クセがなく調理方法も幅広いキャベツは、日々の食卓で大活躍してくれる定番野菜の一つです。
でも、キャベツの適切な保存方法を、意外と知らないママ・パパも多いのでは?
そこで今回は、キャベツの具体的な保存方法や日持ち期間の目安を詳しく紹介します。
キャベツの正しい扱い方を知って、日常のご飯作りに役立ててくださいね。
キャベツの特徴や魅力、種類を紹介
そもそもキャベツとは、どのような野菜なのでしょうか?
まずはキャベツの特徴や魅力を具体的に紹介します。
キャベツの特徴や魅力
キャベツはヨーロッパを原産地とする、アブラナ科の葉野菜です。
みずみずしい緑色の葉が重なり合い、大きな球体のような形をしているのが特徴です。
生食でも加熱調理してもおいしく食べられるキャベツは、通年を通して市場に出回っているため、多くの家庭にとって親しみのある野菜です。
また、キャベツには下記の栄養分が豊富に含まれています。
- ビタミンC
- ビタミンU
- ビタミンK
- 食物繊維
- カリウム
カロリーも低く、求めやすい価格帯であるキャベツは、日々の食卓に上手に摂り入れることで、私たちの美容や健康をサポートしてくれる野菜です。
調理方法のアレンジ幅も広いので、ぜひ積極的に活用していきたいですね。
キャベツの種類
キャベツの種類は、収穫時期ごとに分けて大きく3種類に分類できます。
種類によって味や食感も異なるので、それぞれの特徴を具体的に見ていきましょう。
- 春キャベツ
【収穫時期】3月〜初夏
【特徴】葉がやわらかく、水分量と甘みが多い
【おすすめの調理方法】サラダや炒め物
- 夏秋キャベツ
【収穫時期】7〜10月
【特徴】葉は鮮やかな緑色でやわらかく、水分量と甘みが多い
【おすすめの調理方法】生食
- 冬キャベツ(寒玉キャベツ)
【収穫時期】11〜3月
【特徴】葉は肉厚で白みがあり、巻きがしっかりしている
【おすすめの調理方法】煮込み料理
キャベツの日持ちはどれくらい?賞味期限の目安を紹介
キャベツは比較的日持ちする葉野菜ですが、賞味期限の目安は保存方法によって異なります。
こちらでは、キャベツの保存期間目安を、保存方法ごとに詳しく紹介します。
【常温】で丸ごと保存の場合
「キャベツを丸ごと一玉収穫した」「知人から穫れたてのキャベツをもらった」という場合、キャベツが冷蔵庫に入らず保存方法に困ることもあるでしょう。
その場合、キャベツをそのまま常温保存しても問題ありません。
ただし、高原植物であるキャベツは寒冷な環境を好む野菜です。
常温保存する場合も、ベランダや玄関など、できるだけ寒い環境を選ぶのがベターといえます。
冷蔵庫以外の冷暗所でキャベツを丸ごと常温保存する場合、日持ちの目安は3〜4日ほどです。
冬場であれば、1週間程度を賞味期限として見ておくといいでしょう。
【冷蔵庫】で一玉丸ごと保存の場合
キャベツを丸ごと一玉冷蔵庫で保存する場合、賞味期限目安は2週間~1ヵ月ほどと覚えておきましょう。
ただし、具体的な日持ち期間は、適切な保存方法をしているか否かによって異なります。
長く日持ちさせるコツは、キャベツの芯を取り除いておくこと。
詳細はこの後解説しますが、適切な処置をしてから冷蔵庫に入れることで、キャベツをより長期保存しやすくなります。
【冷蔵庫】で1/2・1/4玉の場合
1/2 、または1/4程度にカットされたキャベツを冷蔵保存する場合の賞味期限は、1週間〜10日ほどを目安にしてください。
ただし、カットされたキャベツは切り口から水分が蒸発し、風味が損なわれやすい状態です。
おいしく長く保存するためにも、1/2程度にカットされたキャベツは、ビニール袋、またはポリ袋などに入れてから冷蔵保存しましょう。
そうすることで、キャベツをより長期間保存しやすくなります。
【冷蔵庫】千切り・カット野菜の場合
自宅で千切りしたキャベツ、またはカット野菜として販売されている市販の千切りキャベツを冷蔵保存する場合、賞味期限目安は1〜2日ほどです。
千切りやざく切りにしたキャベツは、冷蔵保存しても傷みやすく、あまり日持ちしません。
そのため、なるべく早いうちに食べ切るようにしましょう。
もし「葉が変色している」「ベチャベチャになっている」という場合は、すでにキャベツが傷んでいる可能性があるため、食すのは控えた方が無難です。
【冷凍庫】茹でたり千切りしたりした場合
茹でたり千切りにしたりしたキャベツを冷凍保存する場合、賞味期限は1ヵ月ほどを目安にすると良いでしょう。
冷凍保存したキャベツは生食には不向きですが、炒め物や煮物など、加熱調理すればおいしく食べられます。
冷蔵保存していたキャベツが傷みそうな場合は、できるだけ早い段階で冷凍保存に切り替えましょう。
そうすることで、キャベツを無駄にすることなく、最後までおいしく食べ切ることができますよ。
キャベツを日持ちさせるおすすめの保存方法
キャベツの保存は、ちょっとした工夫を凝らしてから適切な保存方法を選ぶことで、日持ち期間をより長くできます。
次はキャベツを日持ちさせるための、具体的な3つの保存方法のコツを詳しく紹介します。
キャベツ丸ごとの場合の保存方法
キャベツをそのまま丸ごと保存する場合、芯がついたままだと葉の栄養が芯に奪われ、日を追うごとに新鮮さが損なわれてしまいます。
そのため、キャベツを一玉、丸ごと保存する場合は、下記の手順を参考にしてください。
- キャベツは洗わずに、芯の部分だけ包丁でくり抜く
- 芯をくり抜いた場所に、水でじゅうぶんに濡らしたキッチンペーパーなどを詰める
- キャベツ全体を新聞紙でくるむ
- ビニール袋、またはポリ袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
キャベツの芯の部分に詰めたキッチンペーパーは2日を目安に取り替えると、キャベツがより日持ちしやすくなりますよ。
1/2・1/4玉の場合の保存方法
1/2・1/4玉サイズにカットされたキャベツは、切断面が空気に触れることが原因で、水分が抜けやすい状態になっています。
そのため、新鮮さを維持させるためにも、1/2・1/4玉サイズのキャベツは、下記のような保存方法を取るといいでしょう。
- 包丁で芯を切り落とす
- 切断面は水分を含ませたキッチンペーパーなどで覆う
- キャベツをビニール袋、ポリ袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
ただし、切ったキャベツはそのまま丸ごと保存する場合よりも傷みやすいため、なるべく早く使い切りましょう。
カットした場合の保存方法
千切り、またはざく切りにカットしたキャベツは傷みの進行が早いため、冷蔵よりも冷凍保存するのがおすすめです。
具体的には、下記の保存方法を参考にしてください。
- カットしたキャベツを塩もみする
- キャベツがしんなりしてきたら、水で洗い流す
- キッチンペーパーなどを使って、キャベツの水分をしっかり切る
- フリーザーバッグなどに入れ、冷凍庫で保存する
フリーザーバッグに入れる際は、キャベツを極力平らにし、袋の空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。
まとめ:常備菜や作り置きでも
身近な存在であるキャベツは、離乳食、幼児食、常備菜や作り置きといった日常の食事など、さまざまなシーンで活躍してくれる野菜です。
日持ちさせるための正しい保存方法を知っておくことで、キャベツのおいしさを一層堪能しやすくなり、食材をムダにする機会も減るでしょう。
今回ご紹介した内容も参考にして、ぜひキャベツを上手に活用してくださいね。
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