アイドルや俳優、アニメキャラクターなど、好きなものをとことん応援する”推し活”。
2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされ、広く知られるようになった言葉ですが、”推し”に夢中になっている方に対して「話が合わない」「近寄りがたい」とマイナスのイメージを持っている方もいるかもしれません。
私はこれまで実際に”推し活”をしている方に会ったことがなく、なんとなく近寄りがたいのかなと思っていました。
しかし、実際に会った”推し”にハマる友人は想像とは少し違う雰囲気で……。


マンガ:サダイチ
アイドル好きから韓国語マスターへ…凄まじい推し活の力
年齢を重ねるごとに、新しく物事を始めるのが億劫になります。
かくいう私も、「時間がないし、お金もかかる」「記憶力も落ちているし、目がかすんで読みづらい」などと理由をつけて、始めていないことがたくさんあります。
その前に現れたのが、韓流アイドルを熱烈に推しまくるママ友たち。
彼女たちに共通しているのは、自分に制限を設けず、推しのためにできることは何でも努力するパワー。
そして、自分だけで楽しむのではなく、仲間と一緒に楽しみたいというオープンな姿勢でした。
「もっと推しに近づきたい」「推しのことを知りたい」という気持ちから、家では韓国語のテレビしか見ていないという話には驚きました。
また、アプリで韓国語を勉強し、テレビドラマで韓国語を聞き続けた結果、韓国語の日常会話ならできるようになったと聞き、「英語を勉強したいけど、もう新しい言葉なんて覚えられない」「忙しいから勉強する時間なんてない」と考えていた自分を振り返りました。
あるミュージシャンを好きになり、お小遣いを貯めてCDを買い、夜中から並んでコンサートチケットを取った……今思えば、高校生の頃の私も”推し活”に励む一人だったなと……。
昔の話ではなく、現在進行形で青春し続けているママ友たちを、とても羨ましく感じました。
実は家族にもメリットが!主婦の推し活
「家で韓国語のテレビしか見ない」という話を聞き、リビングに貼られたアイドルの切り抜きやポスターを見たとき、私の頭に浮かんだのは「家族は嫌がらないのか」という疑問でした。
推し活中の友人たちの答えは「夫は、夢中になっているのを知っていて認めてくれている」「子どもも喜んで曲を一緒に聴いている」というものでした。
「まぁ、半分呆れられてるんだけどね」と苦笑しながらも、家族関係は良好なようです。
40代は子どもが思春期や受験期を迎え、自身も更年期に差しかかる時期。
子どもへの心配事が増え、つい口を出したくなりますが、推しに夢中になっているため、子どもへの関心を分散することができ、良い意味で子どもに構いすぎなくなったと言います。
また、母親が毎日を楽しんでいる姿そのものが、家庭を明るくしているように感じました。
何より、韓国ドラマでリスニングをし、アプリで単語を覚え、日常会話ができるようになるという韓国語学習法は、「好きこそものの上手なれ」を体現していて、生きる教材のようにも思えます。
好きなもの、楽しいものを見つけて毎日を輝かせよう
「子どもには、夢中になれるものを見つけてほしい」と願う方は多くいます。
一方で、自分のことはあと回しになってしまい、いつの間にか好きなものを制限している方もいるのではないでしょうか。
40代以降のライフステージは、子どもが進学や就職で親元を離れたり、親の介護が始まったりして大きく変化していきます。
好きなものや楽しいと感じることが身近にあれば、大変なことがあっても前を向くパワーになるのではないかと、キラキラと輝くママ友たちの姿を見て思いました。
ママライタープロフィール

15歳と18歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。

































