「秋の夜長」の意味とは?時期はいつ?親子で楽しむ夜時間の過ごし方

和室と和傘

テレビや雑誌などで「秋の夜長」という言葉を見聞きすることはあるものの、どのような意味なのか疑問に感じたことはありませんか?

言葉自体は知っていても、なぜ秋の夜長なのか、いつからいつまでの時期を指すのかなども気になりますよね。

そこでこの記事では、秋の夜長の意味や時期、どのような使い方をするのかなどを解説します。

また秋の夜長ならではのおすすめの過ごし方もご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

\ 子どもの成長に合わせてお部屋を探したい /

住まいの紹介サービスチャットとは

「秋の夜長」の意味

和風の照明

秋の夜長とは、秋から冬にかけて少しずつ夜の時間が長くなっていくことを意味します。

そもそも夜長は「夜が長いこと」や「だんだん暗くなる時間が早くなり、夜が長く感じられること」です。

夏至を過ぎて季節が秋に進むにつれて日が沈む時間も早くなり、その分夜が長くなったと感じるようになりますよね。

このことを秋の夜長といいます。

ちなみに昼の時間が長くなる春は「春の日永(日長)」、夜が短い夏は「夏の短夜(みじかよ)」、昼間が短い冬を「冬の短日(たんじつ)」と表現する言葉があります。

「秋の夜長」時期はいつ?

夜の時間が長くなるといっても、日が出ている時間が最も長い夏至は毎年6月の下旬頃。

夏至を過ぎたら徐々に日が短くなってくるはずなのに、なぜ「秋の夜長」なのでしょうか。

また具体的にいつからいつまでを指すのかも気になりますよね。

実は日の入りが最も遅くなるのは、夏至を過ぎた7月初旬頃です。

そこから日の入り時刻は少しずつ早まり、秋分を過ぎると急速に早まるため、夜が長くなってきたと感じる時期がちょうど秋と重なります。

一方、暦のうえでは立秋から立冬までが秋とされており、現在の暦だと8月8日頃から11月7日頃までのことを指します。

とはいえ8月はまだまだ暑い日が続いているため、この時期を「秋」と呼ぶには違和感がありますよね。

そのため、急速に日の入り時間が変化し始める秋分(9月23日頃)から立冬(11月7日頃)までを秋の夜長とするのが自然なのではないでしょうか。

秋分の日について以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

「秋の夜長」の使い方

秋の夜の月

「秋の夜長」は季節の変化を感じられる言葉です。

言葉の意味や時期もわかったので、さまざまな場面で使ってみましょう。

俳句

秋の夜長の「夜長」は、秋を表現する季語として俳句に使われています。

夜長を使った有名な俳句には、例えば夏目漱石の「開けたかと思う夜長の月明かり」があります。

これは「夜が明けたのかな?と勘違いしてしまうほど秋の夜長の月明かりは明るい」との意味です。

夜長が使われているだけで、自然と秋の夜の風景を思い浮かべられますよね。

挨拶文

ビジネスやプライベートで手紙を書く際、書き出しの挨拶文に使うこともあります。

ビジネスであれば「夜長の候」として10月全般に使えます。

プライベートの場合は少しカジュアルな文面にして「秋の夜長の時季となりました」などと書いてもいいでしょう。

手紙を書く機会ができた場合は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

日常会話

日常会話でも「秋の夜長」を使えます。

日常会話では主に「夜が長くなった」「夜は過ごしやすい涼しさになった」との意味で使われます。

「秋の夜長はたくさん本を読んで過ごしたい」「虫の声が聞こえるようになって、秋の夜長を感じる」など、子どもや友達との会話で使ってみましょう。

秋の夜長におすすめの過ごし方

バスグッズ

秋の夜長は、読書やリラックスタイム、ときにはお出かけをして過ごすなど、ゆっくりと夜を楽しむ過ごし方がたくさんあります。

本を読む

暑さがやわらぎ、エアコンをつけなくても快適に過ごせる秋の夜長は、読書にぴったりな時期です。

これまで読めていなかった本を読んだり、落ち着いて読みたい本を新たに買ってみたりしてはいかがでしょうか。

本を読むのが苦手な場合は、漫画や雑誌でもいいですね。

少し窓を開けて虫の声を聞きながら、子どもと一緒に絵本を読むのもおすすめです。

以下の記事ではママライターが子どもと読みたい絵本を厳選してご紹介。ぜひご覧ください。

ゆっくりお風呂に入る

暑い夏はサッとシャワーで済ませる方も多いのではないでしょうか。

秋になると少しずつ気温も下がってくるため、ゆっくり湯船につかって1日の疲れを癒しましょう。

好きな入浴剤やバスボムを入れる、アロマキャンドルを焚くなど楽しみ方は自由です。

一人で入れるときはリラックスして贅沢気分を味わう、子どもと入るときは楽しめる方法でなど、状況に応じたバスタイムを楽しんでみては?

映画・ドラマ鑑賞をする

録り貯めておいたテレビ番組や映画、VOD、レンタルDVDなどを家族みんなでのんびり見るのもいいですね。

スマートフォンをテレビにつなぎ、YouTubeを大画面で見るのも楽しいですよ。

映画館のナイトショーを見に行く、近くでドライブインシアターが開催される場合はドライブがてら見に行くなども特別感があります。

星を見に行く

秋になると空気が澄んでくるため、夜空がきれいに見えるようになります。

天体観測といえば湿度が低い冬のイメージがあるかもしれませんが、冬ほど気温が下がらない秋なら気軽に見に行けます。

天文台のなかには天体観測会を実施しているところもあるので、チェックしてみましょう。

わざわざ出かけなくても、自宅の窓やベランダから見るのもいいですね。

軽い運動をする

スポーツの秋にちなみ、体を動かすのはいかがでしょうか。

ウォーキング、ヨガ、ストレッチなどの軽い運動はリラックス効果も期待できます。

夏は夜でも気温が下がりづらく、冬は寒くなってしまいますが、秋なら夜に気持ちよく外で活動できます。

家のなかでも、YouTubeで動画を見ながら家族でストレッチするのもおすすめです。

夜景を見に行く

空気が澄んでくる秋は、天体観測だけでなく夜景観賞にも向いています。

夜景がきれいに見えるスポットはもちろん、近年増えている紅葉をライトアップするイベントに足を運ぶのも楽しそうですね。

たとえ近所でも、子どもからすると夜のお出かけは特別です。

休みの前の日など、たまには夜更かしにならない程度に夜遊びするのもいいのではないでしょうか。

まとめ

秋の夜長とは、秋になり夜が長く感じられるようになることを意味します。

暦のうえではまだ夏真っ盛りの時期も秋となりますが、実際には秋分から立冬にかけての時期を指すのが自然と考えられます。

秋は夜の時間が長くなるだけでなく、空気が澄んで過ごしやすい気候となる季節です。

夏の間はなかなかできなかったことに取り組んでみるのもいいですね。

今回ご紹介したおすすめの過ごし方を参考に、秋の夜長を家族で楽しみましょう。

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、LINEやチャットでお部屋探しのご相談を24時間受け付けております。

ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

\ 子どもの成長に合わせてお部屋を探したい /

住まいの紹介サービスチャットとは


住まいの紹介サービスチャットページ