にグルーガンで木の枝(人形の手足)を付ける
- グルーガンで木製の台座に2の足を付けて立たせる
松ぼっくりを体に見立てた人形です。
木の枝の付け方でさまざまなポーズが作れますよ。
枯れ葉を使って人形の洋服や小物などを表現してもステキですね。
枯れ葉を使う際は、時間が経ってもパリパリにならない葉っぱを選んでみてください。
オーナメント
- 【使うもの】
- 松ぼっくり
- 持ち手用のリボン(細め)
- 飾り用のリボン
- ハサミ
- グルーガン
- 【事前準備】
- 持ち手用のリボンは輪っかにしてグルーガンでとめる
- 飾り用のリボンはリボンの形に結ぶ
- 【作り方】
- 松ぼっくりに持ち手や飾りのリボンをグルーガンで付けて完成
松ぼっくりを使ったハロウィンやクリスマスなどの飾りにぴったりのオーナメント。
リボンの色を赤色や緑色、金色などにすればクリスマス飾りに、オレンジや黒、紫色などを使えばハロウィン飾りになります。
ドライフラワーや小さな実などを一緒に飾り付けてもかわいいですよ。
ガーランド
- 【使うもの】
- 松ぼっくり 10個程度
- 麻紐 1~2メートル
- 【作り方】
- 松ぼっくりの下部に麻紐を巻き付ける
- 約10~15センチの間隔を空けながら1を繰り返して完成
松ぼっくりと麻紐だけで作れるガーランドです。
リボンや好みの小物などを付けたり、色を付けた松ぼっくりを使ったりと、自由にアレンジして作ってみてくださいね。
簡単リース
- 【使うもの】
- 松ぼっくり 30個程度
- 針金ハンガー
- 丸カン
- ペンチ
- グルーガン
- 【作り方】
- 針金ハンガーの持ち手部分をペンチで切り、円形にする
- 松ぼっくりの頭に、グルーガンで丸カンを付ける
- 1に2を通して完成
針金ハンガーの持ち手部分を切る作業は危ないので親がおこないましょう。
完成したリースに、リボンや小物で自由に装飾するとステキな飾りになりますよ。
手作りのリースを飾れば、ハロウィンやクリスマスなどのイベントがより楽しめそうですね。
まとめ
松ぼっくりを使ったおすすめの工作アイデアをご紹介しました。
外に落ちている松ぼっくりを使って工作する際は、しっかり下処理してゴミや虫などを取り除いてから使用しましょう。
難しいところや危ない作業は親がおこないながら、子どもと一緒に松ぼっくりの工作を楽しんでくださいね。