毎日の送迎タイム|終わって気付く愛おしさ

子ども送迎サムネ

毎日繰り返される園への送迎。

「早くご飯食べて」「トイレ行った?」「忘れ物ない?」「早く歩くよ」……

朝夕の慌ただしい時間、ついガミガミ言ってしまいますよね。

渦中にいると永遠に続くように感じてしまう、保育園や幼稚園への送り迎えの時間も、子どもの成長につれ変化します。

子ども送迎マンガ1
子ども送迎マンガ2

保育園・幼稚園時代の送迎

子どもの準備は親が整えて、園や園バスのバス停までの送り迎えが当たり前の保育園・幼稚園時代。

荷物の用意をして身支度、靴を履かせてさあ出発!……というときに「おしっこ!」なんてことも日常茶飯事でした。

連れていかれるだけの乳児の頃から成長し3、4歳になると、落ちているドンクリを拾ったり、道ゆく車を眺めたり、突然走り出したり……目に見えるすべてのものが気になる幼児を無事に園へ送り届けるだけでも一苦労です。

母の頭のなかは、行きの時間は「登園時間に間に合うか」「これからの仕事の段取り」、帰りの時間は「夕ご飯作りやその後のスケジュール」。

子どもの興味関心に付き合ってあげる余裕はありませんでした。

小学生になって気がつくこと

この春、息子が小学校に入学しました。

入学式から数日は、学校からの要請もあり教室まで一緒に登校。

その後送迎は、教室までが靴箱までになり、靴箱までが校門までになり、ついに一人で玄関から出発するようになりました。

もちろん身支度や学校の準備も自分で整えます。

送迎に私の出番はなくなりとても楽になった反面、少しだけ寂しくもなります。

一人で登校する息子の後ろ姿を見ながら思い出すのは、保育園・幼稚園時代の送迎時の楽しい記憶です。

朝、「先生に見せるんだ」とどんぐりを大事にポケットにしまう姿。

今日あったうれしかったこと楽しかったことをおしゃべりしながら帰った帰り道。

道端のたんぽぽをつんでプレゼントしてくれたり。

傘の開閉がいつの間にか出来るようになっていることに気がついたのも送迎のときでした。

余裕の無い日々のなかで時間通りに安全に園へ送り届けるのは大変です。

でもその一瞬が、子どもの成長を感じられる貴重な親子の時間だったんだなと、今となっては大変懐かしく思い出します。

今、子どもの送迎に疲弊している方にお伝えしたいのは、子どもの成長はあっという間で、手の届く場所で成長を感じられる期間は限りがあることです。

息子とゆっくり手を繋いでおしゃべりしながら歩く機会はもうほとんどなくなりました。

たまには夜ご飯が遅くなっても、寝るのが遅くなっても、ゆっくりおしゃべりしながらお家までの時間を楽しんでみませんか??

ママライタープロフィール

mayumi_profile
mayumi

小1・3歳の男の子兄弟を子育て中のママライター。(※原稿執筆時)
一級建築士資格を有し、物件探しと間取図鑑賞が趣味。
安全な部屋作りや防災に敏感。
長男が野球にハマり、一緒にキャッチボールをするように。
人生で初めてグローブをつけました。(+背中の筋肉痛に苦しんでます)


住まいの紹介サービスチャットページ