幼児期の収穫体験は、食生活への理解を深めるか?

収穫体験サムネ

子どもの収穫体験にどのようなイメージをお持ちですか?

我が家では親が好きなこともあり、物心つく前から子どもを収穫体験に連れて行っていました。

自然のなかで遊ぶことを楽しみながら、収穫体験を通じて食育につながれば、という想いもありました。

我が家の収穫体験エピソードをご紹介します。

収穫体験1

収穫体験2
マンガ:サダイチ

収穫と食べるがつながらない

子どもたちが「収穫」を体験することで、採れたての食べ物のおいしさを感じたり、植物や食べ物に興味が出てきたり、育ててくれる農家さんに感謝の気持ちが芽生えたりするといいなという想いもありました。

私たち大人は都会暮らしで、これまでに得てきた食に関する知識もあるので、自然や食べ物に対するありがたみや、採れたてのおいしさをしっかりと感じることができます。

ですが、それを幼い子どもにも感じてもらいたいというのはちょっと高望みだったようです。

4歳くらいまでは、畑で収穫したものと、調理されてお皿にのって出てくる食べ物が、結びついていない様子でした。

食べ物を育てることで理解が進む

我が家でよく行く収穫体験は、誰かが育ててくれたものを収穫するという体験であり、自分で時間をかけて育てたものを収穫するものではありません。

育ててから収穫するという農業体験であれば、もう少し理解が進みやすいかもしれません。

息子が小学生になり、授業でミニトマトやミニ大根を育てたことで、食べ物を育て、収穫したものを食べるという流れが腑に落ちたようです。

自分で水やりをして、生長を観察し、収穫したものを、誰かが食べて喜んでくれる体験は、いろんな要素が詰まった素晴らしい授業ですね。

まずは収穫を楽しもう

幼いうちに収穫体験に連れていっても、食育にはつながらずあまり意味がないか?というと、決してそんなことはありません。

収穫を遊びとして楽しむだけで、実は十分なのです。

自然のなかで過ごすことが良いというのは誰もが実感していますが、土に触れることで健康面に良い影響があることがわかってきました。

自然のなかで土に触れることで、皮膚や腸内細菌の多様性が高まるという研究結果が出ています。

参考:森の自然を取り込んだ園庭が園児の免疫を改善か、フィンランド自然資源研究所

また、年齢が上がりいろんな知識や体験が身についていけば、これまでの経験の点と点がつながって、グッと理解が深まり、食育にもつながっていくことでしょう。

たくさんのメリットがある収穫体験、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか?

ママライタープロフィール

ryo

小3の息子、小1の娘を持つママライター。(※原稿執筆時)
ズボラな性格も相まってライフハックが大好きです。
食べることも好きで、簡単でおいしいレシピを集めています。
キャンプや野外フェスなど、アウトドア活動を好みます。デジタルイラスト練習中。


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