【飴は何歳から?】飴玉や棒つきキャンディーの目安時期と注意点

【飴は何歳から?】飴玉や棒つきキャンディーの目安時期と注意点

飴は何歳から食べさせても大丈夫なのでしょうか。

子どもを連れていると、ちょっとしたおまけにと飴をもらうことがあります。

カラフルでかわいらしい飴玉は子どもの心を惹くものですが、親の立場ではいつから食べさせても大丈夫なのか不安になることはありませんか?

七五三で千歳飴をもらう際にも食べさせていいか悩む方も多いかもしれません。

飴玉や棒付きキャンディーなどの飴が何歳から食べられるかの目安や注意点を紹介します。

飴は何歳からOK?目安時期と注意点

飴は何歳からOK?目安時期と注意点

甘い飴は虫歯の原因になったり喉に詰まらせたりするリスクがある食品です。

飴を食べさせても大丈夫な時期は個人差がありますが、目安となる時期を紹介します。

飴の注意点

飴は子どもにとって窒息事故の原因になりうる食べ物です。

子どもの気管は大人と比べて小さく、咳をする力も弱いため、気管のほうに入りかけたものを咳によって押し戻す咳反射が上手にできません。

丸くてつるんとした形の飴は、子どもが食べている最中に口の中から喉のほうに滑らせてしまい、喉に詰まる恐れがあります。

また飴は砂糖を主原料としており、砂糖を大量に摂取すると虫歯になるリスクが高まる傾向です。

乳歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、乳歯が虫歯になってしまった場合は、その後に生える永久歯も虫歯になるリスクが高まるので注意が必要です。

飴は口の中に長くとどまっているので、乳歯が生えてくる時期の子どもに与えることはおすすめできません。

飴玉は何歳からOK?

前述したように、飴玉は窒息事故の原因につながる可能性があるので、赤ちゃんや離乳食時期の子どもにあげてはいけません。

棒がついた飴よりも飴玉は丸飲みしてしまいやすいため、与える目安は6歳頃からと考えると良いでしょう。

市販の咳止めでも、のど飴やトローチが売られていますが、対象年齢は5歳からと明記されていることが多いです。

のど飴やトローチを与える場合は、パッケージに書かれている表記をしっかり確認しましょう。

子どもにのど飴を与える場合は、1歳以上が対象年齢になっている水あめタイプを選ぶほうが望ましいです。

棒つきキャンディーは何歳からOK?

スティックキャンディーや棒つきキャンディーなどは、丸い飴よりは喉に詰まるリスクは少ないと考えられており、丸い飴より早く子どもに与える方が多いようです。

しかし、わざわざ早くあげる必要はありません。

虫歯のリスクをなるべく少なくする意味で、乳歯が生えそろう3歳頃を目安にすると良いでしょう。

棒つきキャンディーを歩きながら食べると、つまずいたときや転んだときに棒が喉に刺さる危険性があります。

食べるときは座って、大人が近くにいて必ず見守ってあげましょう。

また、棒つきキャンディーを普通に食べているときでも、棒から外れた飴が喉に入り込む可能性があることにも注意しましょう。

七五三で千歳飴をもらう場合も、長い飴は同様のリスクがあります。

座って食べる、大人が見守るなど、同じように充分に注意してくださいね。

飴を食べるときの注意ポイント

飴を食べるときの注意ポイント

子どもが飴を食べるときに親が気を配りたいポイントを紹介します。

適切な飴のなめ方・食べ方を教える

子どもには、適切な飴のなめ方や食べ方を教えることが大切です。

飴を食べるときは、すぐに飲み込まず、噛まずになめることも伝えましょう。

口の中に一つずつ入れ、たくさん入れないようにすることも大切です。

口の中にたくさん飴を入れてしまうと、間違えて飲み込む可能性が高まります。

また、砂糖の摂りすぎを防ぐため、1日に食べる数もあまり多くならないように注意しましょう。

座ってなめる

飴は座って落ち着いた状態で食べさせるようにしましょう。

何かをしながら飴をなめていると、飴を食べることに気持ちが集中できず、間違えて飲み込む可能性が高まってしまいます。

飴を食べさせるときは他のことをさせず、飴をなめることに集中できるよう配慮しましょう。

食べたあとに口をゆすいで歯磨き

乳歯は永久歯よりも歯が弱いので、虫歯になりやすく、一度虫歯になってしまうと早く進行します。

飴を食べると、歯の表面が酸にさらされる時間が長くなるので、虫歯になりやすいです。

飴を食べたあとは口をゆすぎ、口の中をきれいにしましょう。

また、水を飲ませたり、無糖のお茶などを飲ませたりして糖分を洗い流すことも効果的です。

可能なら、しっかりと歯磨きをするなど、虫歯防止対策をおこないましょう。

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飴を子どもが飲み込んだときの対処法

飴を子どもが飲み込んだときの対処法

もしも、子どもが飴を飲み込んで喉に詰まらせてしまった場合、どのようにすれば良いのか対処法を紹介します。

応急処置を覚えておこう

子どもが飴を飲み込んで喉に詰まらせて窒息の症状が見られる場合、すぐに救急車を呼びましょう。

救急車が来るまでに、自宅でできる対処法は3つあります。

背部叩打法は乳児を対象としておこなわれることが多く、背中を叩いて吐き出させる方法です。

乳児をうつぶせにして背中より頭の位置を低くしたうえ顎を抱えて支え、背中を叩きます。

背部叩打法変法は、乳児よりも大きい子どもを対象としておこなう方法です。

背中より頭が低い位置に来るようにして、子どものお腹を立てた膝の上に乗せて背中を叩きます。

ハイムリック法は、子どもを背中側から抱きかかえて、みぞおちの下を圧迫して飴を吐き出させる方法です。

飴を飲み込んでしまったら……

飴を飲み込んでしまったとしても、体内でゆっくり溶けてなくなっていきます。

喉に引っかかった感じがあるなら、温かいものを飲んで様子を見ましょう。

子どもの様子を見ていて、救急車を呼ぶべきか、対処法がわからないなど心配な場合は、救急安心センター事業#7119や、子ども医療でんわ相談#8000などに尋ねてみることがおすすめです。

#7119は対象地域が限られていますが、#8000は全国対応しており、居住地の都道府県の相談窓口に自動転送されます。

また、医者に相談するのもおすすめです。

まとめ:飴は子どもがなめ方や危険性を理解してからがおすすめ

飴は人からもらう機会が多く、色がきれいなので子どもが食べたがる場合も多いでしょう。

しかし、窒息の危険性や虫歯になるリスクなどを考えると、あまり小さい子どもには与えないほうが望ましいです。

子どもに飴のなめ方や危険性を教えて、食べるときは集中して食べられるよう環境や状況を整え、安全に食べさせてあげましょう。

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