さくらんぼは、甘酸っぱくていくつでも食べられると人気の果物の一つです。
おいしいさくらんぼを自分でもぎ取って、採れたてを味わえるさくらんぼ狩りは昨今人気のアクティビティ。
さくらんぼ狩りの魅力や出かけるのに適した時期、料金の目安や持ち物、服装のポイントなどを詳しく紹介します。
さくらんぼ狩りとは?魅力や時期は?
さくらんぼ狩りとはどのようなアクティビティなのか、人気の理由や魅力、ベストシーズンはいつなのか、料金の目安までを紹介します。
さくらんぼ狩りとは?人気の理由や魅力
さくらんぼ狩りとは、さくらんぼを栽培する農園で収穫体験をするアクティビティです。
数ある果物のなかでも、さくらんぼの旬の時期はとても短いため、特別感があります。
高級な果物でもあるので、普段はなかなかたくさん食べられないですよね。
さくらんぼ狩りができる農園のなかには、人気の高級品種の食べ放題や持ち帰りができるところもあります。
新鮮でおいしいさくらんぼを直接もぎ取って、採れたてをお腹いっぱい食べられるのもさくらんぼ狩りの魅力です。
また、食べ頃を迎えたさくらんぼは、雨が当たっただけで実が割れてしまうほどデリケートな果物です。
そのため、多くのさくらんぼ農園ではビニールハウスや屋根を設けて、さくらんぼが濡れないよう工夫しています。
つまり、さくらんぼ狩りは雨に濡れることを気にせず楽しめる魅力もあります。
天候を気にせず予定を立てられることも、さくらんぼ狩りの人気の理由かもしれませんね。
さくらんぼ狩りができる時期はいつ?ベストシーズンは?
さくらんぼは、花が満開になってから15~20日で実ができはじめ、40~50日経つと色づき始めます。
実が真っ赤に色づいたら収穫時期です。
さくらんぼの収穫期はおおむね5月下旬~7月下旬ですが、品種や地域によってベストシーズンが異なります。
さくらんぼの王様と呼ばれており、宝石のような高級さくらんぼ「佐藤錦」は6月中旬~7月初旬が旬です。
全国のさくらんぼの生産量の7割を占めている山形県では、露地栽培の場合は6月から、ハウス栽培の場合は5月から収穫が楽しめます。
さくらんぼ狩りができる場所としては、山梨県や北海道も定番です。
ベストシーズンは地域や年ごとの気候によっても影響するので、出かけたい場所に確認してみると良いでしょう。
さくらんぼ狩りの料金目安
さくらんぼ狩りの料金は、大人(中学生以上)は2,000円前後、小学生は1,000円前後、小学生未満は500円前後か無料が大体の目安です。
ただし、露地物かハウス栽培か、地域、内容によっても違います。
また、時間無制限で好きなだけ楽しめるプラン、10種類のさくらんぼの食べ比べができるプラン、お土産付きのプランなどさまざまなプランがあり、その内容で料金も異なるのでよく確認しましょう。
さくらんぼ狩りをメインイベントにしたバスツアーも開催されているので、都合や好みに合わせて選んでくださいね。
さくらんぼ狩りのコツや選び方
さくらんぼ狩りのコツやおいしいさくらんぼの選び方などを紹介します。
おいしいさくらんぼの選び方
果皮にツヤと張りがあってみずみずしく、実が大きいもの、果皮が全体的に濃い赤に染まっているものが新鮮でおいしいさくらんぼです。
ただし、「紅さやか」などの品種は、完熟になると黒っぽく見えます。
鮮度の良さは軸の色でも見分けられ、軸が緑色をしているものは鮮度が良い証拠です。
変色しているもの、実がやわらかいもの、軸が茶色いものは鮮度が落ちています。
傷がついているさくらんぼも選ばないようにしましょう。
さくらんぼ狩りのコツ
同じ品種でも日がどれくらい当たっているかで熟し方と甘さが違ってくるので、さまざまな木のさくらんぼを食べ比べしてみましょう。
さくらんぼは日当たりが良い木の上のほうから熟して糖度が増していくので、手が届くなるべく高い外側から採るのがおすすめです。
また、さくらんぼを採る際は、軸ごと上に持ち上げてから、実をつまんでくるりと回し、果実だけを取るのがコツです。
さくらんぼの茎の根元に花芽がついており、花芽を取ると翌年に実をつけなくなってしまうので、花芽は取らないよう注意しましょう。
さくらんぼは何歳から?子連れの注意点
さくらんぼを食べられるのは離乳食初期の生後5~6ヵ月からです。
食べさせる際に種を取り除く必要があり、丸ごと食べさせると喉に詰まる可能性があるので、3歳頃までは細かくカットして与えます。
4~5歳頃には、さくらんぼの種を上手に口から吐き出せるようになります。
種を自分で口から出せるようになったか確認したうえで、さくらんぼ狩りに出かけると良いでしょう。
また、さくらんぼはお腹を下しやすいので、あまり大量に食べないよう量を調節するのも大切です。
さくらんぼ農園にはトイレがない場合もあるので、出かける前にトイレを済ませておくと良いですよ。
さくらんぼ狩りの持ち物や服装の注意点
さくらんぼ狩りに出かけるときに持っていくと便利な持ち物やどのような服装が望ましいかなど、出かける前に知っておきたいポイントを紹介します。
さくらんぼ狩りに必要な持ち物は?
さくらんぼの果汁で手や口が汚れたときのために、ウェットティッシュの持参がおすすめです。
お土産のさくらんぼの持ち帰り用には、ビニール袋やクーラーボックスを持っていくと安心です。
また、さくらんぼをたくさん食べていると喉が渇くので、喉を潤すお茶や水などの水分も持っていきましょう。
気候や条件によっては炎天下でさくらんぼ狩りをする場合もあります。
日焼け止めや虫除けなども持参しましょう。
子どもには使い捨ての紙のエプロンやタオル、汗をかいたとき用に着替えなども用意しておくと良いです。
さくらんぼ狩りに適した服装とは?
さくらんぼ狩りに行くときは動きやすくカジュアルで、ある程度汚れても気にならない服装を選びましょう。
地面は土なので汚れやすく、脚立の上に乗ってさくらんぼを採ることもあるので、スカートは避けるのが無難です。
また、靴もヒールのあるサンダルなどではなくスニーカーなどが良いでしょう。
まとめ:旬の季節を逃さず楽しんで
さくらんぼは、初夏から楽しめますが、旬の時期がとても短い果物です。
とてもデリケートな果物なので天候の影響を受けやすく、生育状況は農園によっても年によっても違います。
あらかじめお目当ての農園でさくらんぼの生育状況を確かめておき、旬の時期を逃さないよう調べてからお出かけましょう。
家族でさくらんぼ狩りをして楽しいひとときを過ごせますように!