サイズが大きく洗いにくい毛布。
どうやって洗濯しようか、困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クリーニングにお願いするとなると、持っていくのが大変だし、気軽に頼める金額ではありません。
自宅で気軽に洗えれば、毎日清潔な毛布で眠ることができますよね。
今回は家で毛布を洗濯する方法をご紹介します。
毛布を洗濯する理由や回数の目安
毛布を使うような寒い日は、汗をかくイメージがありません。
洗わなければならないほど、そもそも毛布は汚れるものなのでしょうか?
今回は、毛布がどのぐらい汚れるものなのか、洗濯の頻度はどのぐらいがいいのかをご紹介します。
毛布はどのくらい汚れるの?
毛布といえば、一番気になるのがダニ。
ダニは温度や湿度を快適に保ってくれる毛布が大好きです。
繁殖してしまうとアレルギーを引き起こすことがあるので、こまめに駆除が必要です。
冬でも人間は汗をかくので、毛布には汗や皮脂、フケやホコリなど、ダニが好んで食べるものがたくさん付いてしまいます。
そのままにしておくと、ダニの繁殖だけでなく、カビやシミの原因になったり、嫌な臭いがしてきたりします。
気持ちよく使い続けるためには、洗濯をする方が良さそうです。
毛布を洗濯する頻度は?
では、どのぐらいの頻度で洗濯するのがいいのでしょうか。
意外に汚れがついているので、できれば1ヵ月に1回、最低でも1シーズンに1回は洗濯し、清潔な状態で使用するようにしましょう。
ただし、水で丸洗いし、物干しで自然乾燥するだけではダニの処理ができません。
ハウスダストを防止し、アレルギー症状が出ないようにするため、定期的なダニ対策も必要になります。
毛布はおうちで洗濯できる?
毛布は種類によって、家で洗えるものと洗えないものがあります。
家で洗える毛布にはどのようなものがあるのでしょうか?
また、洗濯機で洗える毛布は、どのぐらいの大きさや重さなのでしょうか?
目安をご紹介します。
おうちで洗える毛布の見極め方
洗うのが難しそうな毛布ですが、ほとんどの毛布は家で洗濯できます。
タグの洗濯表示を確認してみましょう。
水洗い不可のマークがついていなければ、家で洗濯が可能です。
家で洗濯する場合は、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使って、たっぷりの水でやさしく洗っていきます。
水洗い不可のマークがついているものは、家で洗うと色落ちしたり、縮んでしまうこともあるので、クリーニング店に持っていくようにしてください。
毛布は何キロの洗濯機で洗える?
基本的には洗濯機に入れてみて、余裕があるようなら洗えます。
よくわからない場合は、毛布を持って体重計に乗ってみてください。
表示された重さから自分の体重を引くことで毛布の重さを計算し、自宅の洗濯機で対応できるか判断していきましょう。
洗える毛布の目安を紹介します。
洗濯容量7kgの洗濯機……厚手の毛布(2枚仕立て)シングルサイズ1枚
洗濯容量8kg以上の洗濯機……厚手の毛布(2枚仕立て)ダブルサイズ1枚
洗濯機に入らない場合は、コインランドリーで洗濯するか、お風呂場などで手洗いするようにしてくださいね。
毛布を洗濯機で洗濯する方法とポイント
では、毛布を家庭用洗濯機で洗濯するとき、どのようにすればいいのでしょうか?
ここからは毛布を家で洗濯する場合の方法とポイントを6つに分けて、順を追って紹介します。
(1)洗濯前に埃を取り、汚れを確認する
洗濯機でキレイにするためには、事前の準備が大切です。
まずは毛布全体の大きなホコリを取り除きましょう。
物干し竿に毛布をかけて、パンパンと叩けば簡単です。
大きなゴミを落とすことができたら、次は目立つ汚れを探します。
汚れの部分には洗剤を少量つけ、歯ブラシなどで予洗いします。
ガンコな汚れの場合、洗剤を染み込ませて5分置いてから歯ブラシなどで軽く叩くのが効果的。
油汚れの場合は、お湯を使って洗えばキレイになります。
(2)屏風畳みした毛布を洗濯ネットに
予洗いができたら、次は洗濯機に毛布を入れます。
毛布は大きな洗濯ネットに入れてから洗濯機に入れるようにしましょう。
ネットに入れずに洗濯すると洗濯槽に引っかかって生地が痛んだり、重みで洗濯機が回らず故障してしまったりする危険性があります。
大きいサイズの洗濯ネットは100円ショップでも売っているので、洗濯の際は準備するようにしてください。
ネットに入れるときは毛布を山折り谷折りを繰り返して小さくまとめ、洗濯機に入るサイズにしてから入れるようにしましょう。
(3)毛布の洗濯洗剤のおすすめは?
毛布の洗濯にはおしゃれ着用洗剤(中性や弱酸性)と柔軟剤を併用するのがおすすめです。
おしゃれ着用洗剤は弱水流でも汚れが落ちるように開発された洗剤なので、毛布の洗濯にぴったりです。
液体洗剤で漂白剤・蛍光剤なしのものを選ぶようにしてください。
柔軟剤は、毛玉の発生を抑えてくれたり静電気を防止したりするので、毛布の洗濯には効果的。
使用感がアップし、長持ちさせることができます。
(4)毛布コースで洗う
洗濯機に毛布を入れたら、毛布専用コースで洗いましょう。
毛布専用コースがない場合は、ドライコースや手洗いコース、弱水流コースなどのおしゃれに適したコースを選ぶようにしてください。
お急ぎコースや通常コースでは水の量が足りず、十分にすすぎができないことがあるので選ばないようにしましょう。
縦型洗濯機の場合は、汚れの酷い部分は洗濯槽の底部分に向けて入れると、汚れが落ちやすくなります。
(5)干すか乾燥機で乾燥させる
洗濯タグをみて、タンブラー乾燥が禁止されている場合は物干し竿に干しましょう。
その際、日向干しか陰干しのどちらが適しているのかを確認するようにしてください。
できれば2本の物干し竿を使用し、毛布がM字になるように干すと風通しが良くなり、早く乾せます。
ただし秋冬は気温が低く日照時間も短いため、なかなか乾かないことも。
生乾きのままの時間が長くなると雑菌が繁殖し、嫌な臭いの原因にもなります。
タンブラー乾燥ができる毛布の場合、コインランドリーの乾燥機を使用する方がいいでしょう。
(6)ダニ対策のポイント
ダニは熱に弱く、50度以上の環境で死滅します。
コインランドリーの衣類乾燥機であれば80度以上の温度があるので、ダニ対策には効果的です。
自宅で対策する場合は布団乾燥機を使用し、50度以上の熱風を30分以上あてましょう。
その後、ダニの死骸や糞を掃除機で吸い込めばOKです。
ただし、毛布の天日干しだけではダニ対策になりません。
ダニが日光があたらない毛布の裏側に逃げてしまうので残念ながら意味がないのです。
まとめ:毛布を適切に洗濯しよう
毛布を洗濯機で洗うときは、予洗いをしてからネットに入れ、おしゃれ着用洗剤を使ってやさしく洗うようにしましょう。
布団乾燥機や掃除機などを使用して定期的なダニ対策もすればより安心です。
自宅での洗濯が難しければ、コインランドリーを利用したり、クリーニング店を利用したりする回数を増やすことも検討してくださいね。
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