ニューボーンフォトを知っていますか?
まだ生まれたばかりの赤ちゃんの時期に撮る記念写真です。
新生児期の限られた期間だけに撮影できるニューボーンフォトの特徴や注意点を、次男の誕生の際、自宅でニューボーンフォトを出張撮影してもらった体験を交えてご紹介します。
ニューボーンフォトとは?
ニューボーンフォトとは、
生後2~3週間頃の新生児の記念写真を撮影すること
引用:コトバンク
です。
長男の出産時にはその存在すら知らなかったので、次男のときにはぜひ撮りたいと思っていました。
いつ撮るの?
ベストタイミングは産院を退院してすぐの生後7−14日と言われています。
私は退院して2日後の生後8日目に自宅で撮影しました。
1日1日変化する新生児の「今」を残すことが出来るのがニューボーンフォトのいいところです。
第二子として産まれた次男。
この先、兄弟で撮る写真は増えていっても、次男だけを主役にした写真は撮る機会が少なくなる様な気がしていました。
そこでニューボンフォトは、長男が幼稚園に行っている間に、次男だけで撮影できる時間を作りました。
どこで撮るの?
産後1ヵ月は外出を控えたいので、自宅にプロのカメラマンに来てもらう、出張撮影が主流です。
スタジオ撮影を受け付けているところもありますが、なるべく自宅や帰省先などママと赤ちゃんの負担のない場所が安心です。
どのような写真を撮るの?
赤ちゃんの小ささややわらかさがわかる写真を中心に撮ります。
まだほとんど寝てばかりの時期なので、赤ちゃんは眠った状態で撮影します。
私は、赤ちゃんの小ささが比較してわかるように、手持ちのぬいぐるみと一緒に撮影してもらいました。
小さな手足のパーツのソロ写真や、ママの手と一緒に撮るのも素敵です。
ニューボーンフォトの注意点
生まれたての赤ちゃんの写真を撮るニューボーンフォト。
ママと赤ちゃんが安心して撮影するための注意点をお伝えします。
業者選定|専門の勉強をしているか
ニューボーンフォトを撮るカメラマンやコーディネーターは、カメラの知識だけではなく新生児の扱いも専門の勉強をしている方かを確認しましょう。
業者のホームページの参考写真を見て、自分の撮りたい写真の雰囲気と合うところを探すと良いでしょう。
赤ちゃんとママの体調最優先
赤ちゃんだけでなく、産後のママの体調も不安定な時期です。
機会を逃したくない気持ちは十分にわかりますが、少しでも不安がある場合はキャンセルも検討しましょう。
また、赤ちゃんがほおずえをついた写真をよく見かけますが、新生児が一人で取れるポーズではなく、実際は大人の手で赤ちゃんの頭をつかんで支え、撮影したあとに画像処理をしています。
赤ちゃんのポーズの取らせ方や補助の仕方が難しく、専門の知識を持って撮影する必要があるスタイルです。
私は子どもに負担になるポーズを取らせることに抵抗があったので、なるべく自然なポーズを撮影してもらいました。
ニューボーンフォト撮影の予約をしよう
※筆者提供画像
ニューボーンフォトの撮影予約は、赤ちゃんが産まれる前におこないます。
業者と密な連携を
予定日ぴったりに産まれるとは限らないので、撮影業者とは密に連絡を取り合いましょう。
出産後にどのような流れで撮影日を確定するか、撮影日の変更が可能かなど前もって確認することが大切です。
キャンセルについて確認する
赤ちゃんやママの体調次第で、撮影が難しいことも多いので、キャンセルの取り扱いはしっかり確認しましょう。
キャンセルの場合は、お宮参りや1歳記念の写真撮影に振り返られるスタジオもある様です。
体験談|ニューボーンフォトの撮影当日の流れ
無事迎えた撮影当日。
どのような流れでニューボーンフォトを撮影したかの体験をお伝えします。
撮影環境の準備
撮影予定の1ヵ月ほど前に、電話での打ち合わせをおこないました。
出産の経過や退院予定日について、自宅での撮影場所や家族も一緒に撮影するかなど、細かなヒヤリングがありました。
そして当日、両手いっぱいに荷物を抱えて、カメラマン・アシスタント・コーディネーターの3人のスタッフが自宅に到着しました。
手慣れた様子で自宅の一室がフォトスタジオに変身しました。
おくるみに包んで
※筆者撮影画像
母乳をたっぷり飲ませてオムツ一枚になった息子を、コーディネーターがおくるみで包んでいきます。
おくるみで包むのはママのお腹のなかにいた時のポーズを再現できるので赤ちゃんが落ち着くから。
小さな息子がキュキュっとおくるみに包まれてより小さく見えます。
すやすや眠る赤ちゃん
スマートフォンから流れるリラックスミュージック、額をくるくる撫でたり、優しくトントンしたり、ゆったりと流れる雰囲気のなかであっという間にすやすや寝入る息子!
毎日寝かしつけに来てほしい!と切望してしまうくらいに簡単に赤ちゃんを眠らせるコーディネーターのプロの技に感動しました。
プロの手による特別な写真
※筆者撮影画像
息子の体調に気を使いつつ、お馴染みのポーズや希望の小物と一緒に、数種類の写真を撮っていきます。
一緒に撮る小物の色に合わせて背景の布の色やポーズを変えたりしながら順調に撮影は進み、トラブルなくニューボンフォト撮影は完了しました。
終始、和やかな雰囲気だったニューボーンフォト撮影会。
静かでゆったりした時間の流れが、産後の疲れた心と体を癒してくれました。
最高の思い出になりました
※筆者撮影画像
できあがった写真は、お祝いのお礼にカードとして同封したり、フォトフレームに入れて今でも部屋に飾っています。
どんどん大きくなる息子もこんなに儚く小さかった頃があったんだな……と写真を見るたびにしみじみ思い出します。
息子本人も飾ってある写真を見て、こんなに小さかったんだね!とうれしそうに話します。
タイミングがなかなか難しいニューボーンフォトですが、新生児の小さな我が子の貴重な一瞬を写真に残すことができて最高の思い出になりました。
ママライタープロフィール
小1・3歳の男の子兄弟を子育て中のママライター。(※原稿執筆時)
一級建築士資格を有し、物件探しと間取図鑑賞が趣味。
安全な部屋作りや防災に敏感。
長男が野球にハマり、一緒にキャッチボールをするように。
人生で初めてグローブをつけました。(+背中の筋肉痛に苦しんでます)